ラーメン

中国郷菜 壺厨天 (コチュウテン) 10月【大阪府 豊中市】

豊中にある表記の店を友人と訪問。大阪梅田駅から阪急宝塚線庄内駅で下車。東口から南東へ徒歩2分くらいのところに位置する。有名な「烈火」のラーメン店の横。こちらは3年前に開店して今では豊中で最も美味しい中華料理店と言われていると聞く。店内はカウンター10席のみでシェフとスタッフ女性2人で切り盛り。ランチタイムはコース料理2種類を提供。

夜はお任せコース3500円・4500円・5500円がお得らしいけど今回は好きなものをアラカルトで所望する。

最初に台湾生ビールと前菜3品780円を所望する。パクチーが添えられた「豆腐干糸の和え物」はあっさりした優しい味わい。「茄子の四川風」は冷菜だけど熱いご飯にのせていただきたいようなピリ辛でコクのある味。「くらげ酢の物」はかなり肉厚でコリコリ食感。この前菜をいただいただけでお店の実力がわかる。

お酒をキンミヤのレモンハイに切り替えて「大根餅250円」を所望する。大きな中華鍋の横の部分をうまく使って強烈な強火で何度も時間をかけて火入れする。厚みもあって、あっさりしているけど、大根の味が損なわれないホクホクの味わい。

小籠包と迷ったけど「餅米焼売360円」をいただく。中華醤油で味付けされた餅米がフワフワでかなり美味しい。

メインディッシュも食べたいものばかりでかなり迷ってしまう。「海老の北京式チリソース900円」。平たく叩いて伸ばした海老と醤油風味のソースが特徴。紹興酒に切り替えて美味しくいただく。

黒光りする山のようなサイズの「角煮風黒酢酢豚1200円」は柔らかく仕上げられた豚肉の美味しさもさながら黒酢の丸みのある深い味わいが秀逸。付け合わせはフライドジャガイモ。

「ソフトシェルクラブのチリガーリック炒め1400円」もお酒がすすみまくる逸品。いつまでも食べ続けたくなるような香ばしいスパイスに感動。

最後は「子羊のTボーン北京式十三粉炒め1400円」このレベルの料理が街中華で出てくることにびっくり。美味しい赤ワインと一緒にいただきたかったけど上海老酒と合わせてマリアージュを楽しむ。

この他にも「フカヒレ春巻き」「鮮魚のカルパッチョ」「麻婆豆腐」「海老のマンゴーマヨネーズ」など10月のおすすめが「漢方蒸しスープ」「海鮮おこげ」「ハルビン風酢豚」「上海蟹のあんかけチャーハン」など次回の訪問が楽しみになるようなメニューが目白押し。

ボリューム・コスパ・味は卓越したものがある。価格は大阪市内の半額のイメージ。創作力とレベルの高い技術の裏付けもあり、どの料理をいただいても感動レベルの美味しさがある。いい店見つけました。

豊中市庄内東町2丁目2-13
06-6151-9680
月曜定休

大阪府 豊中市 中華料理ラーメン

ロサンゼルス外食 2022

先週から3年ぶりにアメリカロサンゼルスに外食・流通業視察に行って参りました。現地で外食上場のコンサルをされている先生に同行いただき繁盛店や定点観測をしているお店を見てきました。ここ数年、日本と同様にコロナ禍で飲食業態は苦戦していましたが大きく店舗を増やしている店や新業態の飲食店もあり、アメリカ飲食業の変化のスピードに驚きの連続でした。15年くらい続けているアメリカ視察の中で、数年で数100店以上拡大した店もあれば10店鋪くらいで消滅した業態もあり、成功の共通項は「変化」と再認識して日本に帰ってきました。

訪問した飲食店の一部を忘備録として記します。

ここ数年、アメリカで日常食となっている「アボガドトースト」。単純に食パンにアボガドを塗って焼いているものから写真のように様々な野菜を飾ってデコレイティブにしたものまで色々。

大人気のラーメン店。デフォルトの豚骨味以外にバジル味、イカ墨、ホットスープ、ベジタリアンなどの展開。どれも1杯1800円くらい。味変は酢に昆布を入れたものが人気。

スーパーマーケット等の惣菜で「寿司」は日常食の一部となっている。日本よりも陳列されている種類は多いと思われる。人気はやっぱりマグロのよう。そのマグロもベジタリアンやビーガン用にブロッコリーから作ったものも最近は登場。寿司レストランも手巻きの専門店やSushi Barなどの業態も色々視察しました。

日本のミスタードーナツのポンテリングだけを横展開したドーナツ店。ダンキンドーナツをはじめアメリカはドーナツ文化が進んでいる。総じて肥満率も高い。

最近のトレンドのメキシカンのストリートフードのホットタコス。唐辛子を練りこんだトルティーヤで包んだタコスを牛骨味のホットソースに浸して食べる。そのソースに麺を入れたものがビリアラーメンでこれも大人気。

イタリアンの大繁盛カジュアルレストランを訪問。日本ではチェーン展開しているところはほとんどない。日本のイタリアンはサイゼリアがほぼ独占でその上の価格帯の店がブルーオーシャンになっている。

日本でも激戦のフライドチキン。こちらはホットチキンの専門店。開業3年目で大繁盛店となっている、こちらの店はササミだけを使用して7段階の辛さを選択できる。一番辛い「リーバー」を注文すると「絶対に文句を言いません」と記したものに署名が必要となる。ジョークと話題性に富んだアメリカらしい商品。これから3年で500店舗展開の予定。

日本にはほとんどないメキシカンのファインレストラン。屋台のタコスも美味しいけど科学的に味を重ねて味覚を呼び覚ますような料理に感動。赤いドリンクはハイビスカスのジュースでロサンゼルスで大ヒット。

アメリカの人口は20年間で17%増加。外食産業の伸びも生活スタイルと相まって急成長。特にロサンゼルスは人口の48%がラテン・ヒスパニック系なので(アメリカ全体では19%)メキシカン業態がファストフードからファインダイニングまで勢揃い。今回の渡米は高級店を中心にメキシカンを視察しました。メキシコ料理を基本にしながらも世界中を俯瞰したフュージョン料理の高級店が大人気。

どの店もコロナ禍で売り上げを落としているのでチップは20%以上が常識。いいサービスを受けた時は30%と言われる。食材費の値上がりとインフレ、円安も含めて3年前に比べると、どこで何を食べても1.5倍の価格上昇感がありました。。3日間の視察でしたが様々な経営のヒントを得ることができました。。

その他料理ラーメン 海外

金彩(きんいろ)【大阪市 天神橋筋六丁目】

天神橋7丁目にある表記のラーメン店を訪問。5月に初めてこちらの中華そばをいただいて以来の再訪。天神橋筋6丁目駅からは北に徒歩3分。店の周りにコインパーキングあり。界隈は有名ラーメン店が集積する激戦区。

店内はカウンター10席のみで店主さんと若い女性店員さんで切り盛り。メニューは清湯ベースと魚介の合わせスープベース、つけ麺に分かれていてジビエラーメンや週末のみの特別ラーメンなどもある。

食材のこだわりもかなり強くスープの材料には純鶏名古屋コーチン丸鶏、ガラと豚足、猪骨等を使い6種類の醤油をブレンドして寝かしたカエシを合わせたものとなっている。今回は夏限定メニューの冷やし塩ラーメン980円を所望する。

しばらくして着丼。塩味だけど雑味もなくなんとも言えない深いコクがある。スープの表面には鶏油らしきものが浮かぶ。麺は太めのストレート。麺線も美しくしなやかな喉越し。肩ロース肉のチャーシューと穂先メンマとナルトが入る。終盤に柚子七味を入れて味変することを勧められる。珍しくスープまで完食いたしました。。

前回の金彩はこちら

大阪市北区本庄東2-1-33

大阪市 天神橋筋六丁目 麺料理ラーメン