夜ランの帰りに鶴ケ丘にある表記のそば店を一人で訪問。昼間は界隈のおばさん連合が殺到して大混雑。。しかし夜は玄関や庭がライトアップされてしっとりと大人のムード。夜の居酒屋使いも知る人ぞ知るという感じ。
庭を望む特等席のカウンターに座ると梅の木が花をつけてとても美しい。ホテルのバーで飲んでいるみたい。それよりも美しいのがこのお店のマダムで私の高校の後輩。スー子と呼ばれバレーボールの名アタッカーだったと聞き呼ぶ。美しいだけではなく気配り目配りに長けていてお店の品の良さと相まって蕎麦屋さんなのに料亭で食事をしている錯覚に陥る。
平日の夜は蕎麦屋酒膳というものがあって好きな酒肴2品と蕎麦チップと〆のそばと飲み物1杯がついて税込み2000円というかなりお得なセットとなっている。
酒肴も定番の蕎麦刺し、蕎麦味噌、板わさ、蕎麦汁でいただくとろろ芋から季節の湯豆腐鍋などかなり多くの種類がある。この日は春の「のれそれ」ともずくの酢の物と湯豆腐鍋、蕎麦は天ぷらをつけてもらって日本酒を一献いただく。酒器はいろんなものからえらぶ。吟醸酒なんだけど香りより旨味の方が強いので陶器のぐい飲みで頂く事にする。このセレクションもとてもセンスがいい。
のれそれは穴子の稚魚。高知県でよく獲れて昔はあまり流通しなかったけど最近は冷凍技術が進んであちこちで見かける春の風物詩。もずくとの相性もよく、ところてんのような舌触りが面白い。酢の加減も完璧でとっても美味しい。
湯豆腐はコンロで温めていただく。。これも日本酒にとても良く合う。
天ぷら登場。長さ20センチくらいの巨大な海老は食べ応えありまくり。塩や蕎麦汁をつけていただく。。
この日の蕎麦は北海道の川上村産と言っておられた。その地がどこにあるのかはわかんないけどありがたくいただく。太めでエッジの立ちまくった真っ黒な曳きぐるみの蕎麦は野趣あふれた感じなんだけど出雲蕎麦のような田舎っぽさはみじんもない。とっても瑞々しくて噛むたびに蕎麦の甘味を感じることが出来る。この日も気がつけば平日の9時半なのに周りを見ると満席状態。居こごちが良くて閉店までゆっくりさせていただく。ごちそうさまでした。。
大阪市阿倍野区西田辺町2-6-13
06-6691-0046
営業時間 11:00~14:00 17:00~21:00
定休 火曜日 第2第4月曜日