中華酒場 すなおや飯店 (【旧店名】小背簍(ショウベイロウ))【大阪市 新大阪/西中島南方】

東淀川を中心に魚料理業態を10店舗以上展開している「すなおや」グループの新業態店を立命館大学の学生2人と一緒に訪問する。以前はきのこ鍋が有名な「小背簍」という名前の中華料理店だったんだけど経営が変わり昨年から「すなおや飯店」という名前に変わり、刺身を中心とした居酒屋と中華料理を融合させた新業態となる。場所は西中島東中駅徒歩1分。

ビールで乾杯して「浜松餃子480円」を所望。浜松で餃子を食べた事はないけど味はイマイチ。お店が儲かるメニューですね〜とは学生の弁。

店のあちこちに日本酒や焼酎の瓶が並べられていてメニューを見ると日本酒約60種類、焼酎約100種類、果実酒約50種類の品揃えとの事。これらが何を飲んでも1200円(60分)で飲み放題との事。客層は近辺の男性会社員グループが中心。テレビのある個室等もあっていろいろな利用方法がありそうな感じ。

この日は中華料理目的で行ったので刺身や魚料理は注文せず。隣の客が注文していたこちらのお店のシグニチャーメニューの7点刺身盛り(980円/一人前)は氷の皿&柱にお刺身が盛られいてビジュアルも美しい。好物のよだれ鶏880円も四川風のハイレベルな仕上がりでで鶏肉はとてもジューシーに仕上げられている。

本格的風な北京ダックは皮だけではなく身もついているので食べごたえ満点。アラカルトメニューは刺身や寿司を中心とした海鮮系のもの(昼か海鮮丼が主力メニューとの事)と麻婆豆腐やエビチリ、フカヒレの姿煮などの定番の中華料理に分かれる。海鮮と中華を両方楽しめるコース料理も低価格で提供されているのでグループで利用するときにはとても便利。

この日のメインの鹿児島産黒豚のきのこ鍋1980円。季節柄キノコは多くの種類はなかったけどエキスの染み出た和風出汁で頂く黒豚はかなり美味しかった。柚子が入った酢をかけて頂くと味わいが大きく変わりさらに食がすすむ。

銘々に電気式の鍋が配置出来るようになっているのは始めて見た。中国から輸入されたものであると推察するがかなりよく出来ている。平日のみ3800円ぽっきりの魚料理も中華料理も入った飲み放題コースもあると言っていた。スタッフの対応もとても良くて大人数で楽しむにはぴったりのお店・・・

大阪市淀川区西中島3-13-8
050-3491-7650
11:00~14:00
17:00~23:00

大阪市 新大阪/西中島南方 中華料理和食居酒屋

和風モツ料理 あらた9月【大阪市 新大阪/西中島南方】

お通夜に参列したあと西中島にある標記の有名店を友人と訪問。開店が18時なんだけど30分前には並ばないと入店出来ないといわれるお店。予約は基本的に受け付けない。。席はカウンタ−のみ12席。1席程度は補助椅子で融通を利かせていただける。30年以上前からご夫婦2人でされている。

瓶ビールで乾杯をしてお任せではなく好きなものを好きなだけ注文する。

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注文しなくても勝手に出てくるこちらのお店の看板メニューの和風モツ煮込み400円。いろいろな部位が入っていて塩ベースで上品に味を付けて柔らかく煮込まれている。旨味もたっぷりで当然のことながら臭みや癖は全くない。ネギは別添え。

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火を一切通していないミノ湯引きはコリコリとした独特の食感で歯切れも良くて味わい深い。酸味のある甘辛いタレにおろし生姜でいただく。ピンク色の生センマイは丁寧な下処理のせいか臭みはなく柔らかくてコリコリしてかなり美味しい。酸味のある(ぽん酢かな)上品な胡麻ダレが良く合う。

ちれ(脾臓)刺身はネットリした食感で生レバーよりもあっさりしてとても食べやすい。ビタミン鉄分がたくさん入っていて身体に良さそう。ココロのタタキも完全に生で供される。仕入れたばかりの心臓は60㎝位の大きさでそれにおもむろに牛刀を入れる。エッジの立ちまくったココロはコリコリした食感でおろしポン酢でいただく。個人的に肉の刺身で一番好みの部位。

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この店の名物のハイボール250円。キンキンに冷やした酒を並々と入れてほんの少しだけジンジャーソーダーを足す。アルコール度数は12℃と奥さんは言っていた。見ての通りウイスキーではなく多分キンミヤか韓国の焼酎だと思う。

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テールシチューはドミグラスソースではなくて和風のどてやき風のあっさりソースがかかる。テールはかなり柔らかくてホロホロと身がほどける。国産のテールは今や取り合いになっていると聞き及ぶ。分厚くカットされたタンの串焼きもハイボールにぴったり。

旨味と脂がたっぷりのコールタンは一回茹でてからしっかりと冷やされたもの。塩と辛子を付けていただく趣向となっている。〆はテールスープ。死んだ父がよく食べていたのを思い出す。個人的には焼肉よりもこちらの方が大好き。月一でずっと通いたいと思ういいお店。

大阪市淀川区西中島4-2-8
06-6304-5250
定休日:月・日・祝

大阪市 新大阪/西中島南方 和食

素料理 さとう【大阪市 新大阪/西中島南方】

経営セミナーの帰りに友人のIT会社社長と女性敏腕税理士先生の3人で西中島南方のグルメシティーという地下街にある表記の店を訪問する。初めて伺うがかなりの人気店らしく2週間前の予約で20時までの時間か、20時15分スタートかの2回転制という強気のシステムをとる。

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カウンタ−8席だけの狭小な店。若いご主人と美しい着物姿の奥様が2人で切り回す。注文しないで出てきた座付きは椀もの。蓋を開けるとなにわ百景の美しい蒔絵。胡桃豆腐を揚げたものにたっぷりのフカヒレが添えられビックリ。出汁は塩分高めだけどかなり上質。最初にいきなりカウンタ−パンチをいただいた感じ。

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お造りの盛り合わせはトロ、皮を炙った金目鯛、赤貝、紋甲烏賊の4種盛りで680円(写真は2人盛り)トリュフ塩でいただく金目鯛は脂もあってかなりよかった。

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すべての客が注文する季節の八寸10種盛りは驚愕の1人前500円。(写真は3人前)
この日は三宝に盛り込まれる。(向きが反対なのは残念)驚愕の美味しさの秋刀魚のパテ、鰹炙り、煮揚げにした子芋田楽、平目の蟹味噌和え、手作りの栗の渋皮煮、鴨ロースの立田揚げ梨みぞれ掛け、柿の胡麻和え、四角豆の天ぷら、鮎唐揚げ、チーズ味噌漬けなどどれも季節感のある手のかかったものばかり。これだけでお酒が2合飲めるくらいの佳品。

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活鱧をフライにしたものはタルタルソースに柴漬けを刻んだものが敷かれる。ビジュアルも美しいしこのソースとの相性が完璧すぎる。奥様はソムリエでワインもさながら料理に合った日本酒をすすめていただける。

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焼き茄子と松茸と生ハムのサラダ。ありがちな組み合わせなんだけどワンランク上の美味しさがある。すっきりした白ワインと一緒にいただく。

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酒盗を塗り込んだ新秋刀魚の杉板焼き680円は価格以上の価値がありすぎる。杉板の香りと酒盗の旨味と秋刀魚の脂が混然として味蕾を刺激する。それを純米酒で洗い流すと言葉にならないマリアージュを感じる。

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ホタテとトリュフとニンニクの芽のかき揚げ。想像していたものをいい意味で裏切る内容。火入れも完璧でそれぞれの素材の味を深く感じることが出来る。焼いたり揚げたりするのは奥さんの担当で接客もしながら着物の袖をまくって無駄なく踊るように料理を仕上げる様は見ていて気持ちがいい。多分どこかの料理店でちゃんと修行したと思われる。

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のどぐろの塩焼きを注文するとこれもいい意味で予想を裏切る盛りつけで登場。奥さんが焼き上げたのどぐろだけど火入れは完璧。素材もハイレベル。でも価格は居酒屋並。

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〆はお抹茶にお茶菓子。お菓子は御名とその解説がイラストで書かれたものが添えられる。思わずニヤリとしてしまう心遣いが嬉しい。この他にも松茸ご飯のお釜が780円、名物の蓮根のフォワグラはさみ揚げなど財布に優しくて美味しいものが勢揃い。次月も訪問予定です。

大阪市淀川区西中島3-18-9 新大阪日大ビル B1F
電話:06-6305-1606
営業時間:17:30~24:00(日曜日は、23:00まで)
定休日:月曜日

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