祇園にある表記の日本料理店を訪問。店主の木田氏は祇園佐々木で修行されて満を辞して独立。店内に入るとカウンターと個室の小さめの空間。場所は高級料理店が立ち並ぶ京都・祇園町南側の絶好のロケーション。店内はカウンター8席と個室からなる和の空間。
店内には、ご店主の木田さんをはじめ、数人の若手料理人の他にスーツ姿のサービスマネージャーの男性のみで切り盛り。
座付は芋の葉っぱに雲丹と菊の花と出汁のジュレを乗せたものが登場。それをガラスの器に入れていただくという趣向。ガラスの器には芋を蒸して固めたものと大ぶりのボタン海老とキャビアが入る。
お椀は大ぶりにカットした北海道産の松茸と名残の鱧。。松茸の香りが薄かったのが残念。脂分が浮かぶ出しは秀逸。
この日は久しぶりに日本酒をいただく。。
熊本産の走りの新銀杏。。
笹に包んで炭火で炙った煮穴子のお凌ぎ。ご飯は栗の入ったもち米。。
昆布締めにした鯛と塩を振った大量の北海道産の雲丹。。
牛ヘレ肉の端の部分を使った肉のたたき。そすは玉ねぎを叩いたものと醤油と大根おろし。とても柔らかい・・・・
大ぶりの生の北寄貝をさっと炭火で炙ったもの。焼き込んだ貝独特の香りと甘みに悩殺される。
座付のボタン海老の頭を塩焼きにしたもの。味噌部分がとても甘い。
口直しの冷たいコーンスープ。
熊本産のヘレ肉の塊をプレゼンテーションした後で包丁し、醤油にしばらく漬け込んでから炭火で何度か休ませながら丁寧に火入れ。
あしらえは生の落花生とイチジクを火入れしたもの。(生イチジクに塩と油をしてからアルミホイルに包んで20分くらいじっくりとオーブンで焼きこむと言っていた)
大きなフカヒレの煮物には渡り蟹のほぐし身が入る出汁の効いた餡がたっぷりとかけられる。
締めはイクラご飯と鰻丼を選ぶことができる。炭火でしっかりと焼きこまれた鰻は天然でした。隣の常連客は松茸ご飯・・・・目の前で差をつけられたのは残念。。
デザートは桃のスープにジェラートを浮かべたもの。。
色々な意味で京都だなという空気を味わえるお店かなと思います。
好みが分かれそう。料理は総じてうまい・・・けど高い。。
京都府京都市東山区祇園町南側570-19
075-551-3923
18:00~
完全予約制
祇園 きだ (日本料理 / 祇園四条駅、京都河原町駅、三条京阪駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5