梅田/JR大阪

ラマダホテル大阪

地下鉄御堂筋線中津駅直結のラマダホテル大阪。昔は三和銀行系の東洋ホテルという名だった。昔に銀行融資で嫌な思いをしたのであまり利用する機会がなかった。しかしながら最近は経営が変わり、もとから地の利のよい使い勝手の良いホテルとしていい評判を聞いていた。その評判の原因はホテルの特性を上手に生かした様々な企画の評判が高いこととは界隈の情報ツウでは有名。 http://www.ramada-osaka.com/ 手ビジネス客を対象にした手頃な宿泊プランから関西ウォーカーと組んだ企画ハンバーガーの販売、ワンランク上のビアガーデンやゴスペルワークショップ、料理研究家による家庭料理教室やスイーツの晩さん会の実施など今までのホテルの企画にない目線とクオリティーの高さはなかなかやるとは感じていたがそれらを統括するセールス&マーケティング部の支配人のアシュレー H. 高山氏のたぐいまれなマーケティング能力の賜物と多方面で聞く。5ヶ国語を自由に操り国際感覚抜群、しかし全然つんとしていなくて近所のおねえさんのような親しみを感じさせる。こういう方が真の才媛であること実感する。今回そのお方にご招待いただき大阪駅周辺6ホテル共同企画の日本茶をテーマにした「夏の味めぐり」ランチコース2000円をいただく。 ramadazennsai.JPG 16階の明るいイタリアンレストランでいただいた前菜はハーブをたっぷり使った「鯛のカルパッチョとナスのタルタル仕立てほうじ茶風味」は目にも麗しい夏らしい前菜。茄子のミンチとオリーブオイルとの取りあわせもよくするするとお腹の中に入っていく。 ramadasupu.JPG 十穀米とうすいえんどうの抹茶スープは思いのほかさっぱりしていて懐かしさを感じるんだけど始めていただく不思議な料理だった。ふと子供の頃、夏の暑い時に冷たいご飯の上に冷たいお茶をかけていたときのことを思い出す。もちろんそれよりもコクも味もあるんだがこのお店の吉田シェフはこの料理をつくるとき夏の日のお茶漬けをイメージされたことだと想像する。。一見簡単に見えるスープだけど私的には素晴らしい出来と感じた。お茶の香りも鮮烈であったが苦みもなくするする入る清んだスープは記憶に残る味であった。 ramadamein.JPG メインは茶美豚のソテーで少し火入れが強いかと感じたがあしらえが桃と煎茶のサラダで豚肉との相性は定番のドンピシャ。。桃と豚というのはこの時期最高の取り合わせで大好物。これに上質のシャルドネがあればこれで一生生きていける。。という感じ。ベーカリーで焼かれたパンも美味しく、楽しい会話と美味しい食事であっという間に時間が過ぎてしまった。 ramadadeseru.JPG デセールもプラス500円でいただく。 むちゃふわふわしたシフォンケーキとほうじ茶のアイスの取り合わせ・・・ 丁寧に炊かれたレンズ豆もナイスアクセント。。。 ホテルでこんな値段でランチが食べられるとはいい時代になったと実感。。。。 1Fのランチバイキングもいつもいっぱい。一度行って見てちょ。

ラマダホテル大阪 (旅館・オーベルジュ(その他) / 中津駅(大阪市営)中津駅(阪急)梅田駅(阪急)


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鳥よし鍋

私が子供のころからあったミナミの名店。 私が調理師をしていた頃このお店の料理長が前菜造りの名人で いっぱい著書を出しておられた。料理が上手なのはもちろんだが前菜はそのお店の 会席コースで一番最初に出てくるものなので料理の印象がそれで決まってしまう。 言い換えれば会席のコースの看板みたいなものなのでそこに精神を集中して 手間を精いっぱいかけて作らなければならない・・・というようなことをおっしゃっていたことを 思い出す。その当時でもかなりご高齢で私が見たこともないような技術を持っておられ なんとも細かな手仕事をされていたという記憶がある。 そんな古い時代にもこの鳥よし鍋があり多くの千切りにされた野菜と細かく切られた 豚肉と鶏肉を灰汁の出ないコクのある出汁で煮込みコショウをかけていただくという趣向。 旨い不味いを超越した年期を感じる料理でしかもヘルシーさも満点で財布にも優しい 非の打ちどころのない素晴らしい名品である。 toriyosinabe.JPG 仲居さんが丁寧に作ってくれるし最後のうどんもあっさりしているのでぺろっといってしまう。 安くてボリュームがあって美味しくて大阪の和食店の見本のような店。 ディスイズ大阪和食レストラン!見習いたいものである。

鳥よし茶屋 (鍋(その他) / 東梅田駅北新地駅大江橋駅


カテゴリー 梅田/JR大阪, 和食 |

岩さき

京都食べ歩きナンバーワンの関谷絵里さんのブログで有名な岩さきへ 席数がカウンター6名座敷4名の小体な店のため予約がなかなか取れない またコストパフォーマンスの高さと料理の質の高さ、おかみさんの面白さと フレンドリーかつ上質な接客はお客の心を虜にする。。 お店は網代天井に塗り壁と茶室のようなたたずまい。。 P4110001.JPG 昼のお膳をいただいたのだが まずは桜茶からスタートで食前酒は新潟の純米酒。 P4110003.JPG 座付は大徳寺麩と菜の花と鳥貝を土佐酢でいただく 最初からなかなかいい取り合わせ。。 P4110004.JPG 続くお椀はアナゴを骨切りして炙ったもの香ばしい香りとよく脂の乗ったアナゴはセリや木の芽と 相性抜群。お出汁も少し濃いめだが椀だねに負けてしまわないようなとても良い加減である 吸い地も椀だねも完成度が高い素晴らしいものです。 P4110005.JPG 続くお造りは私がマグロが苦手なので鯛と甘鯛のまぜまぜ。 付け合わせの軽くボイルされたうるいもシャキシャキと美味しく 目の前ででっかい鯛の尻尾のほうを切りつけて頂きコリコリしたなかにも 旨みがしっかりあってこれぞデス・イズ桜鯛て感じだった。 お造りでいただいたアマダイも脂たっぷりでこれまた至福の旨さとしか言いようがない 食事の間もおかみさんの早江子さんの話が楽しくこのおかみ京都一のお話好きと見た。 しかし気配りしながらおいしく食べさせてくれる気使いがうれしい。 サーヴィスの達人と言えよう。 ご主人は高台寺和久傳や祇園丸山と名門で修業をしてこられ、 知る人ぞ知る柊家で料理長を務められたらしい。どうりで無駄な装飾が全くなく いかにも京都らしい洗練された料理をいただくことができる。 P4110006.JPG 焼きものは桜マスの南部焼き。南部鉄のざらざらしたところを表現しているらしく ゴマの香りが香ばしく火入れも完ぺきでさすがと唸る逸品だった P4110008.JPG 続いてのおしのぎは細く買ったされた大葉をいただく飯蒸しでいい塩梅の出汁と もち米の相性も良く大葉の香りをたっぷりといただいた P4110009.JPG メインの鰆と筍の煮物は大きな鍋で供された。この鍋は銅製で熱伝導もよくこの料理だけでも主人のセンスの良さが感じ取れる。 P4110011.JPG ご飯は釜炊きでそれぞれのお客様ごとに炊かれる。もちろん不味いわけがなく P4110012.JPG お焦げも秀逸で漬物も全く手抜きなし。 P4110013.JPG デセールはこんな柔らかいわらびもちが存在するかというくらいのものと 葉っぱに包丁の入ったイチゴ。。 厳選された食材と無駄を省きまくった洗練の極みともいえる端正で真っ直ぐな料理。 器の揃え方や使い方にもこだわったデスイズ日本料理といえるお店でした。 完璧・・・・降参。。

西天満岩さき懐石・会席料理 / 大江橋駅なにわ橋駅淀屋橋駅


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