大阪市

力餅食堂 玉出店

国道26号線沿い玉出交差点北300mにある表記の店を訪問。地下鉄四ツ橋線2番出口出てすぐ。
地元では超繁盛店でうどん蕎麦だけではなく何を食しても美味しいので普段から結構ヘビーユースする。特に夏場はしっかりと出汁の効いたカレーうどんや冷やしきつねが他店にないレベルで何度食べても食べ飽きない。

サイドメニューの赤飯やおはぎ、ちらし寿司もいつも変わらぬおいしさで麺類の味をいっそう引き立てる。こちらのお店は関西で数ある力餅食堂の仲でも特筆すべき存在の繁盛店舗でたくさんのシニア従業員さんが必死のパッチでつくりまくる姿は壮観である。

この日は河内鴨を使用した上鴨蕎麦1050円を薦められたのでそのまま所望する。

2015-07-02 18.23.01

丁寧に皮目を焼き上げられた鴨ロース肉(胸肉)が3枚はいる。出汁は大阪ならではの味醂の利いた甘めのつゆ。化学調味料も少し入っているのも悪くはない。麺は柔らかめなんだけど逆にそれがいい。分厚くカットされた鴨肉はとても柔らかで肉の味も濃厚で且つサッパリして美味しい。それだけではなく蕎麦の出汁にいいエキスと言うか味を醸し出している。

河内鴨というのは松原の老舗のツムラ本店が出荷したものをさす。最近は河内鴨ブームで仕入れが数週間待ちということ。こちらの鴨肉はいわゆる「あひる」と「合鴨」のみ。つまりアヒルと真鴨を交配したものが合鴨だけどさらにカルガモを交配するとか聞いたことがある。

合鴨は真鴨が持つ様々な臭みや独特なのクセを取り除いた品種なので日本料理のみならず料理全般には真鴨よりも合鴨の方が使いやすいし流通量も真鴨に比べると全く異なる。真鴨と脂身の量と融点も違うし全般的に肉は柔らかで出汁に甘味の脂分が出て出汁にしっかりとコクが出る。たまに滋賀の魚三で真鴨を頂くが独特の血の香りがあまり好きではない。

こちらのお店では鴨の仕入れは直接松原まで買いに行くと言っておられた。まさに「御馳走」である。又「この鴨肉を食べた人はこればっかり注文するのよ」と店の奥さんが言っておられた・・・私も近いうちに再訪します・・

大阪市西成区玉出西2-1-3
06-6651-5294


カテゴリー 玉出, 麺料理 |

道頓堀 今井

某会会合にて道頓堀の老舗店を訪問。外国人観光客でごった返す道頓堀でひっそりと佇むお店なんだけどよく見れば8階建てのビルになっていて1・2階は椅子席で3・4階は座敷となっている。

この日はうどん寄せ鍋コース4350円を所望する。

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突き出しは鯛の昆布締め。細作りにして煎り酒をかけたものなんだけど塩が強過ぎてかなり微妙。。

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「うどんすき」というのは「美々卯」さんの登録商標なのでこちらのお店ではうどん寄せ鍋と呼ばれる。しっかりとした食感の鶏肉(これは上質でした)、冷凍の車海老、ホタテ貝柱、身の分厚い焼き穴子、湯葉、粟麩、焼き豆腐、冬瓜、人参、甘く味を付けた椎茸など・・・・

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うどんはあまりエッジの立っていないモッチリした食感のもの。讃岐うどん店のような打ち立て感はないが普通に美味しい。丸亀製麺が世の中のうどんの味のデフォルトになっているために世の中のうどん店はかなり厳しい状況にあるといつも思う。

有名な出汁は北海道産の天然昆布と九州産のさば節とうるめ節を使用とのこと。化学調味料不使用なんだけど味にコクとまとまりがない感がどうしてもする。良く言えば上品な薄味。

IHクッキングヒ―ターに土鍋を乗せていただくんだけど煮込むとうどんが柔やわになってかなり残念。人それぞれの好みだと思うが個人的には美々卯さんと比べるとうどんのみならず具材の品質と構成、出汁の完成度はかなり劣る気がする。

ドリンクメニューで生ビールがないのは残念。老舗の矜持であろうか・・・・

店員さんの教育も美々卯さんとは横綱と十両くらいの差を感じる。いろいろな意味でいい勉強になりました。

大阪市中央区道頓堀1丁目7番22号

道頓堀 今井 本店うどん / 大阪難波駅日本橋駅近鉄日本橋駅

夜総合点★★☆☆☆ 2.7


カテゴリー 難波, 日本橋, , 麺料理 |

松ちゃん 7月

金曜日の夜に長居公園でランニング塾に行ってからヘビーユースの表記の店を一人で訪問する。
お店は駅からは慣れた辺鄙な場所なんだけど毎日大繁盛で土曜日の夜は7時から暖簾を下ろされている。
予約は必須で最近はその予約さえとるのが難儀する。
一人であればカウンタ−の隅に席を作ってくれることもありとても利用しやすい。

2015-06-25 20.42.48

まずは最近のマイブームの「のどちんこ」結構筋張ってるんだけど丁寧に包丁目を入れて食べやすくしておられる。しっかりめに焼くのがお薦めでチリチリと身が縮んで少しカリッとした食感になると食べごろ。

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いつものように最初にエキストラバージンオイルを使ったニンニクのオイル焼き380円を注文する。最近はすべての焼肉を塩だけしてもらってさっと炙ってからニンニクの香りを移したオリーブオイルに浸けて頂くのを主とする。この食べ方は濃い肉の旨味が引き立って身震いするような美味しさとなる。レモンを少しだけかけると味わいも変わる。青森産ニンニクはかなり上質でオリーブオイルで煮込むといくらでも食すことが出来る。これにワインを合わせると別世界の食事となる。

アヒージョ状態になったオイルに黒胡椒を入れてバケットをつけていただくと更にワインがすすみまくる。

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食べ進めれば進むほど肉の味がしっかり感じられてかなり美味しい。この「のどちんこ」だけでも5人前は食することが出来る。肉とニンニクををバケットにのせて頂くとまた味わいも変化する。

星の数だけある焼肉店でこのような食べ方が出来るのも珍しい・・・というか新しい食べ方を提案するといつも積極的に賛同いただけるのも嬉しい。

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いつ誰が訪問しても一生懸命接客される若奥さんとに肉の仕入れとカットに命をかけるご主人をみると美味しさも倍増。あっさり赤身は850円。これもニンニクオイルと塩をつけて食す。

2015-06-25 21.02.05

いつものように〆はサーロインの薄切り1500円を所望。この日は鹿児島産と言っておられた。一枚ずつ丁寧に手切りをされてタレに漬け込んでから客席まで行ってご主人自らが最高の火入れをするためにつきっきりで焼かれる。このライブ感も最高で最後に檸檬の絞り汁を入れると甘くて酸っぱく香ばしい香りが周りに充満する。

2015-06-25 21.14.13

いくらかをビールと一緒に頂いて残りをナムル盛り合わせとともに「ウチモトビビンバ」にしていただく。こってりとした肉だけど脂が甘いのとナムルのあっさりした感じと合わさっていくらでも食すことが出来る。ウチモトビビンバは裏メニューなので店主に聞いてから注文してくださいね・・・・

*ウチモトビビンバのウチモト氏が私の訪問した前日にこちらの店にこられてウチモトビビンバのレシピを確認指導されたと聞き及ぶ・・・・最近〆をウチモトビビンバにされている客が多いがナムルの彩りやバランスで味が大きく異なる・・・ご飯は中以上でないとバランスが悪くなるということは周知の事実なり

大阪市住吉区長居1-12-4
電話:06-6692-6171
営業時間:17:00~23:00
定休日:火・第1・3月曜日


カテゴリー 長居, 焼肉 |