調理社員の若手を集めて月に一度の業務改善並びに削減をテーマにした会議を行なう。各支店より選抜されたメンバーが本社で議論。調理師とは思えない卓越した意見が続出。出来ること、しなければならないことを仕分けして早速実施に移す段取りを組む。
過去のやり方にとらわれない人時生産に重きを置いたオペレーションの確立。売り上げを捨てて営業利益を確保するための施策。調理社員が自ら働きやすく楽になるシステム。観察・分析・判断を何度も繰り返し客も喜び利益も出る仕組みをどんどん提案する。
トレンドにあった新商品の開発も忘れない。。考案中の野菜を使った商品もリリースが楽しみである。会議のあとは本社近くの焼き鳥屋で2次会。いつも満席で何十年も続く老舗繁盛焼き鳥店。2階の座敷で7名で訪問。
とりあえずビールを頂きまずは串カツ。焼き鳥屋だけど商品構成がとても素晴らしいものを感じる。普通の2倍のサイズの牛串とトンヘレ。両方ともとても柔らかい。。串カツ屋のレベルを超えていることに感心する。これが一本90円。
アスパラガスのフライも90円。旬のほんまもんを使用している。。。旨過ぎで安すぎ。。エビのフライもそれぞれ所望する。
大きくて丁寧に巻かれた出汁巻は300円。。
大きなタマネギのフライも90円。ソースをたっぷりつけていただくととても美味しい。2階の座敷はかなり古いけど料理が安いからノープロブレム。。隣の席には子供連れの家族がワイワイいいながら食している。
どうしてこの店が流行っているのか、立地や商品の構成、TPOSはどうかなど若手社員と飲みながら話す。それぞれの社員の子供の話など普段できない話をしまくる。
つくねも90円。胡麻がつけてあって噛めばプチプチしてとても美味しい。
串に刺したものはすべて90円。。圧倒的な安さを感じる。味も悪くはない。。写真はこころ。。普通に美味しい。。
この店ではやきとりと呼ばれる正身。特に癖もなくブロイラー特有の柔らかさで少し甘めのタレとドンピシャである。
レバーも美味しい。平日の月曜日なのにお店は超満員。お客は安くて美味しいお店を良く知っている。
ジャガイモバターはこんな感じ。しっかりと気合いを入れて焼かれているので芯までホクホクしている。これは200円なり。
手羽先ももちろん90円。ビールは400円はみんな飲みまくり。それぞれの食材を皆が分析。産地・調理法・原価等いい勉強になる
大きな海老フライは一本150円。
山芋のグラタンも300円。お酒にぴったりでとても美味しい。。
どういうわけか仕上げにトウモロコシ180円。「これが300円だったら頼まないよね」とか社員君も価格に敏感になってきた。料理だけ作ることが得意な調理師が独立して自分の店を持ったのに潰してしまう事例は山ほどある。
私どもの会社から2年前に独立したものも同様。。すべては価格設定の誤りにある。客が求める価格と販売価格の差。これが2割以上あれば客は見向きもしないということを私は最近肌で感じる。若手社員君たちには客目線で仕事をすること料理を作ることを耳にイカが出来るくらい言っている。
会計はいつも全員で勘定の当て合いをする。。思いっきり食べて飲んで一人2000円。オブザーブ参加していた若手営業課長が一番近く彼以外の調理師全員が支払額よりも高く予想していた。。これって実は凄いこと・・・唯一の欠点は常に満席状態。。
大阪市住之江区中加賀屋1-3-1
06-6686-0075
火曜日定休