京都府

シェリークラブ

高台寺の横の石掘小路にあるシェリー専門店。。銀座6丁目に本店がありシェリーの品ぞろえでギネスに掲載されていると言っていた。京都のこの店でも45種類以上のシェリーを取り揃え、飲み比べやスペイン料理とのコラボを楽しめる趣向となっている。シェリーワインリストなるものもありドライと甘口、軽めと重めのものが自在に選べるようになっている。自分の好みや、飲みたいものバーテンダーと相談しながらオーダーする。すべてのグラスシェリーが945ワンプライスは分かりやすい。小皿にオリーブ、ドライトマトなどを突き出しを出してくれる。 dorinku1.JPG 最初は食前なので軽めのドライの「ラハンダ」を所望。ティオペペがドライシェリーで有名だがもっと味のある感じである。。その次が辛めのやや重のプリンシペをいただく。これも秀逸。 途中で樽に入ったシェリーをベネンシアドール公式称号資格認定試験を受け、また日本の選手権でグランプリをとったと聞く、べっぴんの岸本美智子さんが華麗かつダイナミックな見栄えでシェリーの魅力と風味を最大限に引き立てる「ベネンシア」を披露されていた。高く振り上げたベネンシアという杓をしならせて、キラキラと輝きながら流れ落ちるシェリーは限りなく美しく、またシェリーがしっかりと空気に触れることにより、その豊潤な香りが開くといわれる。 takosheri.JPG 食事はタコをオリーブオイルと岩塩で煮込んだもの。。。これはドライシェリーにぴったり。。 シェリーのおさらい。。。シェリーとはスペイン、アンダルシア地方の南西、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの街とその周辺で造られる白ワインの一種で、ブランデーを添加して造られる酒精強化ワイン。製法の違いによりさっぱりした辛口から濃厚な甘口まで造られ堪能できる。スペインが世界に誇るワインといわれる。(受け売りです) yasaimusi.JPG タジン鍋で蒸された京野菜盛り合わせはピリッとしたマヨネーズでいただく。。。シェリーもヘビーになればなるほど色も濃くなり味も熟成感がでて紹興酒の様になってくる。 dorinku2.JPG 3杯目はかなり濃い目でレヘンテを所望する。。。甘くて濃いいシェリーはたまに食後にいただくがこれはこれで油っこいものとかにもベストマッチ。。。その隣は仕上げにいただいたドライビールのアンダルシア。。。。これもまた秀逸である。。。ピアノ曲「アンダルシアの思い出」が脳裏に響く。。。。 ああスペイン行きたい。。。。。。 guratansheri.JPG カボチャのグラタンは姫南京にブルーチーズを詰めて焼いたものでこれも熟成されたシェリーにドンピシャ。。店員の方もとても親切。。。ゆったりとした時間を楽しませてくれる。。 paeriasheri.JPG 魚介のパエリアはどこでもいただけるのでチョリソと野菜のパエリアを所望する。。。日本人の好みにしてあるが米一粒一粒に味がしっかりとコーティングされてシェフは以前和食の職人だったらしく実に大胆かつ繊細な内容である。。。建物も大正時代の蔵を改装。。かなり風情あり。。。。 詳しくはこちら シェリーくらぶ 京都市東山区下河原町489番2 075-525-2201 月~土曜日 17時30分~23時30分 日曜日 15時~22時 定休:水曜

しぇりークラブ 京都・石塀小路ワインバー / 祇園四条駅東山駅河原町駅

レストラン 京都市

とくを

京都での会合の前に知人と会食。。。 前から気になっていた知り合いのグルメサイトにでまくっている「とくを」さんへ。。御主人の名前も徳尾というらしい。。昼のお任せランチ5000円を所望する。 sakiduketokuo.JPG 先付けは3種。筋子を丁寧にほぐし醤油漬けにしたもの(これはかなり旨かった)と。鯛の出汁の煮こごり。黒ゴマ豆腐の上に雲丹の乗ったもの。。。これでまず生ビールを一杯飲んでしまう。 けれんもなく器もそう特別なものではないのだがいい意味で安心して食せる。。京都ならではの「どうや!」って感じがないのが実にいい。。 tukuritokuo.JPG お造りは赤身がだめなので平目、剣イカ、貝柱。。。ヒラメもかなり大ぶりにカット。。剣イカも大きなサイズで味がよくのっていた。。それをしっかりときりつけておられ食べ応え満点。。。ここが人気の秘訣か。。。サービスをされている女性がまたいい。。言葉のかけかたや気遣い、目の優しさや表情など実に慈愛のある接遇でこれもこの店のいい空気を作る要因となっている。。 これぞほんまもんのホスピタリティである。 kamonasutokuo.JPG 賀茂なすの海老そぼろ餡かけもどこにでもある京都の料理だがどこよりもうまかった。。。これ以上は言いようがない。。料理全般がこれ見よがしの派手さはないが一品一品 きちんと手がかけられている 。 sawatarayuantokuo.JPG 濃いくて旨口の日本酒を所望すると青森の田酒が出てきた。鰆の幽庵焼とセロリのキャラ煮、ホタテの焼き物の3店盛りとこのお酒は実にベストマッチ。素材がかなりいいものばかりである。 この内容でこの価格はリーズナブルだと思う。 kamomanju.JPG 鴨饅頭は鴨のそぼろをじゃがいもとユリ根を裏ごしたもので包んだもの。それに山葵を乗せた餡かけ。。。上から見ただけで旨いというのがわかる。。。ふかふかでたおやかでほんまにうまいな~としみじみつぶやいてしまう。。。 hamoasupara.JPG アスパラを名残の鱧で巻いてクラッカーの衣を付けて揚げたもの。これもよく見る料理だが鱧は脂がのりまくってそれも4切れついていて内容も量も満足させてくれる。。。 jakogohantokuo.JPG じゃこご飯のじゃこはカリカリと揚げたもの。。これはこれでかなり旨い。この時点でお腹いっぱい。。。 kurotonyupurin.JPG デセールは黒豆豆乳のパンナコッタとフルーツの盛り合わせ。。奇をてらわないきっちりと伝統の料理を受け継いでいかれる京都の料理人さんのお一人である。多分年齢は40前か。。。   京都市下京区木屋町通仏光寺上ル(東側)天王町151 電話 075-351-3906 11:30~14:00、17:00~22:00 日曜休み カウンター10席、座敷昼は要予約、夜は予約が望ましい 昼コース5250円、夜一品料理1500円~、コース7875円、10500円、15750円。

とくを懐石・会席料理 / 河原町駅祇園四条駅清水五条駅

和食 京都市

じき 宮ざわ

京都四条堺町の錦市場の手前のとこにある瀟洒なカウンター10席のみの料理店。 2007年の年末に開業の新進気鋭の人気店で、あるお方のご紹介で春の名残の料理をいただく。 35歳の店主の作る料理は京都ならではの伝統的なトラディショナルな和食のなかに私どもでも、「う~ん」と唸るいい仕事が随所に見ることができる。座付に抱腹絶倒という伏見のお酒がつく。酸度が高くシャンパンのような味わい。いきなり一本やられたという感じ。 山葵の葉のおひたしにホタルイカに黄身酢。一寸豆だけが湯がきたてで入っているところがおいしく食べてもらおうという神経の細かさである。 hotaruika.JPG 大ぶりの煮物椀は若布と筍。このような普通のものが普通以上に美味しいことが素晴らしい。 筍はひたすら柔らかで若布も香り高く出汁の加減も秀逸。お茶事の出張料理も修業中にされていたようで茶懐石にも通じる内容であることいただいているうちに理解できる。 jikiwakatake.JPG 造りは青森産のひらめ。4キロくらいあるもののらしい。お願いして、しっぽのほうを所望する。 滋味深くスダチを絞って塩でいただくと甘みと旨みがじゅわ~っと舌の上に流れてくるのが実感できる。 盛り付けも繊細。器も一つづつ紙にくるんで収納している。 jikihorame.JPG この店の真骨頂である「焼ごま豆腐は」今までありそうでなかった料理。 表面こんがり中身はトロリとしたごま豆腐にかかるゴマソースがたぶん蜂蜜系の甘みと出汁の旨みがナイスマッチ。その上には潰した炒りゴマがたっぷり。。。これを目当てに来る客が絶えないという界隈の話。 yakigomatoufu.JPG 次に出てきた穴子の鍋は脂分たっぷりでええ出汁が出てわらびの苦みと木の芽の香りとがぶつかり合ってしかも反目しない取り合わせ。シャルドネか芋焼酎を炭酸で割ったものと合わせればいいかなと思いながらもおいしすぎてどんどんいってしまう。かなり計算された食材の取り合わせである。 anagonabe.JPG と言っている間にご飯が炊きあがりやわやわのふにゃふにゃご飯をまず一膳すすめていただく。 まさにお茶事のようでこの後少しずつ水分の抜けたご飯を2回いただく。周りの客もこの趣向には驚きモモの木。。 jikigohan.JPG お漬物はお好きなだけどうぞといわれるが日本酒の御代わりを所望し漬物だけ行儀悪くたくさんいただく。 jikitukemono.JPG デセールは大ぶりの中までよく熟れたイチゴと清見ミカン。。 jikidezato.JPG これも名物の特製モナカは中のアンコは自家製で甘さ控えめにして練り上げる。そのアンコを季節によって異なる皮にはさんでお店の端にある炭火コンロで丁寧に焼き上げる。 それとお薄で御馳走様でした。 ousu.JPG お腹もいっぱいで満足度100% 5250円のお昼のコースでした。 住所 京都市中京区堺町四条上ル東側八百屋町533-1 電話 075-213-1326

和食 京都市