仕事でマカオを訪問する。そう遠くない印象なんだけど関西空港を発ってから約12時間かけて現地に到着する。
ご存知の通り彼の地は急速な経済発展を遂げていて大型カジノリゾートホテルのオープンラッシュが予定含めて今でも続いている。星付きのレストランもどんどん増えて今回は食する機会がなかったけどいい料理人がどんどんマカオに来ていると聞き及ぶ。
初日はベネチアンホテルのイタリアンレストランで簡単なコースをいただく。巨大なホテルなので移動だけでも大変。。
西瓜にモッツレラを載せて胡椒やローズマリーで味を付けた前菜はとてもユニークでこの地ならでは。。
この他にも烏賊のフリッタや生ハムメロンなどの前菜、カルボナーラパスタとシーフードリゾット、主菜はサーモンの焼いたもの。。不味くはなかったけど特に特筆するものはなし。。
次の日の夜は広東料理の有名店を訪問。広東料理って香港や広州が本場と思われがちだけどマカオも美味しい広東料理を食す事が出来るとよく聞き及ぶ。やはりもともと漁業が盛んで貿易港として栄えた歴史のせいだろうと思う。価格は為替と物価上昇のために5年前よりも1.5倍の価格になっていると聞く。
前菜の3種盛りはクラゲの冷製。木耳をスパイシーに味を付けたもの、酢鶏。
魚の煮込みスープだけどかなり美味しい。高級素材を使用しなくてもいい腕のコックがいればいい料理が出来ると言うもっともな例。塩分は控えめなんだけどかなり滋味深い
ハタ系の白身魚を青い野菜とともにソテーしたもの。卵の生地で出来た茶碗蒸し状になったものがソースの替わりで一緒にいただく趣向。
スパイシーキングプラウンの揚げ物というかチリソース。かなり上品で完成度の高いものとなっている。
胡麻付きのパンの中にザーサイとひき肉の中華炒めが入ったもの。パン生地はサクサクしてかなり美味しい。。これはありそうでなかった料理だな・・
麻婆豆腐とチャーハンの合わせ技。両方ともクオリティが高くかなり美味しい。走法の味のバランスがよくてぺろりといただく。
特別な豚肉で作った小籠包らしい。普通にジュースもありうっとりするくらいの仕上がり。台湾や上海にある専門店よりもグレードが高い。小籠包もちゃんと作ったらこんな風になるというのが理解出来た。
デセールはマンゴー系のスープでツバメの巣がいっぱい入ったもの。。特筆する食材は入っていないけどバランスも良くて何を食しても美味しい。。日本のホテルのレベルよりもかなり高いのは歴然。ギャラがいいために腕のいいコックはこういった大型高級店に集まるのは理解出来る。中華料理は上海、香港、マカオ、シンガポール以外は二流と言われるゆえんである。
朝ランをするので夜は早めに就寝する。