お店ジャンル

料理屋 稲家 3月【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地にある表記の和食店を訪問。オープンしてからほぼ毎月伺うお店。永楽通りのステーキロンのある「纐纈」「ぬま田」「TOMONO」などが入店する北新地プレイスビルの7階に位置する。

今年35歳のご主人は神戸のミシュラン店の「植むら」で6年間修行をされて新地に進出。お店はカウンター8席のみでご主人と若い調理師さん2名とソムリエの女性で切り盛り。。

18時と21時の2回転制。料理はコース18000円(税サービス別)のみ。飲んで食べて一人3万円くらい。事前に苦手な食材があれば配慮していただける。

最初に麦焼酎のソーダ割りに皮を外したレモンを添えたものを所望。一斉スタートの料理の扉は細かく刻んだ春キャベツと旬の蛤に湯葉の餡を掛けたほっこりする一品。

日本酒の品揃えも多く、江戸切子の酒器でいただく趣向。

高級酒の飲み比べも楽しめる。

続いては炭火で火入れした平貝とうるい、蕾菜、三度豆、一寸豆、うど、菜の花、こごみなどの春の山菜の盛り合わせ。

煮物椀は新玉ねぎとコシアブラと30kgのヤイトハタを炭火で火入れしたもの。出汁は強めでヤイトハタの脂が汁に溶けていい味わいとなる。

金目鯛の皮を炙ったものは鬼おろしを添えて。黄交耻の綺麗な器に盛り込まれる。

青森の田酒は食中酒にぴったり。お酒らしいお酒で口に合う。

脂乗りまくりの大きな太刀魚はタレ焼きで供される。日本酒との相性もぴったり。

北海道のメヌケと今年初めての福岡合馬の筍の揚げ物。刻んだ蕗が入った餡掛けで供される。

サヨリとノビル。酢ゼリーが掛かる。

カウンター内の銅鍋で静岡産の雉を軽く煮込む。あしらえは「どんこ椎茸」と白ネギ。。雉はパサつき感mなく、黄色い脂身が甘くてとても美味しい。

食事は揚げた白魚を乗せたご飯のプレゼンテーション。

白魚ご飯がを蒸している間に兵庫産の銀シャリをアルデンテで一口。

続いて白魚ご飯にからすみを乗せたものが供される。

続いて雉鍋の出汁を使った雑炊も一口。

最後は名物のしぐれ煮丼でフィニッシュ。

デザートは酒粕プリン・・・独特の苦味とクセが残念。周りの客は「最高!」と言って食べていた。。この日は飲み屋さんのママとホステスさんと客2名と相伴で食事中ずっと大きな声でそのママが下ネタ含め喋りまくるのに閉口。。飲食店経営はなかなか難しいね・・・

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-3177

大阪市 梅田/JR大阪 和食

新富士本店 3月【大阪市 岸里】 【大阪市 玉出】

西成の表記の老舗洋食店を訪問。大阪メトロ玉出駅から歩いて10分ほど住宅地の中に位置する。すぐ横にコインパーキングあり。創業60年の地元に根ざした家族経営のお店でランチタイムは来店と近所からの出前注文がひっきりなしに入る。お店は昭和を感じさせるファザードと店内はカウンター5席とテーブル席、和風のエモい座敷もある。

狭いカウンター内ではご主人を含めた男性3名と女性1名で料理を提供して配膳係りが1名の布陣。揚げ物を中心としたメニューが中心で和牛を使ったステーキやたたき、網焼きなどの高額商品、オムライスやスパゲティなどの軽食もあって色々な使い方ができる。

名物はポークチャップ1600円で日本一の美味しさと断言する友人もいる。この日は揚げ物を食べたくてAランチ1850円を所望。

カウンターからは忙しく料理を作る姿が見えてとても楽しい。ご主人のフライパンを振る所作も芸術的。しばらくして着皿。有頭の大エビフライ、ハンバーグ、とんかつ、ロースハムとサラダ、ケチャスパにライスが付く。

小ぶりのハンバーグはナツメグ五香粉が入っていてふんわりと焼き上げられている。プリプリの大海老フライは自家製の甘口の黄色いマヨネーズとの相性も良く食べ応え満点。トンカツも肉の筋切りを直前でされるせいかとても柔らかくて美味しい。そしてデミグラスソースの優しいコクと味の深さがとても絶妙。

店いっぱいに広がる懐かしい空気感もとてもいい。お店の方も親切で美味しいものを食べてもらおうという気持ちがしっかり入った一皿に毎回敬服する。何時訪問しても素敵なお店です。。

過去の新富士本店はこちら

大阪市西成区千本南2丁目3-5
06-6657-2121
11:00~14:30 16:00~20:00
水曜定休

大阪市 岸里大阪市 玉出 洋食

鉄板焼き 銀杏 ホテル日航大阪【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

今年で開業40周年になる(と思う)ホテル日航大阪の3階にある表記の鉄板焼き店で晩御飯。私が20歳くらいの時にある方に初めてこの店に連れてきていただきその豪華さや賑わいに気後れしながら食事をいただいた記憶がある。

そのあと2階の夜間飛行というラウンジで世の中の大人はこんなところでお酒を飲むのかと驚いた記憶もある。

ホテルで食事することは大人数でのパーティー以外では稀なんだけどこちらの鉄板焼き店は黒を基調としたしっとりとした空間を含めてホテルならではの良さをいつも感じることができるまさに鉄板のお店。

この日は銀杏という看板コースメニューに伊勢海老の大きなものをオプションでつけていただく。最初のアミューズは羊肉のコロッケのヨーグルトソース。肉以外の料理のクオリティーもかなり高い。顔見知りのシニアのマネージャーさんが高級なウエルカムシャンパンをサービスで提供いただいたのには恐縮した。

続いては抹茶塩のかかったサヨリのカルパッチョと金柑。肉をいただく前の前菜としてはかなりいい。

次に真鯛のソテー。大きな切り身の真鯛を厚さ3cmの鉄板で焼き上げる。火入れが絶妙で蒸し焼きにしているのでありがちなパサつき感などは全くない。

この日の肉は鹿児島産のA4のヒレを所望する。A5や神戸牛という選択肢もあるけど脂の加減がこれくらいがちょうど自分の口に合う。柔らかいシャトーブリアンの部位とヘレの端の肉の味が濃い部分を合わせて丁寧に焼いていただく。こんなリクエストができるのもこのホテルならでは。

続いて伊勢海老のプレゼンテーションの後、丁寧に焼き上げていただく。担当の焼き手の方もサービスの方も紳士的な対応で気分が上がる。焼き手の方も品のある世間話を色々していただき楽しく食事を楽しむことができる。

しっとりと蒸し焼きにされた伊勢海老は合わせたソースとも相まってとても滋味深い。頭の味噌部分も濃厚でずっと食べ続けたいと思う美味しさ。

食事は追加料金で牛肉のガーリックライスを所望する。赤出汁も美味しくて満足度がかなり上がる。

デザートのブリュレをいただいてフィニッシュ。鉄板焼きでは比較的長い2時間の滞在時間。。かなりゆったりいい時間を過ごすことができました。

料理もサービスも気配り含めて全ての仕事に抜かりなしで、さすがの一言。ごちそうさまでした・・・

ホテル日航大阪
大阪市中央区西心斎橋1-3-3

鉄板焼 銀杏 ホテル日航大阪鉄板焼き / 心斎橋駅四ツ橋駅西大橋駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 心斎橋/四ツ橋 鉄板焼