カテゴリー:フレンチ

リーガロイヤルホテル 結婚披露宴【大阪市 肥後橋】

友人の娘様が華燭の典を挙げられありがたいことにご招待をいただく。。13代続く京都の呉服屋さんの娘様と兵庫の由緒ある神社の息子様との縁組でそれはそれはここ最近見ることのないような絢爛なる披露宴であった。

会場入り口にはホテルの役員の方々やチーフソムリエ氏もそろってお出迎え参列者もそうそうたる顔ぶれ。。。元大臣も2名こられ祝辞を述べられていた。来賓代表である泉州池田銀行の相談役の方(87歳)の祝辞で歴史と言うのは一回きりである、歴史と言うのは忘れることである(つまらんことは忘れよ・・)ということ、結婚の意味は日々の嫌なこと面白くないことからの辛さや悲しみを半分にしてくれるパートナーを得るということ。。。という内容のことを流暢に格調高くお話しされていた。。結構感じいってしまった。

モエシャンドンで乾杯のあとお楽しみの食事開始~。鯛とサーモンを2重に巻いてイクラを添えたもののアロマート風味。。アロマート風味ってこのホテルで食事した時にメニューでよく見るけどあまり意味がよくわからん。。付け野菜に香りを付けているって意味かしら。

鴨とレーズンのシャルロット紅白ラレシ添え。。この前菜もたまにこのホテルでいただく。。七面鳥で作ったものはよくいただくがこの日は鴨肉。。中は荒くみじん切りされた鴨が入っていて濃厚かつしっとりとした口当たり。

春菊のムースと海老柚子のジュレも柚子の香りと海老の食感、ムースの滑らかな感じが一体となってシャンパンがとっても進む。このアミューズは最近このホテルでええフレンチ頼んだ時に必ず出てくる鉄板メニュー。

料理特別顧問の宮川榮治シェフがメダルを付けて登場しコースメニュの説明をされていた。

温かいフォアグラのフランとフォワグラ トリュフソース。。これもこのホテルの看板メニュー。フォワグラを茶わん蒸し状態にしてトリュフソースをかけてその上に漬け焼きしたフォワグラが乗っかるというこれまた贅沢な一品。同じものをもう三個食べたいとホント思った。200人を超える大人数の披露宴なのにとってもレベルの高いお料理が振る舞われる。

新郎新婦が事前にどれだけ準備されたのかを考えるとなおさら美味しく感じる。。。

春のグリーンピースのポタージュ。。。これも普通に美味しい。。サーブする配膳君に「大盛り!」と所望する。

会場はこんな感じ。天下のロイヤルホール。隣に同席した淡路島から来た友人はこの披露宴に目を丸くしていた。淡路島の結婚式はいまだに旅館ですることも多く先日参列した結婚式は延々8時間続き参加者は途中で温泉に入り浴衣に着替えて再び部屋に戻ってくるのが普通と言っていた。別室で麻雀を始める人もいるらしい。その日の引き出物はドラム式の洗濯機で自宅に直送と言っていた。。

手で持って帰れる引き出物はあまり記憶がないと言っていた。恐るべし淡路島結婚式。。。

魚料理は桜鯛とホタテ貝の白菜巻蒸気蒸しとプチトマトのコンフィ添えマリニエールソース。ということらしい。見た目もとっても端正。とってもいいアロマを感じる。

マリニエールソースは多分漁師風とかいう意味だったと思う舌ヒラメとかでよく食べた記憶がある。貝のエキスと白ワイン、バター、生クリーム、牛乳、レモン、シブレットっていう感じであろう。トマトの風味も感じた。

しかし全くしつこくなく軽やかでAKBの前田敦子がスキップしているような華やかなお味である。マリニエールソースと聞いてエマニエル夫人を想像するのは私だけか。。(年齢がわかってしまうぜ・・・)

中はこんな感じ。。天然の鯛のとってもすっきりとした繊維質とホタテ貝の旨みもたっぷり。。美味しすぎ~

フランボワーズリキュールのグラニテ。。。木イチゴなのね。とても大人の味・・。新婦の母親と友人なんだけど呉服屋さんの13代目をしながらいろんなお仕事をされておられる。。家庭画報の1ページ広告に出たり神田うのさんと化粧品のTVコマーシャルに出たり。。。

当然その娘さんも超美しい方でああこんな人が世の中に存在するのね・・・と納得。。。テーブルに自筆のメッセージで「これからもお母さんをよろしくお願いいたします。。」と書かれたカードが添えてあり有難く頂戴をした。

赤ワインを所望。。廉価ワインだけどチェリーの香りもとほどよい果実味があってしっかりした口当たり。。

メインディッシュは黒毛和牛のローストビーフ。。。ディスイズサーロインといった感じで脂でまくり。。比較的あっさりしたしょうゆ系のソースなんだけど口に入れるとジュワーと溶けだしかなり強烈な個性。。

付け合わせの野菜は和風に炊かれていたりしてさすがと唸ってしまう。。ローストビーフは肉で決まること確認。。その料理が温かく提供していることにも感心する。

この肉がおかわりのワゴンサービスがあり肉を食べたことがない子供のように食べまくった。配ぜんのお兄さんも調子に乗って私の皿の上に肉盛りまくり。。

華やか温野菜と銘打たれたものはさっぱりと酸味が効いたドレッシングがかかってあった。

イチゴのシャンパンジュレもこのホテルの定番。。上級者の友人はここでシャンパンを所望。。

デセールはチョコレートムースはちみつ風味とパンナコッタとマンゴ。。(これは秀逸だった。。)抹茶のびっくりアイススフレ)の三種盛り。

最後の締めは白鳥のシュークリーム。。。

盆と正月が一度に来たような御馳走を相伴させていただきました。御馳走様・・・・

大阪市 肥後橋 フレンチ

レストラン&ライブ ポコ

群馬県前橋に出張。。

相馬原駐屯地を見学させていただき昼食をいただく。隊員さんがいつも食しているものをお客さん用の食器に盛りつけ。雛祭りの日だったのでちらし寿司やハマグリのお吸い物など。デザートに桜餅もついていた。。とても美味しかった。。

献立もついていてお料理屋さんの御膳のよう。自衛隊もなかなかやるね。。

夜は繁華街を散策。前橋は豚肉の名産地でTONTONのまちで有名と聞く。地元の飲食店が豚肉料理を競うT-1グランプリが開催されていた。T-1のTはTonらしい。予選ラウンドが78店舗でその中から選ばれた6店舗が現在決勝戦を行って市民の投票でグランプリが決まるらしい。黒酢の酢豚や豚肉の入ったカレー丼、豚肉のリゾットなど一度は食したいものばかりが決勝に残る。

そしてこの店の名物の「もち豚ton-tonボール」1000円。

出てきた代物は巨大な肉だんご。

ふたつに割るとチーズが溶ける~お味はポトフのような感じ。。とってもやさしい。。お肉は叩いた豚肉で歯ごたえも残っていてつくねの感じではない。。これはまさに目からうろこ。思ったよりも手がかかっていることは間違いない。ブイヨンのスープが野菜の甘みと相まってとってもデリシャス。。

見た目も素晴らしい。。グランプリを取られること心から願う。。。

前橋市千代田町4-1-7 グレースビル 027-233-6662

*明日から中国の「義鳥」と言うところに7日間行ってきます。世界最大規模の総合卸売市場があります。町全体が卸売市場で世界中から毎日10万人のバイヤーが買いに来ると聞く。。どのような商品でも価格が日本の10~20分の1らしい。しっかりと勉強してまたご報告します。。。

ではまた・・・

 

レストラン&ライブ ポコ欧風料理 / 中央前橋駅前橋駅城東駅

イタリアンフレンチレストラン洋食 関東地区

ビストロエピス【大阪市 姫松】 【大阪市 帝塚山】

美味しいフレンチを気兼ねなくカジュアルにと思った時、ああこの店があってよかったといつも思う帝塚山のビストロエピス。この日は個人的なお祝いがあったので事前に普段懇意にしていただいている奥野シェフにその旨を伝え好物のオマールエビをリクエストする。。

このお店ナイフ、フォーク は 使いまわしなんだけど料理の内容はグランメゾン級。一流ホテルと言われるフレンチダイニングの若いシェフが作る料理とは格が全く違う。。でも価格はリーズナブル。。。カジュアルな気分 で 本格的な フレンチ が 楽しめる希少なお店。席数が12席。。お店が小さいので予約が必須。。。

とりあえずビールではなくこの日はシャンパンでお祝い。。。と言ってたらお勧めのリーズナブルなスパークリングを薦めていただく。。シェフ同様サービス担当のイケメンも最近ソムリエ資格取ったらしく胸にぶどうの金バッチが光っていた。

ヴーヴ・ド・ポールのブリュット・レッド・ラベル。。。多分1000円以下のスパークリングなんだけど香りもよく爽やかで軽やか。。さすがソムリエ君。。。財布に優しいのはとてもうれしい。奥野シェフは小さな火口で黙々と順序良くクリエイティブかつガストロミチックに料理を作りだす。しかしながらしっかりとパンチのある魂の入った逸品はビストロの域を大きく超えている。。

アミューズはアンチョビバターソースでソテーしたホワイトアスパラと魚介のサラダ仕立て。。野菜の中にソテーした牡蠣、ホタテ、ホタルイカ。。。火入れも完璧。。スパークリングとの相性抜群。ホワイトアスパラってホントに美味しいねえと声が出る。しっかりとエッジのきいた塩づかいはまさにオーセンティックフレンチ。やっぱフレンチはこれでないと。。。。

 

この店もとは「白い家」というチーズケーキで有名なカフェがあった場所で30年前学生の時にによく来た記憶がある今は店の前にフランス旗がひらひらしててこの街のシンボルになっている。

前菜は活オマールエビのクリュ。透明なゼリーはトマトのジュレ。赤いのはビーツのムース。ラタテュイユ添え。。この調理はシェフの真骨頂。。とても細やかな仕事に目を見張る。トマトのジュレはエキスのみを抽出。ビーツのムースは味わい深すぎ。オマールはほぼ半生。。口の中で酸味や海老の旨みソースとしてのビーツの甘みアクセントとしてもラタテュイユ。。。。言葉にならないくらい旨過ぎ。。。

奥野シェフ は スイスホテル(元サウスタワー)のメインダイニング 『 ラツール 』 で 修行された。いまどきの軽いフレンチではなくしっかりと腰の据わった味わい深いソースと絶妙な火入れが特徴。。私の口にとても合う。何をいただいても美味しいのはいつものこと。。

どの料理もソースが美味しすぎていつもパンを4回くらいおかわりしてしまう。。スープはカボチャ。。。一見ありふれたスープなんだけど口どけ感とまろやかさ風味。。。そこらのお店のスープとは完全に一線を画す品の良さ。こういった普通のものが普通以上に美味しいというのはシェフの腕の良さに他ならない。

 

ポワゾンは大きな活オマールエビを片身使い。絶妙な火入れは海老の甘みと旨みを最大限に引き出す。プリプリノのポリポリ。。ソースは珍しくアメリケーヌ。。。食べたかったものが予想よりもおいしく提供される喜び。。。ああ幸せ。。粒マスタードをきかせたブールブランソースと香草バターソースで何度かいただいたことがあるがアメリケーヌソースも奥野シェフにかかるとかなり濃く、風味がありまくりで気が付いたら皿の上のソースを全部すくっていた。

イトヨリのポワレも身がほろほろして皮はパリパリ。。。

ヴィアンドはスモークした鳩胸肉のロティとホロホロ鳥のムースで包んで焼き揚げた子牛フィレ肉のクレピネット包みソース ノワゼット。。。癖のある鳩は食べやすいように軽くスモーク。。。手づかみで骨までしゃぶってしまう。トリフソースがたまらん。。

メルロ―ワインをいただきながらフーと美味しすぎてため息が出る。。シェフはこんな焦がしバター系のソースもお得意。

デセールはレモンタルトとヨーグルトムース、バニラアイスの乗ったクルームブリュレ。。。もう満腹で幸せで大満足。。

飲み物込みで2人で21000円なり。。。

この店は帝塚山の宝。。東京の白金台で食べても、芦屋で食べても、このボリュームでこの値段は絶対にあり得ない。 御馳走様でした。。。
大阪市住吉区帝塚山東1-3-36カーサ帝塚山B1F
TEL:06-6675-0211
営業時間:ランチ11:30~14:00
:ディナー17:30~22:00

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