週末に河内長野で享保三年(西暦1718年)から続く「天野酒」で有名な西條酒造の酒蔵を見学し、そちらの10代目当主の西條陽三氏(私の大学の同級生)の紹介で駅前にある南河内唯一のミシュランの星をもつ表記の日本料理店を訪問する。
こちらのお店の夜のメニューは以下のとおり
◆遊喜膳コース 3,500円
季節の逸品をお弁当箱に盛り込みました。気軽にお楽しみいただけるコースです。
◆嵯峨野コース 5,000円
旬の美味しさと四季折々の彩りを存分に映し出した、全8品のミニ懐石です。
◆嵐山コース 7,500円
全9品の本格的な懐石コース。季節の移ろいや風情をゆったりと愛でる華やかな料理で、旬の味覚を存分にご賞味ください。
◆高雄コース 9,500円
厳選した旬の食材を繊細に仕上げた、全10品の拘り懐石コース。四季折々の味覚や彩り、香りが五感全てを楽しませます。
◆おまかせコース 13,000円より
ひとり一人のお好みや会食の趣旨に合わせた献立でご用意。その日仕入れた特選食材と、旬の美味しさに拘った自慢の逸品を、贅沢にご堪能いただけます。
大切な記念日や祝席に、是非ご利用ください。
以上HPより・・・
この日は後期高齢者を含む団体で伺ったので飲み物込みで8000円くらいでお願いする。
サントリーのプレミアムモルツで乾杯して、まずは前菜登場。分葱のぬた和えと黒豆。菱形の器に入った葛豆腐、桜の葉に包まれた鯵棒寿司など。。どれも丁寧に作られていてとても美味しい。
お造りはトロ、天然鯛、細魚、剣先烏賊。鯛がかなり上質でいい脂感があった。
お椀は蛤の澄まし仕立て。季節感があってとても嬉しい。大きな蛤は火入れも完璧。白魚とこごみ(こごめ)が添えられている。こごみも癖のない春の山菜で胡麻和えとか刺身のあしらえとかによく使うんだけど湯がくと少しぬめりがあるのでこういった吸い物などにも相性がいい。
サクラマスの幽庵焼き。マス科なので出回っているアトランティックサーモンとは身質が異なる。脂もあるがサーモンに比べて穏やかで品がある。西條酒造の名品「あまのつゆ」1合2800円(高過ぎ・・)とともにいただく。
オコゼを揚げ煮にしたものと大根の炊きあわせ。見た目はあまり良くないけどこれはかなり美味しい・・
酢の物はアンコウと赤貝の黄身酢和えとノドグロの南蛮漬け。上質な魚介を使用したけれんのないストレートな内容。
揚げ物は海老と茄子とふきのとう。。子持ちの天然赤足海老でかなり美味しい。
〆はかやくご飯とアンコウ汁。漬け物も上質で一切手抜きなし。
デセールはマスクメロンを使用したメロンジュース。すっきりした甘味が心地いい。価格以上の価値は間違いなくある。お弁当や仕出し、出張料理もされているのでいろいろな形で利用できる。店長がソムリエなのでこだわったワインもたくさんあると聞き及ぶ。ごちそうさまでした。。
大阪府河内長野市本町11-30
喜一 (割烹・小料理 / 河内長野駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0