堂島川沿いにある表記の店を訪問。火場焼(ひばやき)とは海女さんの休憩や暖を取る小屋の中にある囲炉裏で獲った魚介類を焼くものの事らしい。
伊勢・浜島町の郷土料理を大阪で楽しめると言うお店。昼のランチで食す事が出来る海鮮丼がとっても有名。
お通しから、お造り、火場焼、ごはん、甘味までのコース料理で、4千円から1万2千円まで内容によって変わる。この日は7月に某団体で外国からのお客さんを招く納涼食事会の下見を兼ねる。
この日は御飯、甘味は不要なのでお通しとお造り、火場焼きのセットの廉価版をお願いしてアラカルトを追加する。突き出しはもずくと鱧の酢みそとしったか貝。どれも普通。。お店は風情のある2階建て。店内は1階が囲炉裏を囲むようにカウンター席。二階席はテーブル席で客層はほぼビジネスマン。
堂島川が望めるテラスの一番良いお席を取って頂く。毎晩ワンテーブルのみのプラチナ席。川を通る風に吹かれて流れゆく川面を見ているだけでとてもいい気分になる。夜景がとても美しい。。。
お造りの盛り合わせはハマチの背中と腹部分食べ比べ、アオリイカ、タコ、雲丹、ミル貝、ヒッサゲ。悪くもないが特別でもない。。
お酒は白酒といっても中国産ではない。。微発泡のさっぱりした夏向きのお酒。微発砲の純米にごり酒でグラスに注ぐとカルピスソーダの様にも見える。柑橘系と乳酸飲料の様な感じでこれを火場焼きにあわせる。
出てきたセットはあっぱっぱ(緋扇貝)大あさり、はまぐり、伝助穴子、鯵の干物、焼き野菜など。
最良の状態で食べられるように、店の人が丁寧に焼いてくれるのがうれしい。こういうものって素材が命だから焼き加減で味が大きく異なる。
大アサリ(ウチムラサキ)のエキスの濃さは濃厚でいつも驚かされる。とても良く出来た貝で出汁が出まくる。これだけ10個くらい食べたいくらい。ベテランのべっぴんな焼き子さんは貝によって焼き方も変えてくれる。
追加で伊勢エビを所望。甲殻類にはお酒を燗酒にして頂く。お造りにして頂くのもいいけど焼くと旨味が増すので個人的にはこちらが好き。ロブスターのように味噌にえぐみもなくこんがり焼けた伊勢エビの足をお酒に入れて頂くのもいい。
すだちを搾って一気に頂く。。これが浜焼きの醍醐味。。海老星人の私には最高のご馳走。
追加でタコも頂く。つけ醤油に浸して小さなコンロでさっと炙って頂くとチューハイが進みまくる。。。生ビールはサントリーで650円。
スーパードライは瓶ビールで700円。チューハイは600円。まあまあな値段だな。。外国人の接待には気取りがなくてジャパニーズシーフードでいいかもしれないな。。
大阪市北区堂島浜1-1-8
06-6343-0001
月〜金 17:00〜22:30 土 17:00〜21:00
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