カテゴリー:カフェ

cozy coffee spot【大阪市 姫松】 【大阪市 帝塚山】

自宅近くに先月オープンしたコーヒー焙煎のお店。白を基調とした内装もかなりいけててLAな感じ。自家焙煎の機械が入り口にどーんと鎮座。近くのお金もちそうなご夫人が静かにコーヒーを楽しまれている。

オリジナルブレンド"DAILY SPECIAL"は350円 その他の味や焙煎の異なりを楽しむもの(5種類)は400円。エチオピア産、東ティモール産は朝煎りでサードウエーブ系。パプアニューギニア、ブラジル、マラウイーはしっかりした味わいのもの。

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今回はしっかりとローストされたマラウィ産の「Misuku Chinongo」をいただく。1杯ずつのハンドドリップ。柔らかな酸味と密度の高いしっかりと濃いコーヒーを飲んだ感が残るのが特徴。しかしながら丸福珈琲のような苦濃い感じでもない。大きなカップなのも嬉しい。豆だけの販売なら810円/100g。半分はそのままいただいてもう半分はミルクを少し入れて楽しむ。雑貨もかなりおしゃれな感じ。プードルもいて犬好きの私はとても嬉しい。

最近コンビニのコーヒーに口が慣れてきてたので美味しいコーヒーを久しぶりにいただくと気分がリフレッシュする。

大阪市阿倍野区帝塚山1-7-3
06-7710-7062
OPEN 8:00 CLOSE 19:00

COZY Coffee Spotコーヒー専門店 / 姫松駅北畠駅帝塚山三丁目駅

昼総合点-

大阪市 姫松大阪市 帝塚山 カフェ

ジャンゴ(Django)【大阪市 松虫】

阿倍野の松虫交差点東にあるカフェレストラン。辺鄙な場所だけど比較的自宅から近いのでヘビーユースしている。店のジャンルは「男のオーガニックカフェ」無骨なんだけどしっかりと計算し尽くされたカッコいい空間で自家栽培された野菜で作る素材感溢れた食事とお酒を提供される。

知らなければ素通りしてしまいそうな地味で小さなお店は看板(小さな表札のようなものはある)もなく鉄格子に覆われた窓が特徴の倉庫か美容院のような謎めいたファザードで嫌がらせのような重たい木の扉をあけるとLAのダイナーを更にナテュラルにしたような趣味性の高いブラウンな内装と緩いレザーのソファー席が目に飛び込む。店はすべて店主の手作り。店名はジャズ・ギターの神様、ジャンゴ・ラインハルトから。初めての客であってもイケメン店主の「Jackさん」が穏やかに温かく迎えてくれる。*顔はかなり彫りが深くショーンKか外国の俳優さんみたい。写真はHP参照・・・

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BGMはプレーヤとレコードと真空管のアンプが奏でるJazzや店主のお気に入りのカッコいい曲。ボブディランのライブ生録された「風に吹かれて」は背筋がゾクゾクする。一言で言えば素敵すぎる空間。。しかしながら食べログ等の評価を見たときにこの店の空気感や食事の素晴しさはわからない客もいてわからん人にはこのセンスが全く理解が不能であると思う。

以下HPより・・・
世界のソウルフード DJANGO
料理の主役は、土づくりからはじめた畑で有機栽培した野菜。
たくましく根を張った玉ねぎ、真っ赤に熟したトマト、
ゴツゴツしたかぼちゃなど、
旨みと滋養が凝縮された自慢の素材をゴロゴロ使い、
男性も満足できるボリュームに。
味わい深いコーヒー&ベーグルは、
通もうならせる“DJANGOオリジナル”です。
そして、わが家のようにほっとくつろげる内装も自分たちの手づくり。
壁や照明に椅子、カップからカトラリーまで、
ひとつひとつ時間をかけて作り込みました。
そこに流れるのはMose Allison,Eddie Jeffersonなど
懐かしくも熱いJAZZの名曲たち。
いい音楽を聞きながら旬の野菜ご飯をガッツリ食べて大いに語らう、
少し武骨で気の効いた空間、僕が20年間思い描いてきた
『世界のソウルフード DJANGO』です。
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この日は2件目だったのでハイボールに合う料理を数品お任せでお願いする。

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最初の一品は「原木シイタケと広島産カキのコンフィ」ハーブを漬け込んだオイルの中で椎茸とカキをいっしょに火入れ。椎茸にはカキの味がカキには椎茸の味が染み込む。相性の良さはいわずもがな。

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特製グラタン「NONAME」
グラタンソースは春キャベツと白菜をゆっくりソテーして甘みを出したあとにピューレ状にしたものをベシャメルソースとドッキングさせたたもの。
コクを出すためにチーズとベーコンを刻んでトッピング。パスタはリボンの形状のファルファッレを使用。更に小さめの芽キャベツもあわせて「かわいい」を意識して作ったとのこと。

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野菜はほとんどが能勢にある自分の畑で栽培。カラトリーや箸置きなどもすべて手作り。
続いての料理も「NONAME」
収穫したての人参2種とじゃがいものキタアカリをソテーしたものに野菜スープといっしょにピューレにした人参ソースをかけたもの。身体に優しいホッとする料理は野菜の甘味と苦みがしっかりと感じられる。ウサギになった気分・・・

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70年と80年代によく聞いたリンダロンシュタット。懐かしくて涙が出そうになる・・店主さんが料理に合わせた丸い音楽を選んでくれたらしい。

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「石見ポークバラ肉のビール煮込み」
石見ポークのバラ肉塊に焼き目をつけて、季節の野菜のソテーしたものといっしょにビールといっしょに煮込んだもの。パンチをつけるためにアメリカ・サンフランシスコの地ビールで苦みの強い「リバティーエール」を使用。。豚肉と野菜ソテーの甘み・ビールの苦みのコントラストが楽しい。お酒は当然バーボンウイスキー・・・

こちらのお店のスペシャリティであるベーグルと一緒にいただく。生地から焼き上げまですべて手作りで甘くてモチモチした食感が特徴。

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続いての料理も「NONAME」海老好きの私のために作っていただく。
エビを頭と殻をつけたままで焼いて香りを出したあとに殻をむく、多めの自家栽培ニンニクでアスパラといっしょにソテー。スープストックの中で外した頭を煮出しエビのダシと葉玉ねぎのピュレをあわせたソースを添えたもの。当然のことながら海老とソースの調和が素晴しい。

私の口によく合う優しい料理と、心に染み入る音楽、カッコいい空間と落ち着きのある雰囲気は最高の安らげる場所。夜は予約必須です。

大阪市阿倍野区王子町2-4-11第2ナカビル1F
06-6115-7955
営業時間11:30~15:00
17:30~22:30
定休日火曜日 第一第三水曜日

大阪市 松虫 カフェ

グレーヌ・ド・ポワール【大阪市 北加賀屋】

関西スイーツの老舗であるポアールの西成の南津守に出来た工場兼アトリエを友人訪問。
こちらでは北新地のお店むけのスイーツを作っていると聞き及ぶ。

お店の解説は以下HPより抜粋

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【グレーヌ・ド・ポアール】
五感で楽しむ、スイーツ・ショウへようこそ
Ladies & Gentlemen! 紳士・淑女の皆さま。
ポアールの情熱と技術がうみだす、
斬新なショウ・タイムがいよいよはじまります。

ここ、《Graine de Poire》では、
思わず目を見張る、職人たちのあんな技やこんな技。
オーブンから出したばかりのスポンジの艶やかな姿。
耐えられなく芳しい、焼きたての香り。
などなど、通常では見ることも嗅ぐこともできない
お菓子づくりの真髄を、たっぷりとお楽しみいただけます。

また、7席のみのカウンターでは、
ここでしか味わえないスペシャルなコース料理をご用意。
オードブル、シェフからのアミューズ、そしてメインディッシュ…
すべてをスイーツで構成したオリジナル・コースは
その日のおすすめ素材とシェフの遊び心がたっぷり。
ポアールの“旬”を、まるごとお召し上がり下さいませ。

《Graine de Poire》のGraineとは、種を意味する仏語です。
やがて芽吹き、色とりどりに咲き誇る。
この工場はそんな花の種のように、可能性に満ちた場所。

グレーヌ・ド・ポアール
これからも“心地よくお客様を裏切る”をテーマに、
ワクワクするショウを展開して参ります。
進化するポアールの姿、ぜひお楽しみに。

グランシェフ 辻井良樹

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工場を一通り見学して記念撮影もした後に席に案内いただく。
メニューはスイーツコース 3240円(税込み)のみ。前菜・スープ・メイン・グラニテ・箸休め・デセール・食後のカフェという流れ。

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最初のアミューズは洋梨(ポアール)型の白い器に入ったプチ生シュークリームとブラジル珈琲。ポアールのプチシューはとても有名だけど普段いただくものよりも皮が柔らかい。

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目の前で作っていただいているこちらのお店で20年のベテランチーフパティシエ曰く、「ポアールのプチシューはあちこちの店頭に出されているものは大量生産するので最初からカスタードクリームと生クリームを混ぜ合わせたものを提供しているがこちらで食べる分は創業当時の作り方同様に手絞りで別々に分けてシュー皮に詰められる」と言っていた。滑らかなカスタードの口溶けと生クリームの香りがあとから鼻腔に抜けるのが心地いい。

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一緒に出されるすっきりした後味のコーヒーはグアテマラの有機栽培のもの。

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食べている間にパティシエさんが苺とベリーをオレンジリキュールでフランベしたり、目の前でせっせと次のスイーツ作りに取りかかる。カウンタ−に漂う甘い香りも御馳走である。

登場したクレームブリュレはアニス独特のほのかな花のような香辛料のような香りとオレンジリキュールが合わさってショコラアイスの上にピンクペッパーとフランベした温かいベリーフルーツソースがかかった甘くて酸っぱくて温かくて冷たい、濃厚なんだけどさっぱりした複雑な味。たくさんの工程を経た食材が一つの器にバランスと調和を保ちながら盛り込まれる様に驚きがある。

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こちらのアトリエ(お店)自体は10時から18時までの営業で食事がいただけるこちらの「デザートサロン」は11時から。客によって滞在時間が異なるので予約は受け付けない。、コースお客の食べるスピードをみながら作っていただけるので早く食べても1時間半から長い人なら3時間かかると言っていた。

次に出されるスープはカシスオレンジとアールグレイのティーソーダスープ。炭酸の泡を固めて入れているのでスープを口に入れるとシュワシュワとパチパチが同時に咥内で感じる。

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仕上げにパティシエさんがドライアイスでブクブクにしたレモンの泡をグラスに入れて仕上げてくれる。シズル感たっぷりでとても面白い。カシスの果肉の酸味もさっぱりして口休めにぴったり。

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スープをいただいている間に次のメイン料理に取りかかられる。フライパンでおもむろにブリオーシュをパンベルジュされる。フレンチトーストとほぼ一緒と思うんだけどパンベルジュというらしい。上に乗っているのはクリームチーズ。

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皿の上にチョコで模様を書いてパンベルジュにミニフライパンで作ったベリージャムを乗せて、軽く焼き色をつけたフォワグラに見立てのンキンに冷やした苺ムースが乗る。周りのキウイに見立てたソースはリンゴ酢とオリーブオイルとバジルシード。見た目はまるでフレンチのメインディッシュのよう。お見事なり。。

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ここで出されるカフェノワールはコスタリカ産のどっしりとした濃厚な味わいのもの。かなり美味しい・・・

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ここで箸休めとして花錦戸さんの有名な松の葉昆布とアッサムティー。細くカットした昆布をスッポンの出汁で炊き上げたもので30年くらい前からあるもの。昆布は特にどおってことがないけど紅茶がビックリの美味しさ。聞けばドイツのロンネフェルト認定店として客にこの紅茶を提供するためには紅茶の知識や美味しい入れ方を含めた4日間のトレーニングと筆記試験を受けなければならないと言っていた。

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コースのデセールとして白いチョコドーム登場。上からポットで熱いラズベリーのソースをかける。

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ホワイトチョコがどんどん溶けて中から軽く火入れした苺がのったバジルアイスが顔を出す。

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バジルのアイスは初めて食べた。スパイシーで甘くて酸っぱくてミルキーで冷たくて温かい・・・様々な味覚が交錯してとても美味しくて楽しくて嬉しい。

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このコースに会わせて特別にセッティングされた辛口の白ワインを連想するような酸味と甘味のバランスのよいコーヒー(らしい)。しかし普段コンビニのコーヒーに口が慣れているせいかどのコーヒーも後口がよく雑味がない上品な味わいで久しぶりに美味しいコーヒーをたくさんいただいた。

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最後は当然自家製の柔らかく作られたオランジェット(オレンジピールチョコ)とフランス製の岩塩が入ったチョコで〆。紅茶はロンネフェルトのアールグレー。

気がつけばあっという間に2時間経過。季節ごとに献立が変わるので次回が楽しみ。パティシエさんと店員さんが外までお見送り。ごちそうさまでした。

大阪市西成区南津守7-13-10
電話:06-6651-1157
時間:10:00~18:00

グレーヌ・ド・ポアールケーキ / 北加賀屋駅玉出駅粉浜駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 北加賀屋 カフェ