2015年07月

大阪とらふぐの会

普段お世話になっている方をお連れして表記の会員制の店を半年ぶりに訪問。こちらは同名の会員制の河豚料理の店を大阪市内に何店舗か展開され、昨年はニューヨークにも出店されたと聞き及ぶ。

この日は一番いい個室を予約。壁には芸能人や政治家の色紙がたくさん飾られる。(この部分はあまり趣味が宜しくない)

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最初にビールで乾杯をして河豚皮の湯引きをいただく。鮫皮と青ネギと白ネギとポン酢。こちらの店のポン酢は特段美味しい。金箔が飾られているのはご愛嬌。

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てっさ登場・・・養殖河豚だけどクセは全くないし丁寧に熟成されているので甘く濃い味がしっかり感じられる。ゆっくりと空気と一緒に頂くと後味がしっかり感じられる。江戸時代は河豚は「夏」によく食べられていたとなんかの本で読んだことがある。当時は養殖技術もなかったので産卵後のものしかなかったが今は美味しい河豚が年中安価で食すことが出来ることに喜びを感じる。

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こちらの店で「アブラ」と呼ばれるもの。ごま油と青ネギで食す。特別どおってことのない味。

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ここで名物のヒレ酒を所望する。部屋の電気を消して光る滝のようなパフォーマンス。阪南大学2回生のアルバイトちゃんは水を使って何度もトレーニングしたと言っておられた。外国人が見ると喜ぶであろう。

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しっかり焼かれた分厚いヒレはかなり上質感あり。お酒もかなりおいしい。。

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このヒレ酒を味わいながら鱧の塩焼きを頂く。骨切りは完璧。大振りにカットされたレアに火入れされた鱧をおもむろに齧り付きヒレ酒で流し込む。ふわふわの鱧との最高のマリアージュに舌が喜びまくる。

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このあとは名物の焼き河豚登場。かなり大振りのカットは食べ応え満点。唐辛子の効いた塩ダレだけで食すのもいいしポン酢をつけても美味しい。身皮、とうとう身やスジの部分など丁寧に部位ごとにカットされているので味や食感の異なりを感じることが出来てとても楽しい。

添えられたニンニクも暑気払いにぴったり。江戸時代の河豚料理の「ふくとう汁」は味噌と醤油で味をつけ茄子とにんにくとともに頂くという料理なのでこちらの焼き河豚料理とかなり共通点が多い。

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唐揚げは細かなあられをつけ粉にしている。食感がよくスパイシーな衣と身の相性がとてもいい。スダチを絞って齧り付いてヒレ酒で流し込むと幸福感で頭がいっぱいになる。どこにもありそうなものだけどどこにもないこだわりの逸品。

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メインディッシュは普通のてっちりじゃなくて河豚と鱧と松茸の贅沢スープ仕立て。松茸は雲南省から海を渡ってやってきたらしいが思ったよりも香りも上々。それぞれの食材からでるスープが美味しすぎる。早松といって昔は梅雨時によく松茸が採れたが今は全くない。初物を頂くと75日寿命が延びるというのでありがたい献立である。

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〆はお約束通り雑炊を頂く。河豚だけではなく鱧の出汁と松茸の香り付き・・・この日は何とも贅沢な盆と正月が一緒に来たような食事でした。


カテゴリー 寺田町, , 和食 |

やきにく萬野 北畠店

表記の店をランニングの帰りに訪問。
北畠の住宅街で周りに飲食店がほとんどない立地。開店して10年の地元の繁盛店。

お店に入ると嫌な独特の肉の匂いが気になるがすぐに慣れた。
お店中央には大きな楕円状のテーブルがあってその周りに小上がりになった掘りごたつ式の個室。席に着くと炭の入ったカンテキが設置されスタッフの方がメニューの説明をしていただける。最初にビールをいただいて好きなものをいろいろ注文する。

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やわらか赤身ハーフ500円、バラハーフ445円、熟成ロースハーフ525円を所望。タレというか薬味は出汁醤油、刻み山葵、生姜、山椒、タレ、コチュジャン、ニンニクなどがあって食べ飽きない工夫をされている。食通は素焼きで刻み山葵で食す方が多いと言っておられたが食通ではないのでタレで頂いた。

ハーフサイズがすべて肉が2枚ずつなのであっという間に食べてしまう。ハーフサイズだからしょうがないんだけどなんか物足りない。

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上ミノハーフ420円、てっちゃんハーフ420円。どちらも悪くはないけど特別どおってことがない。

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熟成ロースがおいしかったのでスタッフさんお薦めの素焼きで頂く。しかしながら薬味の刻み山葵が保存料、化学調味料の味がしてげんなりする。残念・・・・。

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ナムル盛り合わせ600円もナチュラルな味ではなかった。でも一般的にはこんなものかと思う。

厚切りタン1300円は食べ応えあり。しかしながら全体的にボリュームの少なさは否めない。全体的に中途半端。。でも近隣のお金持ちの方にはいいのかも知れない・・・

2015-07-17 16.32.12

冷麺850円も化学の味がして残念。サイドメニューにあまり力を入れずに肉に注力しているのかもしれない。この日の会計は7754円。コスパを考えると天王寺の一人焼肉カドヤだったら半額で楽しめるのにと思ってしまうケチな51才。

大阪市阿倍野区王子町4-3-16
06-6626-1110

やきにく萬野 北畠焼肉 / 北畠駅姫松駅東天下茶屋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 北畠, 焼肉 |

オアシスカフェ7月 再訪

住吉区役所前のネパール料理店。友人と休日に訪問。4月25日に発生したM8.2の地震で甚大なる被害をうけたネパールは首都カトマンズのダルバール広場、スワヤンブナート、ダラハラ塔、マナカマナなどの歴史的な建造物や世界遺産の寺院が倒壊、損傷をうけ9000人以上の死傷者を含めネパールの人口の約30%にあたる約800万人が被災したと聞き及ぶ。

首都カトマンズの現状としてインフラは電気については震災前とほぼ同じで、地区毎に時間を決めての通電。水は電気と同じで一週間に1度のみで不足分はタンクローリーで購入。ガスは不足気味であるが落ち着きを取り戻しつつあり。

という話をスタッフの方とトイレの前で立ち話しをしながら食事を待つ。この日注文したのはネパールでは一般的なダルバートと呼ばれるローカルプレート1000円。インドでもパキスタンでも同じようなものがある。

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真ん中のサフランライスのようなバスマティライスにかかるのはスパイスの効いたチキンカレー。パパドは豆粉でつくったチップス。味付けのゆで卵にチャトニと呼ばれるネパール人が大好きな香味ソース。アチャールは野菜のピクルスで緑の野菜炒めはサグプデコと呼ばれるもの。

これをぐちゃぐちゃにかき混ぜていただく。いろんな食感と味が相まってとても美味しい。こういうものを食し出すと普通のカレーが凡庸に感じてしまう。美味し過ぎて一気に食してしまう。日本人にあった味付けをされているのに敬服する。こちらの食事は何を頂いてもとても美味しい。。

ダンニャバード ナマステ!!

大阪市住吉区沢之町1-2-2
06-6696-7780


カテゴリー 沢ノ町, カレーライス |