鯛の鯛 難波店 4月【大阪市 難波】

日曜日の夜は表記の超繁盛海鮮居酒屋を久しぶりに訪問。5時のオープンに入店したけど一気に満席となるのにびっくり。三宮と梅田にもお店があるけどこちらの難波店が旗艦店。

こちらのお店のマストメニューのお造り盛り合わせ590円(写真は2人前)を最初に注文。高級魚を盛り合わせた店長盛りなるものもある。どちらにしてもコスパ抜群。。

天然のハマチ、ヒラメ、鯖のきずし、熟成した天然鯛に熟成カンパチなど6種類の豪華盛り合わせ。切り身も大きくて食べ応え満点。

続いては天然鯛のあら炊き。天然ならではの美味しさ。。。

旬のタケノコの醤油焼き。。

水槽で活かしている生ダコの足をレアに揚げたもの。。この商品もマストメニューなり。。お酒が進みまくる。。。

天ぷらも剛毅な揚げ方でとてもいい感じ。海老150円、兵庫県坂越の牡蠣299円、アボガド99円、半熟卵299円、巨大な桜えびのかき揚げ499円など

白ミル貝の刺身は独特の海の香り満載。。こういった高級魚をカジュアルに低価格で食せるのがこの店の魅力。

最後はいくらがてんこ盛りになった卵かけご飯。いくらとご飯の間には刺身がたくさん入る豪勢なもの。途中で出汁をかけていただくという趣向もとてもいい。

たくさん揃った高級日本酒も安くいただけることができるとても使いやすいお店です。ゴールデンウイークも営業されておられます。

過去の鯛の鯛 難波店はこちら

大阪市中央区難波4-7-14 難波フロントビルB1
06-6630-7714

鯛之鯛 難波店海鮮・魚介 / 大阪難波駅心斎橋駅なんば駅(大阪メトロ)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 難波 居酒屋

富小路 やま岸

伏見稲荷参拝のあと京都市内にある表記の店を1年ぶりに訪問。京都では指折りの人気店。築100年以上の京都らしい民家を改装した1軒家。

お店は細い路地を通って靴を脱いで入店するスタイル。カウンターに1列に並んだ9人の客が18時に一斉スタート。。

飾り気の少ないシンプルな茶室のような店内には落ち着いた幽けき音楽が流れる。カウンターの中には若いお弟子さんが6名。今年の6月には二条に、8月には香港に新規出店されるとのこと。

シャンペンと麦焼酎をいただいている間に筍の形の器の座付登場。いつもながら演出が素晴らしい。

蓋を開けると筍と鯛白子の飯蒸し登場。筍はひたすら柔らかくてねっとりとした食感の白子は甘くてコク深い。

2品目は骨切りをしてレアに火入れされた穴子を梅肉で和えたもの。うるいと半生のバチコが添えられる。穴子はふんわりと柔らかで脂もしっかりのっていてとてもよく考えられた料理である。

シンプルに潔く盛り込まれたお造りは明石産の真鯛。。脂が乗りまくってかなり美味しい
お醤油と煎り酒で供される。煎り酒でいただくと繊細な桜鯛の味わいがよくわかる。

京都のブランドの物集産の筍。糠湯がきなしで水茹でしたものを醤油をつけて炭火で焼き上げる。。外連のないどこでもありそうな仕事なんだけど筍が美味しくてかなり上質なものとなっている。

湯葉真薯と蛤、春野菜の沢煮椀。。蛤からのエキスがしっかりと昆布出汁と相まってとても膨よかな味わい。。

和歌山産のケンケン鰹。 裏の調理場で藁で皮目を炙ってすぐに供される。私は苦手なのでスキップする。

鰹の代わりに青森県の大間産の紫雲丹を出していただく。気遣いに感謝。。

八寸は大きな皿に合わせて盛り込まれる。まずはプレゼンテーション。長い竹串に刺された薇の黄身酢掛け、百合根の唐墨鋳込み、花丸胡瓜、鯛の卵、車海老、サーモン手鞠寿司、ふわふわに焼き込まれた鰻八幡巻き、蛍烏賊、独活など。

桜の葉の塩漬けに包まれたものは蓮根餅に蕗味噌をかけたものと細魚寿司。小鉢にはタイラギ貝の胡麻和えが入る。

別の大皿には剣先烏賊と山葵菜の和え物が盛り込まれる。まさに曲水の宴を模した盛り込みである。

プレゼンテーションのあとは銘々に盛り付けて供される。

走りの花山椒と路地物の天然木の芽のプレゼンテーション。春の香気がムンムンと押し寄せる。

カウンターで京都産の牛肉をだし汁でのしゃぶしゃぶにして花山椒と木の芽をてんこ盛りに乗せて供される。

北海道産の雲丹登場。この日は淡路産の雲丹の入荷がなかったとのこと。

大量の雲丹をパリパリの海苔で手巻きにした通称「雲丹ドッグ」。客一人ひとりに笑顔とともに手渡される。

蕗の薹の白和えで口休め。独特の苦味が味蕾を刺激する。

旬の桜鱒の塩焼き。新鮮なのでレアに火入れしていますとのこと。皮目はパリパリ身はふわふわ。

食事は一文字に盛られた煮えばなから。

2膳目は唐墨をおろしたものと一緒にいただく。

食事のあとは自家製のやわやわの桜餅と抹茶でフィニッシュ。会計は一人3.5諭吉。。

食事の前に散策をした錦市場は外国人だらけでびっくり。食べ歩きをしながらとても楽しそうでした。。

前回のやま岸さんはこちら

京都市中京区冨小路通六角下る骨屋之町560
050-5263-7655

富小路 やま岸日本料理 / 京都河原町駅烏丸駅京都市役所前駅

夜総合点★★★★ 4.0

和食 京都市

西天満 中村【大阪市 西天満】

西天満の表記のミシュラン和食店を友人と訪問。大阪地方裁判所の裏手あたり佐助の料亭の路地を入ったところに位置する。。

小柄な女性店主の中村明美さんが営むカウンター8席と個室テーブル席のある小体なお店。数寄屋造りの内装と聚楽の壁、カウンター正面の錫製のアートもとても趣味がいい。

中村さんは大阪の有名な割烹数点で修行。女性ならではの丁寧な仕事と大胆な盛り付けが特徴。この日は15000円のおまかせコースを所望する。

先付けは湯がきたての車海老とアスパラ、独活などの春野菜の胡麻白和え。。口いっぱいに温かい海老の甘みが広がる。

活鮮は肝ポン酢でいただく明石のアマテカレイ、こりこりの食感のハリイカ、赤貝に巨大な細魚の4種盛り。盛られている作家ものの器もセンスがとてもいい。

煮物椀は旬の鮎魚女(あいなめ)とヤワヤワの枝豆豆腐。透き通るような味わいのだし汁は薄羽蜉蝣の羽のような儚さ。喉から食道にストンと落ちる。鮎魚女の脂も相まって淡味ながら味わい深い。

鰈の塩麹漬けは日本酒にぴったり。最初は麦焼酎をいただいていたが石鎚の純米大吟醸を所望する

八寸は蓋物の中にホワイトアスパラの揚げ物、一寸豆でジャガイモのペーストを挟み込んだもの、アマゴを揚げたものに木の芽味噌を掛けたもの、厚焼き卵、ホタルイカと筍の和え物。酒粕クリームチーズが盛り込まれる。その横には桜の葉で覆われた筍の寿司と小鯛の手毬寿司が添えられる。

料理のほとんどを店主の中村氏がされるのでカウンターに出てくるのは刺身を切る時だけなのが少し残念。。

揚げ物は鱚と山芋の天ぷらとヤングコーンの代わり揚げ、菜の花の揚げ物が添えられる。あしらえの唐墨もとてもいい味わいで日本酒が進みまくる。

炊き合わせはレアに火入れされた大きな帆立貝柱と湯葉で生湯葉を包んで揚げたもの。青海苔の餡がたっぷりとかけられて供される。

締めはよく肥えたあさりご飯。。ひと釜づつ炊き上げるので残った分はおにぎりにして持ち帰りにしてくれる。

デセールはきな粉のアイスといちごのジェラート、福岡産の大きなブランド苺でフィニッシュ。店主の中村さん以外の女性スタッフも初々しくてとてもいい感じです。

大変美味しくいただきました。。。

過去の中村はこちら

北区西天満4-5-25
06-7506-8218
17:00~22:00
日祝休み

西天満 中村日本料理 / なにわ橋駅南森町駅大江橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 西天満 和食