数ヶ月ぶりに心斎橋のお気に入りの和食店を訪問。難波・心斎橋方面の日本料理では一番美味しいと個人的に思うお店。ライブ感のあるカウンター6席と小上がりのテーブル2卓の小体な店。
ご主人は西心斎橋のミシュラン店「ゆうの」で修行されたご主人の喰い味とけれんのない上質な食材を丁寧に仕事をした料理はプロの間でも定評がある。ソムリエの資格も持っておられるのでワインと肉料理を合わせる客も多いと聞き及ぶ。最高級の炭を使った火入れには定評がある。女性のグループ客も多い。料理は以前より少し値上がりをして月替わりの16500円(税別)のみ。
スタートは海老芋のすり流し。出汁の塩梅も良くてとてもいい味わい。椀種はズワイ蟹のつみれ。
2品目は揚げ物が供されることが多い。この日は岡山県日生産の牡蠣を使った春巻き。たっぷりのネギ味噌をつけていただく。
刺身は普段の盛り合わせではなく佐賀産三年河豚の身と白子と皮の煮凝り。身は3日程度寝かせて熟成させているとのこと。
煮物椀は炭火で焼き込んだ白甘鯛とばちこ、鶯菜、新筍、黒豆豆腐、人参、柚子など。出汁の整えは完璧。
1月らしく織部の蓋物に酒肴盛り合わせ。ツボツボには茶振りをしたナマコが入る。鯛の子玉子締め、平目錦巻き、幽庵だれに漬け込んだ金目鯛のおかき揚げ、数の子の雲丹あえ、唐墨餅などが盛り込まれる。葉物等の飾りは一切使わないのがいい。
温物は鯨肉のしゃぶしゃぶ。鯨肉のつみれも入る。その上にさえずり(鯨の舌)や胃袋などが入った餡がかかる。
肉料理はマルシンというもも肉を炭火で焼き上げたもの。酸味のある叩き大根と一緒にさっぱりといただく。あしらえは芹の辛子浸しと根っこの唐揚げ。
ご飯は河豚のアラで出汁をとった河豚ご飯。旨みたっぷりでかなり美味しい。
デザートは酒粕入りのプリン。
お酒も好みのものをたくさんいただきました。
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大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00