居酒屋

たこ坊【大阪市 難波】 【大阪市 日本橋】

坂町にある表記の店を同業者の友人と訪問する。価格が安いので結構頻繁に食す事が多い。お店はカウンターを囲む感じで約20席と少しのテ−ブル席。ホステスさんと同伴する友人をよく見かけていつも気まずい思いをする。

会計と配膳担当の元八百屋さんのベテランのおばちゃんが「ちょっと詰めてや〜」といいながら席と席の間に丸いすを無理矢理ねじ込んで新たな席をつくるのも名物。

カウンタ−でいつも指揮をしているのがこの店のボスのひげのおじさん。彼ももう30年くらいここで勤めている。私の若い頃は細身で優男。今は「あいよ〜!」と言う威勢のいい返事と他の店員に対して「ごらぁ!はよあっちまわらんかぁ!!」と熱の入った指示は必見の価値あり。

そのひげのボスにいつも叱られまくっていた冴えない感じのおじさんは今はベテランの域に入り笑いながら余裕で客の相手をする。年月の過ぎる早さを実感する。

お店は肉、魚介、野菜を串刺しにして鉄板の上で年期の入った鉄のくわを重しにして焼いてくれる。大阪で展開する繁盛店舗の鉄板神社の原型。いつも飲んで食べて2500円くらいの予算。

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穴子400円は一匹丸ごと。大きな鉄のくわのような重しでしっかりと押えて焼くからペシャンコになる。冷凍なんだけど甘辛いタレの味がいいのと香ばしさが秀逸。

ピーマン肉詰めはピーマンが甘々に変身する。エビパン(130円)は揚げたてのサックサクで中はほくほく。

カウンター内でひげのボスを中心にメインの焼き場、揚げ場、仕込み担当、洗い場などなどアルバイトを含む男性5人ほどがそれぞれの役割を分業しながらあわただしく調理。

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牛肉は普通に美味しい。海老も普通の冷凍海老なんだけど長年受け継がれてきた醤油とみりんで調合されたタレで香ばしく焼き上げられる。ボンチキンはしっかりと下味のつけられた鶏ミンチを球に丸めて2個を串刺しにして揚げたもの。蓮根の肉詰めの肉はカレー味なのがポイント。

山芋の塩焼きはシャッキンシャッキン。この店一番人気メニュ−の豚ぺい焼きは一本240円。しかし今年に入ってすべてのメニューが15%〜20%くらい値上げされているのが残念。豚肉に卵を巻いただけだけどしっかりカリッと焼かれた香ばしい豚とふわふわの卵のアンバランスさと焼き場の方が卵を鉄板に流して串をくるくる回して作っている所作もとても美しい。値上げはしたけど満足度はかなり高い。この日の会計はひとり2800円くらいでした。。昔は同じものを同じくらい食べて2500円だった気がする・・・やっぱ時代の流れだな・・

大阪市中央区千日前1-8-3
06-6211-4704
16:30〜23:00
定休:木曜

大阪市 難波大阪市 日本橋 居酒屋

鯛之鯛 5月

地下鉄三宮駅横のビルの2階にある魚料理のお店。今年の2月にオープンして今や三宮を代表する超繁盛店。若い方のグループから年配の方々まで客層はいろいろ。時分時はいつも超満席でこの日も2週間前に予約してやっと席を確保する。大阪のみならず京都や岡山県からもリピータが続出していると聞き及ぶ。

主力商品は明石の昼網で獲れたピチピチの魚と白身の熟成魚。。水槽の中には活蛸をはじめとするいろいろな魚が群れをなす。
最近はアサヒビールとサントリーが行なう視察グループも激増。それだけ繁盛店として注目を得ているという証拠。

イケメン店長の島ちゃんは独身彼女募集中。いつもニコニコ笑いながら調理をする。彼を見るためにカウンター席を希望する女性グループが多いと聞く。生ビール430円でまずは乾杯。

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名物の造り盛り(写真は2人前980円)を所望する。口の長い「狐鯛」は新鮮なものだとコリコリしてあっさりした食感なんだけどこれをあえて7日くらい熟成させたもの。低温熟成する事で水分が適度に抜け、身のアミノ酸が凝縮し味がとても深くなる。

それと淡路島の黒雲丹(まだ甘味が不十分なのは残念)、昼網の真魚鰹も造りで食す。今が旬の黒ムツは海水の中で熟成させる。魚の熟成方法もいろいろあって魚の種類によって使い分けると言っておられた。普段食せない魚が並びまくる。

コリコリのアオリイカも今が旬、瀬戸内海産の鰆もお造りで頂く。鯵も普通に美味しい。これだけ盛り込まれてアンダー1000円はコストパフォーマンスあり過ぎの(原価率200%ぐらい)の客にとってマスト注文アイテム。

熟成した魚としていない魚の食べ比べも楽しい。お造りだけ注文されたらうちの店は死亡しますと店長はのたまふ。

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焼き場担当の古ちゃん(子供2人あり)お薦めの水槽で泳ぐ巨大なミル貝をバター焼きにて所望する。*写真の奥に見えるのが島ちゃん

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お造りで食べてもよかったんだけど水管の部分と肝と身の部分が食感や鯵が異なってとても味わい深い。これが1200円というのも驚愕の価格。

その他のものもすべて内容からみればビックリするくらい安い値段。すべての商品が北新地の半額以下。。

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〆は鯛味噌茶漬け880円。活鯛を合わせ味噌で和えて茶漬け。少しいい値段だけど注文する価値あり・・・日本酒に合うお茶漬けが食せるのはこの店だけ。。。予約必須です。。神戸までわざわざ行く価値あり・・・

神戸市中央区中山手通1-4-2Uライン三宮ビル2F
050-5786-2813
月〜木・日/17:00〜24:00、金土/〜翌2:00 不定休

和食居酒屋 神戸市

餃子の店 もも【大阪市 昭和町】

昭和町にある表記の店を訪問。オープンした頃よく行っていたがあっという間にそれから10年くらい経つような気がする。場所は地下鉄御堂筋線昭和町駅の2番出口から西へ入った裏路地に位置する。カウンター7席のみで顔の恐い店主と奥様の2人で切り盛り。入店すると店主がいきなり餃子を焼き始めるという自動発注方式。

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ビールはエビスの琥珀500円。付き出しは人参、胡瓜、大根の野菜スティックでピンク色の岩塩で頂く。

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ポテトサラダ400円。ジャガイモが荒くマッシュされていて人参・胡瓜・リンゴ、卵たっぷりの自家製マヨネーズや胡麻、トマトがのっかったもの。ゴマだれの味がしっかりと主張したもの。

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「れいこちゃん」は糸こんにゃくのたらこ和え。どうして「れいこちゃん」なのかと聞くとお客さんでれいこちゃんという方がこれが大好物でサービスで提供していたら定番メニューになったらしい。

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この店の名物の「変なやっこ」。実はただのクリームチーズ。店主曰くそもそも「やっこ」というのは四角く切ったもので豆腐じゃなくてもチーズでも何でも四角く切ってあったら「やっこ」なのだ〜とのこと。生姜醤油で頂く・・・

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提供された餃子は10個で500円。かなり小振りの点々サイズ。中の具は鶏ミンチ、キャベツ、椎茸、韮、キクラゲ、ニンニク、唐辛子・・・

野菜スティックについた塩につけて頂くのがお薦めとの事。その次に酢をつけて頂く。極薄の皮がパリパリして美味しい。。ラー油も入っているのかあとからぴりっとしてビールが進みまくる。

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サービスでキャベツのサラダやグレープフルーツと甘夏をかけたデザートを出していただく。怖い顔をした店主も打ち解ければ話好き。。奥さん含めていろんな話で盛り上がる・・・

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界隈に行ったときちょっと一杯ひっかけるのにちょうどいい店。

大阪市阿倍野区阪南町1丁目46−8
電話 06−6622−8063
営業時間 17:00〜23:00
定休日 水曜

大阪市 昭和町 居酒屋