カテゴリー:フレンチ

ア・ラ・ルーシュ【大阪市 我孫子】

正月あけに平素お世話になっている方とあびこにある表記のフレンチを訪問。裏通りにある一軒家で大きな看板もなく知らない人はここがレストランとはお店の外観から見てもはまったくレストランとはわかんない。

店内もシンプルな雰囲気と間接照明とゆったりとした配席で高級感をしっかりと醸し出している。白ワインを頂きながらメニューを拝見しランチの税込み3種類ある真ん中の4725円のコースを所望する。

2014-01-05 12.51.50

突き出しは大分産のチヂミホウレン草のムースにミガスのアクセント。ちぢみほうれん草って関東で獲れる露地栽培のしわのあるほうれん草だったと思うんだけど甘味がとっても強くて一口目にぴったり。茶色い粉のミガスはいわゆるパン屑というかパン粉を炒めたもの。玉ねぎも混ざっているのであろうか香ばしくてとてもいいアクセントになっている。

2014-01-05 13.00.11

「本日の小さな一品 ア・ラ・ルーシュからの贈り物」というこの店のスペシャリティーらしいマイクロハンバーガー。大人の親指と人差し指を結んだくらいの大きさ。
肉の味もしっかり出ていてなかなかキャッチーな逸品。メートルの方も商品知識がしっかりされていて何を尋ねてもドンピシャの答えが返ってくる。付かず離れずの気持ちのいいサービス。団体客には場が盛り上がるような会話もされていてなかなかのものと御見受けした。

2014-01-05 13.09.00

ワインはピノノワールとしっかりした重たいものの2種をグラスで所望する。いずれも価格の割りにはハイパフォーマンスのものでお昼には充分のものであった。

2014-01-05 13.15.24

アントレは紅ズワイガニを載せた新キャベツのスフレ。その下にあるものはなんだったか忘れた。。柑橘系のソースなんだけど塩っけが強いのが少し気になった。刺さっているのは黒キャベツをオーブンで焼いたもの。。イタリア野菜だけ国内で生産していると聞いた事もある。盛りつけのビジュアルもとても美しくて繊細。

2014-01-05 13.32.36

ジャガイモのスープはトリッフの入ったバターが添えられていて説き込んで頂くとトリッフの豊潤な香りとバターのコクが鼻孔を一杯にする。味の変化が面白いし・・これはかなり美味しい。。このバターとバケットでワインを飲みたかったな。。

2014-01-05 13.50.12

メインディッシュは7種類の中からチョイス。黒毛和牛の煮込みやロティー、子羊やジビエなど何でもござれ。もちろん魚料理もある。ビヤンにビュルーゴー家のシャラン鴨のロティーがメニューにあったので所望。2日前にシャラン産の鴨を食したのでシャラン鴨との異なりも見たかった。世界中で1日20羽しか屠畜していないのでしかもそのほとんどは赤坂にあるホテルニューオータニが押さえているので稀少素材である事は間違いない。

舌触りもよく火入れの加減もあるのだろうけどかなり美味しい。皮目もカリカリで旨味もしっかりあって厚くカットされているので食べ応えや口に入った食感もとてもいい。軽めのワインとの相性もばっちり。
ささみ肉もついていて食感の異なりが感じられてとってもいい。モモ肉はミンチ状にされて春巻きの皮で巻かれて揚げて提供。旨味凝縮でとても楽しい。じゃがいもは、グラタン・ドフィノワ。細やかな仕事ぶりが光る。。美味しい食事は会話がすすむ。ランチなのに2時間オーバー状態。

2014-01-05 14.08.40

鯛の白子とお米のガレット(お焦げ)にあたたかいコンソメスープを注いで締めると言う粋な計らい。この形も初体験。。この商品が有る無しでは満足度がかなり異なるであろう。メートルドテルをはじめとした給仕の方々の所作もとても美しい。

2014-01-05 14.21.52-1

デセールはフランボワーズのオペラとフランボワーズのシャーベット。普通に美味しい。。満腹なんだけど酸味がとてもいいので完食なり。

2014-01-05 14.20.44

コーヒーとお茶菓子でフィニッシュ。次回は夜に再訪する予定。

C'etait dejeuner tres bon!

大阪市住吉区苅田3-17-4
エクセルアビコ 1F
tel/fax06-6697-6632

ア・ラ・ルーシュフレンチ / あびこ駅我孫子町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 我孫子 フレンチ

ル・ミディ Le midi【大阪市 帝塚山】

私どもの会社は年中無休で年末年始はおせち料理の製造で大忙し。年始初めてのランチは食べログ焼き肉部門日本一の又三郎のマダムと一緒に帝塚山の表記の店を訪問。

阪堺電車 帝塚山四丁目駅から北へ約10m。以前は地元の牛乳屋さんだったところ。聞けば開店してはや2年になるらしい。昼間はカジュアルな雰囲気から帝塚山学院のお母さんでいつもにぎわっている。

店名「ル・ミディ」は南フランスの意味らしい。シェフは1983年渡仏。南仏2つ星レストラン「ロアジス」を経て、ヴォナの3つ星「ジョルジュブラン」、ラ・ロッシェルの2つ星、アヌシーの3つ星「ラ・メゾン・ドゥ・マルク・ヴェラ」、ノルマンディーの1つ星レストランなどで修行後、帰国。(HPより)

お店は真っ白の壁と古木を上手に使っていてプロバンスって感じ。明るくて高級感をしっかり保ちながらオープンキッチンのせいもあってカジュアルな感じもする。
昼のランチは2500円と3500円の2種類。正月なので奮発して3500円のコースを所望する。


2014-01-02 12.45.19

前菜はフォアグラの料理かオマールかを選択。海老好きの私は迷わずオマールを選択。ミディアムにローストされたオマールのテイルにオーロラソースがとてもよく合う。ズワイ蟹とマグロとアボガドのタルタルは普通。2014-01-02 12.57.09

安納芋のスープ。甘くて美味しい。しっかりと素材の味がする。自然の甘さがとてもいい。シナモンもいいアクセントになっている。女性にはたまらない逸品であろう。

2014-01-02 13.15.17

ベリーソースの掛かったのシャラン産鴨のロースト。ちゃんとした火入れでソースも甘くて酸っぱくてボリュームもあってとっても美味しい。キレイに盛付けされた野菜も身体に良さそう。

鴨肉は昔から大好物で青首やツムラの河内鴨とかいろいろ食すけどフレンチのソースに合うのはやっぱりフランスの鴨であるといつも思う。特にシャラン鴨(シャラン産鴨とは別物)でシャラン鴨と名乗れるのはシャラン地方の中でも飼育方法、飼育場所、屠殺方法など細かい規定に適合した鴨だけで、月にわずか600羽しか生産されていないと聞いたことがある。

屠殺の仕方が餌を食べてる間に後ろから針を刺して気絶させて意識を失くしてる間にガス室に入れるので普通の窒息鴨と違ってストレスがかかっていない分肉質が異なるらしい。

今日本でこの鴨をちゃんと仕入れ出来るのは実際に、シャラン鴨を仕入れられるのは、洞爺湖のミッシェルブラス、ひらまつ、トゥールダルジャンくらいかと思う。
私は鴨が大好きなので東京に行ったときにトゥールダルジャンでたまに頂く。最近は柔らかい幼鴨が主流なんだけどテーブルの横で調理してマデラ酒とブランデーとデミソースみたいなものをぐるぐるかき回して作る血のソース(カネトン)が血抜きしていないレアに火入れされた味わい深くて絹衣のような舌触りの鴨肉にドンピシャの相性を見せる。価格もそれなり。

そんな事はどっちでもよくてカラトリーがよく見れば「シャトー・ラギオール」で持ち手の部分は、水牛の角(つの)なかなかのこだわりである。

2014-01-02 13.43.32

デザートは三種盛り。ガラスの器に入っているんがパンナコッタ。食べにくいけど普通に美味しい。盛りつけも上品な感じでとてもいい。シェフも私と同じ年齢くらいのイケメン。

住吉大社でおみくじを引いていたおばさんが「大凶」だったのでもう一度買ってくると言って戻ってきたら再び「大凶」。凄い運の持ち主・・・・

大阪市住吉区帝塚山中4丁目9-3
06-6671-2688
11:30-14:00
17:30-21:00
水曜日定休

ルミディフレンチ / 帝塚山四丁目駅帝塚山三丁目駅神ノ木駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 帝塚山 フレンチ

サンパレス六甲

中国自動車道の西宮北インターの横にある結婚式場のディナーショーに招待いただく。小振りの宴会場で参加者150名くらい。。クリスマスディナーコースに好きな飲み物を頂いて90分とショータイムが60分と言う構成。料理長は昔一世を風靡した料理の鉄人の坂井シェフの弟子の徳永利治シェフ。

2013-12-08 11.46.57

アミューズは左下からマグロを軽くスモークしたもの。キヌサヤとパプリカといっしょに串打したもの。その隣はオマール海老と柿のコンポート。生クリームの入った軽いソースが秀逸。真ん中は皮をむいた水蛸を蜂蜜味のドレッシングでマリネしたもの。右上はズワイ蟹のキャビア添えで卵黄を醤油漬けしたソースで和えたもの。左上は牛乳と生クリームの味のカプレーゼ。

2013-12-08 12.12.39

フオワグラコロッケは坂井氏のスペシャリティ。ソースはキノコとトリフを合わせたもの。

2013-12-08 12.13.28

ポテトコロッケの中にフォワグラがごろんと入る。特段どおって事がないけど普通に美味しい。。

2013-12-08 12.30.37

Poissonは蒸しアワビと茄子を和風出汁で合わせたもの。アワビはしっかりと煮込まれていて年配の方が喜びそうな献立。

2013-12-08 12.41.31-1

蕪のスープの中には蕪の小口にカットされたものが入っている。和のエッセンスをたくみにとりいれていてとてもお上手。緑のソースは蕪の葉から作ったもの。

2013-12-08 12.55.34

メインは和牛のローストビーフ。これも唐辛子で辛みをつけた和風のソースで仕上げている。やはり高齢化社会なのかと献立を見て感じる。

2013-12-08 13.17.52

大きなドームはホワイトチョコで作られたもの。

2013-12-08 13.22.23

割ってみると中はバニラとフランボワーズのパルフェ。宝箱をイメージされているらしい。

2013-12-08 14.47.23

ショーはBORO.「大阪で生まれた女」がヒットしたのは36年前。。「大阪で生まれた女やけどあなたについて行こうと決めた。たどり着いたら一人の部屋 青春に心ふるわせた部屋 ♪」  久しぶりに聞いても泣けたわ。BOROも今年還暦らしい。。月日は百代の過客にして・・・実感する

サンパレス六甲のHPはこちら

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