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牛銀本店

松坂にある表記の店を友人と訪問。駅からタクシーで5分。住宅街にある大きな一軒家で立派な門構え。。仲居さんが恭しくお出迎え。昭和初期の旅館を改築したと言っておられた。

創業は明治35年で精肉店として開業。松坂の肉料理店は「和田金」と「牛銀」のツートップと言われる

お店の隣に「洋食屋牛銀」という姉妹店があり、こちらも松阪牛を使った料理ながら1000円から2000円前後のメニューが中心と、お手軽に利用できるレストランとなっている。

2階の個室に案内いただきまずはドリンクをいただく。アルコールはあまりこだわりがなくワイン等の種類も少なく廉価のものばかり。この日は最初にスッキリ目の赤ワインを所望。テーブルの真ん中には大きな炭が組まれている。

まずはヘレの網焼き15400円を所望。1枚5000円のヘレ肉にびっくり・・・

野菜と一緒に遠火でレアに焼き上げる。。

葱と大根おろしの入ったポン酢で一気にいただく。。とても柔らかくてシルキーな舌触り。。

続いては今店オリジナルの汐すき登場。肉のランクによって価格が変わるんだけどこの日は特選の松坂牛の熟成がちょうどできたところということでフラッグシップの17600円(税込・サービス料別)のものを所望する。(写真は2人前)部位は多分肩ロース。。

ワインはブルゴーニュのルイジャドの白をいただく。

すき焼きと違ってアルミの鍋を使用。厚切りの肉をさっと煎りつけて白醤油と白コショウをを振りかけてそのままいただく。初めていただくんだけどすき焼きと違って甘くなく、あっさりして肉の味がよくわかる。。

肉のエキスを鍋からこそぎ落として白醤油と水を足して野菜を煮込む。ポトフのようなスッキリした味わい。。

特産松阪牛は兵庫県但馬産の素牛を当該地域で900日以上(30ヶ月以上)かけて育てた松阪牛だけが名乗れる名称で長期肥育のもの。現在の松阪牛の中で特産松阪牛の占める割合は5%位らしい。もちろん雌のみ使用。

デパートなどで見かける松阪牛シールには『A5』や『A4』といった等級が記載されているが、特産松阪牛は『特産』と記載されているのみ。特産松阪牛の基準を満たすような個体なら、等級など関係ないという自信の表れと言っていた。

三重県松阪市魚町1丁目

 

牛銀本店すき焼き / 松阪駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

東海地区

コーヒーショップ マル屋【大阪市 岸里】

西成にある表記のコーヒーショップを久しぶりに訪問。こちらは関西を代表する異次元空間と言われ創業84年目の昭和初期そのまんまの喫茶店。

南海汐見橋線の無人駅の西天下茶屋駅から徒歩3分にある9割は閉まったまんまの銀座商店街の入り口付近にレンガタイル貼りの店が位置する。。

店の前にあるメニューが書かれた看板も七夕みたいで面白い。

年越しそばも年中販売。

経年劣化ですりガラス状になった店頭のショーケースには不明な容器パックが飾られる。

店内は年季の入ったソファー席が30席くらい。掃除は行き届いている感じだけど全体的に経年劣化によるセピア感が漂っていてとても素敵な感じ。本物の昭和を体現できる希少なお店。お店の中央には今は使われていない珈琲豆を挽く大きな機械が鎮座。

75歳くらいの小柄でちょび髭のマスターが一人で切り盛り。このマスターも2代目と聞き及ぶ。

テーブルの上に置かれている歴史資料のようなセロテープで補修されたくしゃくしゃのメニューがなんとも凄い。手書きで価格が修正されているんだけどほとんどのメニューが値下げされている。どうすればこんなメニューになるのかとても不思議。。

コーヒー160円・玉子丼250円・カキ氷イチゴ100円・トースト60円・チョコパフェ200円・ホットケーキ80円など・・・ドリンクはほぼ自動販売機プライス。最高金額はうどん定食の300円。軽食は天ぷらそば、カレー、さらに鍋焼きうどんまで多彩に展開。

この日はカレーライス250円を所望する。代金は前払い・・・多分食い逃げ防止のためと推察する。マスターが料理を作っている気配があったのでレトルトではないと確信。

しばらくしてカレーライスが着皿。卵の黄身がトッピング。醤油とソースが別に添えられる。ルーは手作りであることは一口いただくとわかる。どういうわけかパンチのある酸味が効いた味わいにびっくり。醤油をたっぷりかけていただくと少し収まる。。

食後のコーヒ−160円はかなり本格的で香りもとてもいい。食後は商店街を散歩して帰りました。。近くにコインパーキングあり。。

大阪市西成区千本北2-1-33
定休日:不明
営業時間:7:00~19:30

コーヒーショップ マル屋喫茶店 / 西天下茶屋駅岸里駅天下茶屋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 岸里 カフェ

旬天 伸【大阪市 谷町九丁目/上本町】

谷町9丁目駅徒歩3分にある表記の天ぷら天を訪問。以前は玉造の長屋をリノベーションしたところにあったんだけど2020年8月に移転。鮨原正の跡地の居抜きで営業。

カウンター8席をご主人1人で切り盛り。天ぷらを揚げながら目配りをしてお客様にもしっかりと接遇する姿勢に敬服。お任せコースは5000円とリーズナブル。。

先付けは甘く炊いたアラメといくら。お造りは旬の平目のサラダ仕立て。。カリッと揚げた車海老の脚が供される。

天ぷらの扉は定石の車海老。少し大きめで水分を完全に飛ばさず潤いを残してしなやかに揚げられる。個人的には好きな揚げ方でこればかり10本くらい続けていただきたくなる。

徳島産の蓮根はホクホク&シャキシャキで香りもいい。脂ののったふわふわの鱚とその骨煎餅。

ドリンクはドラピエのシャンパンと新政の亜麻猫を所望する。どちらも天ぷらの味を邪魔しないいいセレクション。

続いては苦味ほとばしる蕗の薹、鮎の稚魚の氷魚の湯がいたもの、レアに揚げられた三重産の蛤、甘く香ばしく揚げられた鳴門金時と続く。

続いて熱々の白子の天ぷらは新物のあおさ海苔の出汁とともにいただく。
しっかりと衣をつけて揚げられた泉州産の穴子は小ぶりながら風味と旨味がとても強い。

かなり太い佐賀産のアスパラガスは鮮烈な青い香りがなんとも言えない。齧るとジュースがほとばしる。舞茸は天ぷらにすると旨味倍増。追加で蕾菜と公魚。どちらも春を感じさせる味わい。。

締めは天丼や天茶などから好きなものをチョイス。店主おすすめの半熟卵黄の天ぷらに北海道産の雲丹をてんこ盛りにしたもの。かき回して一気にかきこむと卵黄のコクと雲丹の甘さと天ぷらの食感が一体となって味蕾を刺激。このご飯はこちらの店ではマスト。。

天ぷらは10品だけどボリュームもあって全てのクオリティーも高くいい時間を過ごすことができました。いずれすぐに予約がとれなくなること間違いなし・・・ごちそうさまでした。。

大阪市天王寺区上汐 3-8-10
080-2471-3998
定休日:不定休

旬天 伸天ぷら / 谷町九丁目駅大阪上本町駅四天王寺前夕陽ケ丘駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 谷町九丁目/上本町 天ぷら