地域:大阪市|ジャンル:寿司

喜多朗寿し【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地で2カン300円という看板発見。。1時を過ぎていたが興味深いので友人と訪問。場所は北新地永楽通りを御堂筋側から西に入ったビルの1階にある広東料理「みやざわ」と同じビル。昨年の10月にオープンしたと言っていた。

カウンター11席のみで板前さんと若い女性店長さんと3人でお店を切り盛り。。

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突き出しは若ゴボウと白バイ貝と鯛の子の煮こごり。深夜4時までの営業と言っていた。にぎりはすべて2貫300円均一。雲丹もトロも烏賊も海老も同じ値段。結構いいネタがそろっていた。。

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握りはかなり小さめ。シャリはサッパリした酢加減。友人と一貫ずつシェアして頂く。ヒラメは限りなく甘い。締め鯖はショウガと昆布が乗せられていてこれが1貫150円はかなりのお値打ち。雲丹も外国産であるが価格を考えるとかなりグレードは高い。この一皿で750円。。

アルコールはビール400円のこれも格安。

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北海道産の鱈の白子。。とっても新しいので続けて3個頂く。3つ目はバーナーで炙ってくれた。お店も新しいのでこの価格で新地でこんな上質感のある寿司が食せるというのは時代が変わったなあと実感する。

大阪市北区曽根崎新地1-7-6新日本新地ビル東館1F
06-6348-2388
営業時間 18:00~翌4:00
定休日 日曜日

喜多朗寿し寿司 / 大江橋駅北新地駅東梅田駅

大阪市 梅田/JR大阪 寿司

まさる【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】

数ヶ月ぶりに表記の寿司店を訪問。最近メディア等で取材されまくりなので予約の取れないお店となってしまっている。しかしながらこの日はすんなりと予約が出来た。

場所は夕陽丘の高速の入り口のガソリンスタンドを南に入ったところ。カウンターのみ9席の小体なお店。

ファザードは暖簾がなく表札だけなので見落としてしまう。普通に見ると絶対寿司屋と気づかない。

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ビールを頂きながらまずはお造りの盛り合わせ。12時の場所から時計回りに脂のりのりのブリ、皮を炙った太刀魚、これも皮を炙った穴子は脂分たっぷり。赤貝にヒラメ。真ん中はハリイカの雲丹のせ。。。

これだけでも日本酒が3合頂ける内容とクオリティー。このお店も季節が変わるたびにお邪魔しているが15年は通っている記憶がある。

今や自分も喜んで一緒にいく相手も必ず喜んで頂ける私のmost favoriteな店。*ネイティブはmost favoriteという表現は使わないって聞いたことがあるな・・・ 私にとって大切な店なので大切な方としか一緒に訪問はしない。

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酒のアテに白子のポン酢。どこにでもあるものだがどこよりも美味しく作るのがこの店流。食材がかなり上質。目利きが素晴らしい。

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続いてこの季節が一番旨いマナガツオの味噌漬け。。脂ののりも抜群。皮目を細かく切って食べやすくしている。この辺りの細やかな心遣いがご主人のいかつい顔と釣り合っていない(笑)

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お待ちかねの握りの始まり。まずはさより昆布締め。。。分厚い細魚がひねられて握られる。繊細なんだけど豪快。最初の握りで「おいしいねえ!」と声に出る。お酒をあっさり系の麦焼酎の水割りに切り替えて食すのが私流。

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続いてはこのお店のオリジナルの鯵のなめろう。かなり新鮮な鯵を細かく切って叩いて酒、醤油、ネギ、スダチで味を付けて握る。かなり美味しい。。。

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カマスの炙り。。香ばしくて味も深くてすとのどの奥に入っていく。ビジュアルでもわかるがこちらの寿司は素材が良く、それを丁寧に奇をてらわず極めて実直な素材感を生かした仕事は比類なき価値を創造する。

寿司は焼き肉と同様好みが激しいものであるが私はこの店が日本で価格とのバランスを含め最も美味しいと思う。

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きんきは皮目を軽く炙って肝と芽ネギを乗せたものである。とにかく美し過ぎる。このような美しい寿司が不味いわけがない。この店の寿司はすべて凛とした品格がある。魚も幸せであろう・・・

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締め鯖は蕪の甘酢漬けを巻いて頂く。あっさりして味の変化があって面白い。「手をかけて自然」と言う表現が一番適していると思う。

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鮑は大振りのものを柔らかく炊き込む。かなり時間と手間のかかる仕事で好物のエンペラの部分を選んで切り付けてくれる。この鮑だけ20個くらい食したいと思う逸品。シャリは空気を含んでフワフワしている。とにかく喉に入ったあとが軽い。

この店のもう一つの特徴は主人の顔面。。かなり怖い。15年前から変わらない。握っていないときは直立不動の仁王立ち。子供が見たら泣き出すくらい怖い。。でも話せば優しい。。このギャップが癖になる(笑)

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この店のスペシャリティーの車エビ。。シャリとの間にエビのミソを挟んでいる。食べやすさはもちろんこのビジュアルは深遠なる造詣が必要と個人的には思う。これだけでも彼の卓越した想像力とイマジネーション能力がわかる。

いろんな情報誌やグルメブログでこの店を様々な形で表現しているがすべて筆力不足でこの店のよさを表現してはいるもののピントがずれているものも少なくはない。

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雲丹はもちろん海苔なしでこの時期は北海道産。。甘すぎて悶絶する。

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ワタリガニの胴体部分の一番太い身を握る。。その上に内子を乗せる。。これも大好物なり。

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煮ハマもこの店のスペシャリティ。伝統的な江戸前とは違ってさっとボイルして出汁につけ込む。かなりのレア感と磯の香が秀逸。身の大きさにも驚く事必至。

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鰻は握りのような巻物のような感じ。蒸し焼きの鰻はフワフワ。。。。

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〆は野菜やエビや山芋などいろんなものが入った袱紗焼き。味の宝石箱とはこのことなり。コースはこれで終了なんだけどあと10種類以上はネタを用意されている。しかし食べ始めるときりがなくお腹が破裂するまで食してしまうのでこの辺で終了とする。

かなり入りにくい立地と店構えだが「まさる」という表札を探していってみてちょ。予約は必須。。

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘 寿司

すし寛 2013【大阪市 動物園前】

えべっさんの帰り友人と表記の寿司店を訪問。動物園前から新世界とは逆方向へかなり怪しい飛田本通商店街の動物園前二番館にある地元の創業60年の老舗寿司店。商店街の中でおじさんが座ってお酒を飲んでいたりおばあさんが座って一日中花を売っていたり西成で最もディープな場所の一つである。

気の置けない友人との普段使いにぴったりで驚異のコストパフォーマンスは時折感動さえ覚える。ちょっとええ寿司行くときは夕陽ケ丘の「まさる」この2店は何度行きまくっても飽きない。

まずは生ビールで乾杯。あては焼きたての出し巻き。。なかなか寿司屋でこれを出す店はない。卵は熱々のフワフワ。上にかかった煮詰めがビールによく合う。

そこからあてを頼んで飲みまくる。まずは鯛の子。大振りで美味しい。盛りつけも繊細なり。

トコブシ。。。原価で一つ130円くらいはする。。5つ入っているんで原価だけでも700円くらいか。。。いくらで売っているのかわかんない。新地だとこんな小さい器でも3000円くらいはするであろう。ショーケースの中には高級魚や高級素材を使ったあてがずらりと並ぶ。。すべて制覇したい気持ちになる。

鮮度抜群のしらさエビの炊いたの。。盛りつけの美しさも秀逸。ミソも旨過ぎ。。この頃になるとすでに満席。

伊勢産の酢牡蠣。。いろんなところで同じものを食すが鮮度と味の濃さミルキーな感じがより濃い伊勢産が私は好み。。下処理も丁寧でプリプリの仕上がり。

ここで握りを所望。。まずはヒラメ。。今が一番美味しい時期。かなり大きな天然物だった。。味は透明感があって淡白なんだけどあとで甘みが広がる。

巨大な甘エビは2匹並んで握られる。これも鮮度がよくプリプリである。。

石川産の天然ブリの握り。脂があり過ぎて醤油がのらない。でも養殖とは違う天然ブリのしっかりとした食感と上質な脂は焼酎のお湯割りと相性がドンピシャ。

大好物のたいらぎ貝。。かなり大きな上物を仕入れられておられる。

ここでヒレ酒を頂く。お正月も営業されていてずっと満席が続いているとの事。。さすが地元の名店である。。ヒレ酒もとても美味しく何杯もお代わりをしてしまう。

この店は小上がりもあって家族連れも多い。子供を連れて行くと食べやすい様に1カンを包丁で綺麗に2つに切ってくれて食べやすいサイズにしてくれる。

オレンジ色に輝く雲丹もめちゃ甘。。。ホント美味しいねえと友達の談。

巨大な子持ち昆布も秀逸なり。こういうのを食すとおめでたい感じがする。。ああお正月なり。。。

目の前にあったキンキを酒蒸しにしてもらう。新鮮なので身が爆ぜてプリプリ状態。ポン酢で食と甘々である。肝も美味しいし魚のエキスと脂のはいった煮汁がゼラチンでトロトロ。コラーゲンたっぷり状態。。。昆布の味と相まってかなり旨い。大きな鉢に入った大振りのキンキ一瞬で完食。

一匹丸々握られる煮穴子はさっと炙られて供される。。。お酒がドンドンすすむ君。

春野菜の天ぷら盛り合わせ。のびる、ふきのとう、たらの芽など。。。頭が良くなりそう。この頃になると満腹中枢神経が麻痺をしてくる。

その日のアテやおすすめの食材が産地と共にホワイトボードに書かれている。値段の表示はないが全く気にならない。職人さんは3人。先代の息子さんが奥さんと共にお店を仕切る。お母さんがいててよく賄いの粕汁やぜんざいをいただいたものである。

巨大な赤貝もいい香り。。新鮮でコリコリ。。。

友人は〆はトロ鉄火。。。とろけると言っていた

私は焼きたての鰻巻きで終いする。。この日は私だけでビールを2杯、焼酎3杯、ヒレ酒4杯で一人6000円なり。。世間相場の半額。北新地の1/4の価格なり。。

定休日は毎週月曜日、営業時間は3時半~深夜12時。。日曜日の昼酒にもぴったり。。寿司もうまいしアットホームな接遇がとても心地よい。。えべっさんの帰りにぴったり。。

大阪市西成区太子1-15-2
 06-6641-6654
 15:30~24:00
 月休

大阪市 動物園前 寿司