地域:大阪市|ジャンル:寿司

鮨ひじり【大阪市 福島】

福島の鷺州にある表記の寿司店をグルメ友人に誘っていただき訪問する。JR福島駅から徒歩10分くらい。有名な飲食店が立ち並ぶ聖天通商店街をしばらく歩いてから少し住宅街に外れたところに位置する。

3年前に開店した人気店で3ヶ月以上予約でいっぱいとのこと。昼の営業を含めて3回転制とのこと。今回は17時半一斉スタートの部。予約はOMAKASEで毎月1日の12:00からエントリー。広々とした店内はカウンター12席。今回は真ん中の席に案内いただく。コースはお任せ26000円のみ。

ビールで乾杯をして最初に挨拶代わりに手巻きのトロタクが出る(私は苦手なのでパス)。マグロにこだわりがあって東京の有名マグロ卸のやま幸からの仕入れ。この日は気仙沼産154キロのものを使用。続いて淡路の3年河豚を使った刺身。あん肝を入れたポン酢でいただく。九十九里浜産の大きな蛤を使った水と酒と卵だけで調味した茶碗蒸し。福岡産の筍を使った若竹煮にはバチコが入る。

一夜干しにした伝助穴子は旨みが凝縮。焼いた河豚白子はシャリと一緒に丼仕立て。焼き目を入れた鯖の棒寿司はよく肥えた韓国産を使用。

寿司の扉は柚子を添えた鰆から。固めのシャリがかなり美味しい。聞けば赤酢と黒酢、バルサミコも入っていると言っていた。若きイケメンのご主人ともう一人の職人さん(共に30代)が交互に握るスタイル。ネタの切りつけも美しく見た目がとてもいい。続いて鯵、中トロ(私は代わりに赤貝を出していただく)、ノドグロ、ハリイカと続く。目の前で握るお二人の姿も良くて舞台を見ているよう。

脂の切れのいい鰤、肝を鋳込んだカワハギ、丁寧な仕事の煮穴子、小肌、車海老でフィニッシュ。デザートまでいただくとお腹いっぱい。

お酒もこだわりのものがたくさんあってグイグイと飲み過ぎてしまう。いいお店です。ご馳走様でした。。

大阪市福島区鷺洲2-11-24

大阪市 福島 寿司

立ち寿司 杉尾【大阪市 新大阪/西中島南方】

西中島南方駅から南に2分くらいの路地にある表記の立ち食い寿司を自社の社員君3名と訪問する。あまから手帳に掲載されていたことを思い出して18時頃入店。カウンター席と木箱を積んだテーブル席が数個。全てスタンディングのスタイル。カウンターの中には年配の調理師2名とサービス係の若いアルバイトスタッフさん3名で切り盛り。客層は全て会社員系。

店内の看板に価格が全て明示される明朗会系。ビールで乾杯をして最初にしめ鯖造り580円を所望。盛り付けも端正でかなり料理としてのレベルが高い。生姜とネギとすり胡麻の薬味も美しい。

続いての刺身盛り合わせ980円は平目の芽ねぎ巻き、本マグロ中トロ、平鯵。これも高級店さながらの腕の良さが光る切り付けと盛り付け。握り寿司は海老味噌軍艦200円、珍しい本マグロほほ肉250円(全て1貫の価格)を所望。

おまかせ握り8貫盛り1628円は中トロ、ハリイカ、サーモン、芽ねぎ、平目、皮を炙ったサワラ、海老、鰻など。ネタは分厚くシャリがかなり小さくて高級感あり。しかしながら注文からお寿司出てくるのに30分かかるのが難点。

寿司の追加は軍艦巻きにした本マグロのど肉250円と脳天肉350円。この手の店でこのような希少部位を扱うのは珍しい。煮牡蠣250円も美味しかった。

続いて白子軍艦巻き200円と炙った活北寄貝350円もかなり新鮮。

日本酒も10種近くあり季節のお酒が飲めるのも嬉しい。立ちながら食べるのがしんどいけど何をいただいても美味しくて安い。。ごちそうさまでした。。

大阪市淀川区西中島3-19-7
11:30~15:00/17:00~23:00
定休日 日曜日

大阪市 新大阪/西中島南方 寿司

まさる 1月【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】

夕陽が丘にある表記の寿司店を久しぶりに一人で訪問。人に教えたくない大阪では一番美味しいと思っているお店。25年間ずっと通っているが全く飽きることはない。大阪メトロの四天王寺夕陽ヶ丘駅から西に徒歩5分。奥まった裏通りで小さな表札を一つだけあげて営まれる。店の前にコインパーキングあり。

こちらの店を訪問するときは自分なりのこだわりがあり一人だけで「寿司を食べること」に集中する。開店の17時と同時に入店してアテは食べずにいきなり握ってもらう。寿司の味がよくわかるように最初はお酒は飲まずに熱いお茶をいただく。

お店はL型のカウンターで吉村店主と見習い職人が2人。主人曰く「うちの店は寿司(特に粒のたった米)を食べてもらいたいので寿司以外の【あて】は新地の料理店で食べてくれ・・」とよく言っておられる。そこまで寿司に自信がある。多種多彩な寿司ネタは握りで40種類、巻物で20種類と圧巻の食材の揃え方。

客のいないカウンターに一人座り、店主と世間話をしながらマンツーマンで赤身以外のネタを怒涛の如くどんどん握ってもらう。

握りの扉は肉厚でコリコリ食感の細魚。続いて肝を乗せたカワハギはもみじおろしで。鯖の漬けは辛子が添えられる。皮目を炙ったカマス 肝と芽ねぎを乗せたキンキ コリコリで身が弾けそうな鯖 新鮮極まりないハリイカ。握る寿司はどれも繊細で細やか。シャリの美味しさは秀逸。

続いてかなり柔らかく炊き上げた鮑、北海道の甘すぎる雲丹、独特の磯の香りの赤貝と続く。お待ち兼ねのこちらのお店のレコメンドメニューの車海老は頭の味噌が鋳込まれる。繊維の細い上質な蟹味噌を乗せたズワイガニ、ミディアムレアに火入れされて出汁漬けにした蛤などどれも息を呑むような美味しさ。

続いて正統派のいくらの軍艦巻き。炙りたての鰻もこちらのお店では海苔巻きにする。いろいろな野菜が入るふわふわの帛紗卵焼きでコースはフィニッシュ。追加で完璧な火入れをしたタコ、軽く炙った平貝、赤貝の紐部分。胡瓜巻きとキャベツ巻きをいただく。この日は途中からお酒を4合いただいて13000円の会計でした。(有名高級店の半額とよく言われます)

過去のまさるはこちら

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘 寿司