お店ジャンル

グリル まるよし【大阪市 天王寺/阿倍野】

あべのキューズモールの北側にあるviaあべのwalkの表記の店を久しぶりに訪問。このViaあべのWalkは、阿倍野再開発の以前からこの地で営業されていた地権者が集まるエリアで、グリルマルヨシも「あべの銀座」の路地裏にあったお店。

創業1946年ということなので75年間この地でお店をされていたことになる。私も35年くらい前に路地裏にあった店によく通った記憶がある。当時はフランス語を巧みに使う創業者のヒゲのオーナーと神戸のレストランで修行された2代目と数人のコックで切り盛り。

現在も看板メニューとして残るロールキャベツやクリーミーな子牛の脳漿フライ、当時珍しかったエスカルゴなどの洋食フレンチに心が躍った記憶がある。レンガで固めたかまどで石炭を燃やして大きな音とともに加熱する石炭ストーブも記憶に残っている。

聞けば2代目のオーナーは今年3月にお亡くなりになり現在は3代目が社長として切り盛りされているとのこと。こちらの場所に移転されてからは洋食色が強まりいろいろなセットメニュなどお得なメニューもたくさんあるようになった。

最初は17センチくらいあるピリ辛のジャンボフランク650円を注文。ボリューム満点で食べ応えあり。

続いて昔からあるメニューのメキシコサラダ。ローストビーフ、ハム、果物、セロリなどを自家製マヨネーズで和えたもの。お皿の柄も当時のものを踏襲。

ブルゴーニュ産エスカルゴは3個1000円。特製のガーリックバターソースがとても美味しい。

メインは看板メニューの特製ロールキャベツ1500円。トロトロに煮込まれたゲンコツよりも大きなロールキャベツにデミグラスとカレーの2種類のソースがかかったもの。中の肉もとても美味しい。昔のことを思い出す青春の味わいなり。

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1
06-6649-3566
平日 11:00~15:00 16:30~23:00
土日 11:00~23:00
月曜定休

大阪市 天王寺/阿倍野 洋食

トムクリオーザ【大阪市 梅田/JR大阪】

過日、江坂にあるイノベーティブ中華料理店の明に食事に行った時にカウンターで同席した方が表記のリストランテのオーナーシェフということで予約を取っていただき友人と訪問。

ミシュランを数年間獲得されている予約困難店でポンテベッキオで料理長を勤めていた浅井努氏が2013年北新地で独立。

場所はJR東西線 北新地駅から徒歩5分くらいでANAクラウンプラザホテル、ダイビルからほど近くの雑居ビルの2階に位置する。

店内はカウンター4席とテーブル8席のみ。今回はシェフの手元が見えるカウンター席をリザーブいただく。コースは15000円のみ。

最初の一皿は2種類のトウモロコシの冷製スープ。とうもろこしと水だけで作られた超シンプルな料理。真ん中にトウモロコシのアイスクリームを乗せて甘みと冷たさと温かさを味わうスープ。

続いては冷たい細いパスタ(フェデリーニ)茄子のスープに潜らせてキャビアをてんこ盛りにしたもの。たっぷり添えたキャビアの塩分と酢橘の清々しい香りが夏らしくて心地いい。茹でたパスタは直に水に晒さず、油を吸って甘味を増した茄子と合わせて煮込み、味を吸い込ませながら氷煎で冷やしていると言っていた。

続いては旬の鮎が登場。4時間コンフィして表面をフライパンでカリッと焼いているので丸ごと食べることができる。あしらえはセロリ、シャインマスカットを合わせた生野菜。

こちらのお店のスペシャリティの24ヶ月熟成させたペルシュウ。パルマハム職人多田さんが作ったものでイタリアベルケル社製の電動ハムスライサーで超薄切りにして提供。

脂身の甘さや口溶け感、香りなど普段食べている生ハムとは全くの別物。途中であつあつご飯をペルシュウでくるんで贅沢おにぎりにして頂く。

ハムのお供は昨日に千葉県木更津の竹島さんが作って本日届いた水牛モッツアレラ。フレッシュ感がとてもいい。

さらに青イチジクとゆで卵、ルッコラ、ジャガイモのニョッキなどをペルシュウで巻いて頂く。白ワインがすすみまくる。。

メインの魚料理はオマール海老のリゾット。トマトソースが上にかかる。海老は炭火でローストしたもの。

肉料理はシャラン産の鴨とチコリのロースト。。火入れも良くてとても美味しい。

えんどう豆と空豆のタリオリーニはモチモチの食感。ソースが麺にしっかりと馴染んでかなり美味しい。

デザート一皿目はパイナップルとパッションフルーツ。

定番のピスタチオを練りこんだ濃厚なパンナコッタ。エスプレッソとの相性はとてもいい。。

この日、おまかせで選んでいただいた濃いめの樽の効いたイタリアのシャルドネ。15000円くらい。。お腹も一杯になり大満足で店を出る。ごちそうさまでした。。

大阪市北区堂島1-2-15 浜村サンプラザビル2F

 

トムクリオーザイタリアン / 北新地駅大江橋駅西梅田駅

夜総合点

大阪市 梅田/JR大阪 イタリアン

蕎麦と肴 温月 7月【大阪市 安立町】

阪堺線(チンチン電車)の安立町駅徒歩0分に位置する表記の蕎麦店を近くにある銭湯の帰りに友人と訪問。まん延防止期間で2人までの入店で19時で酒類注文終了、20時閉店をきちんと守っておられる実直な姿に敬服。

店内はテーブル3卓のみ。。和食出身の若いご主人の作る上質で気の利いた料理がかなり美味しい。日々献立も変わり、そしてリーズナブル。サーブス担当の美しい奥さんと2人で切り盛り。

座付の胡麻豆腐もきちんと作られている。。つけ出汁の塩梅も完璧。

その日の仕入れで変わるお造りはニシ貝790円と鯖きずし炙り780円を所望。大きな鉢に氷を敷いて盛り合わせ。

大きな蛤をさっと炊いたもの1000円はしっとりと火入れした蛤がびっくりするくらい美味しい。スープも最高。。

ツムラ河内鴨ロースの炙り焼き1200円はありがちな癖や臭みは全くない。内臓は別にモツ煮にして供される。

日本酒もいろいろ取り揃えていてかつリーズナブル。

カマンベールチーズはさみ揚げ600円は2種類の塩でいただく。日本酒がすすみまくる・・

熱々で供される自家製練り天690円はイカがたっぷり入る。

もり蕎麦780円は1割の小麦粉が入る。少し太めで食べ応え満点。喉越しもよく締めにぴったり。今回も食べ過ぎて飲み過ぎてしまう。。小さなお店なんで要予約。20時丁度にチンチン電車に飛び乗って家に帰る。

過去の温月はこちら

大阪市住之江区安立2-1-22

大阪市 安立町 蕎麦和食