前月の訪問に引き続き大正区の表記のお店を5人で訪問。大正駅から徒歩20分、バスの利用が便利(駅から5分くらい)。こちらはイタリアンをベースにした無国籍料理の隠れ屋のような店で創業38年となる大正区を代表する老舗レストラン。35年前くらいによく通った記憶がある。
店内はカウンター8席と6人掛けテーブル1卓。本年65歳になるご主人ともう一人の男性で切り盛り。黒板には本日のこだわりメニューが90種類くらいずらりと並ぶ。メニューのほとんどは洋食だけど木津市場で仕入れる新鮮で高品質の刺身も数種類ある。ほとんどの客が好みを伝えて店主にお任せするという。
最初にビールと松葉蟹のジュレ1200円をいただく。蟹の身と味噌がたっぷり入ったグラスに酸味の効いたジュレがたっぷりかかる。見た目よりも食べ応えあり。
カブのスープはとても濃厚で食材もこのスープ用の品種があると言っていた。シャインマスカットとモッツアレラ1500円はさっぱりとした透き通った味わい。
名物たこのニンニクオイル焼き1200円は一見アヒージョのようなんだけど和風の味わい。オイルの中にポートワインと蜂蜜を煮詰めた秘伝のタレが入る。残ったオイルを持ち帰りにして自宅でピラフ等の味付けに使う客が多いと聞き及ぶ。このベースのタレは創業以来ずっと継ぎ足して使っていると言っておられた。
その甘塩っぱいタレを使った「たらの白子の香味焼き1200円(写真撮り忘れ)」もかなり美味しい。
この日のメインは天然河豚と松茸の土鍋蒸し。自家製のまろやかなポン酢でいただく。仕入れてから3日間熟成させた河豚は3キロオーバーのものでこの大きさしか使わないと言っておられた。
メニューにはない「賄いピラフ」はシラスや蟹の身など全部で35種類の具材が入っているらしい。ドリアやパスタ、リゾットもあるけど店主の一押しらしい。味も個性的でおすすめの逸品。
南部鉄の鉄瓶で入れたお茶は鉄分のせいで真っ黒。。店主のキャラも濃くて最後まで楽しく食事を楽しむことができました。予約必須です・・・
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大阪市大正区泉尾3-3-1
06-6553-3337
営業時間 17:00-24:00
定休日 水曜




