大阪市

びすとろぽたじえ【大阪市 玉出】

懇意にしている立命館大学の学生君と一緒に表記の店を訪問。7月は2回目の訪問となる。。

1980年代のボキューズやシャペルが作っていたヌーベルキュージーヌを堅実に再現した重量級のオーセンティックな料理を食せる今の大阪では希少なお店。グランシェフの肥田氏は辻調理師学校の教授を長年務めリヨンの学校を創業者の辻静雄氏と一緒に立ち上げた経歴を持つ。この日も40才くらいの教え子の方2名がシェフに会いに来られていた。

普段は6000円のプリフィクスのコースを頂くんだけどこの日はアラカルトで前回訪問時に気になっていたメニューを2品だけ頂く。

オードブルはじゃがいもと鰯のテリーヌで酸味のあるソースが添えられる。よく似たものを渋谷のラブランシェで頂いた事があるがじゃがいものしっとりした食感と鰯の旨味と塩気、ソースの酸味のバランスはやはり年季の差がある。鰯とじゃがいもという安い素材をここまで美味しくする技術にビックリ。一皿頂くとさらに食欲がわいてくる逸品。ミネラルたっぷりな白ワインと一緒にいただく。

主菜はサーモンとリードボーを夏野菜とさっと煮込んだもの。リードボーは最近希少部位でフレンチでも頂く事が少なくなった。さくっとした歯ごたえがあって白子のようなネットリした食感が特徴。少し酸味のあるまったりしたソースも口によく合う。シャルドネと一緒にゆっくり頂くと食への根源的な喜びを感じる事が出来る。

最後はフロマージュでフィニッシュ。食後もゆっくりと甘いワインと一緒に楽しむ事が出来る。。。学生君はフルコースでデセールも山盛り頂いてお腹いっぱい大満足のようでした。

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大阪市西成区玉出中2-13-31
06-6651-9568

大阪市 玉出 フレンチ

雷光 7月【大阪市 昭和町】

表記のちゃんこ鍋の店で暑気払いに訪問。使い勝手がよく、団体のときは2階の座敷を予約し小人数は個室になったテーブル席、1人のときはカウンタ−で頂く事が出来る。腕利きの職人さんがいるのでちゃんこ鍋以外でも高品質な季節の小料理を提供されていてそれを目当てに伺う事も多い。

最初に冷たいビールと一緒にとろろ汁を頂く。長芋を出汁で割っただけのものだけど透明感のある味わいが美しい。最初に頂くと精がつく気がする。続いて名物のおからを所望。いろいろな野菜と出汁が一緒に煎り込まれていてしっとりと仕上げられている。30分くらい灰汁を取りながら焦がさないように煮詰めるのが大変なのを知っているので特に味わいが深い。

旬の冬瓜も皮目に包丁を入れて食べやすく仕上げられている。鶏肉と一緒に炊いているので味に深みがある。蛸の柔らか煮も活蛸を使用。この日は雌を使用。程よく柔らかくて素材の味がとてもいい。

日本酒は山口県岩国市の酒井酒造の「five」(ラベルの文字は漢数字の五を崩したもの)かなり希少なお酒らしく重厚で芳醇な口当たり。いろんなアタックを咥内で感じながら酵母の存在感が大脳を刺激する。

玉蜀黍のかき揚げと一緒にグイグイ飲んでしまう。鱧鍋で締めようかと思ったけどお腹いっぱいになったので落としを所望。骨切りも完璧で脂ののりまくった身はふっくらとして噛み締めると独特の滋味を感じる。

カウンタ−で職人さんといろんな話をしながらいいお酒と料理をしんみりいただく盛夏の候でした。

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大阪市阿倍野区阪南町2-4-22
06-6623-0917
月曜定休

 

大阪市 昭和町 居酒屋

桜富士山 7月【大阪市 粉浜】

日曜日の昼はママチャリに乗って自宅近くに移転された表記の南インド料理の店を訪問。以前は住吉大社横の細井川という場所の民家でされてたんだけど現在は粉浜のアートギャラリーを間借りして不定期営業。しかしながらカレーの美味しさは他にない突き抜けたものがあるのでファンが殺到状態。

この日たまたま同席した女性グループの方が「外食はここしかしない・・・」と言っておられたのが印象的。真っ白な店内に大きな6人掛けのテーブルがあって皆で相席しあって頂く趣向。これはこれでとても楽しく店主の玉井さんの人柄もあって客同士が瞬時に仲良くなる。

現在仮店舗なのでメニューは絞り込み中。この日は看板メニューの「ブラックペッパルチキン」少し酸味のある「ラッサム」、「冷やしカレー」「マサラ冷やし中華」にクルチャ4種類というラインアップ。今期初めて頂く冷やしカレーを所望してご飯を小さくしてもらい、クルチャを追加してもらう。

小盛りの可愛いご飯とチーズのたっぷり入ったクルチャとマサラがしっかり入った煮卵がワンプレートで登場。サッポロ赤星と一緒にいただくと一気に暑気払いが出来る。どの料理もフオトジェニックで艶かしく美しい。特に煮卵は身体を悪くしてしまうくらい一気にたくさん食べたい衝動に駆られる。

お酒も色々出されていて柑橘果汁の入ったジャバラビアもキンミヤでつくるレモンサワーも旭ポン酢のサワーもお薦め。

この日はビールのあとにアイスブレイカーという純米吟醸酒をロックで頂く。無濾過の生酒特有のパンチのある味わいでロックにしても味に深みがあって飽きずに頂ける。

アサリやエビのエキス、夏野菜がたっぷり入った冷やしカレーは水キムチのような感じだけどスパイスがしっかりと効いて、味わいはさっぱりでとても食べやすい。酢橘の香りやいろいろなスパイスが鼻腔をくすぐって食欲が蘇る感がある。先に魚介と野菜を日本酒と一緒にいただいて残りはご飯にぶっかけて雑炊というかクッパ状にして頂く。夏の食欲減退機にはこれ以上ないと思えるくらい素晴しいカレーです・・・・何を頂いてもワンランク上のまさにプロの仕事です。。。

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大阪市 粉浜 カレーライス