大阪市

スタンドアサヒ 4月【大阪市 南田辺】

JR南田辺駅前にある表記の居酒屋を1年ぶりに友人と訪問。大阪3大居酒屋の一つと言われる昭和10年創業の有名店。
創業から同じ場所で営業を続けている大衆酒場としては大阪で一番古いお店と言われる。
強烈なコスパと年季の入った商品レベルの高さとその味わいが熱狂的なファンを作っている。ちなみに地元の客は「アサヒスタンド」と呼ぶ。

店内は肘掛のついたカウンター席とテーブル席が4つ、奥には半個室の席がある。調理担当は昔からのシニアの方ばかり。調理場の中で本年95歳のご主人が椅子に座って調理師さんたちの仕事ぶりを見ている姿もいつもながらの風景。お店の司令塔の寺島しのぶさんそっくりな女将さんの久美子さんのキャラが素晴らしい。。声が高くて大きいので一見怖そうなんだけど子供にはお菓子をあげたり硬軟取り混ぜたツンデレ接客が今や名物となっている。

最初に名物の「小鉢390円」をいただく。名前は小鉢だけど大きな器にしんみりと炊き込まれた南瓜、鯛の子、蕗、キヌサヤ、ホタルイカ、茄子などが盛り込まれる。これだけでビール1本くらいが飲める。

続いてこれも名物の「鯖からまぶし330円」。生すしにおからをまぶしたものでシンプルだけど、おからが鯖の酸味を和らげていてかなり美味しい。圧倒的なボリュームと完璧な味のバランスの「竹の子煮付け440円」。長芋を注文ごとに摩り下ろす「とろろ330円」は美味しすぎて2回注文する。

目の前で久美子さんが焼く「焼き鳥2本で220円」は食べ応え満点。遅がけに訪問すると売り切れの場合が多い。

この日からメニューに登場の「筍木の芽和え330円」「えんどう豆330円」も勧めていただく。おでんも何をいただいても美味しい。大きな大根は表面に細かく包丁目を入れてから煮込まれる。

最後は好物の「エビフライ990円」大きなブラックタイガーを使用しており食べ応え満点。ごちそうさまでした。

過去のスタンドアサヒはこちら

大阪市東住吉区山坂2-10-10
06-6622-1168
17:00〜22:30
定休日 日曜・祝日

大阪市 南田辺 居酒屋

嬉嬉(きき)【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

心斎橋にある表記の海鮮居酒屋割烹を貸切で訪問。心斎橋の南警察の西側に位置する。吉春会館という年季の入った雑居ビルの2階にあるんだけど看板等は一切ない不思議なお店。冬はクエ鍋等が人気と聞き及ぶ。白髪のご主人のワンオペで最初に豆乳で作った冷奴でビールをいただく。そのあとお任せの海鮮寄せ鍋登場。

マグロで作った大きなつみれ、手羽先、筍、スルメイカ、かなり新鮮な鯖、豚肉、握りこぶしサイズの北寄貝、海老などパンチの効いた具材がてんこ盛りで供される。

鍋の出汁の美味しさにびっくり。。最後は韓国ラーメンで締め。

野菜もたっぷりとれて目からウロコの鍋料理でした。ごちそうさまでした。次回6月予約して店を出る。

大阪市中央区東心斎橋1-6-22 吉春会館 2F
06-6243-8211

嬉嬉居酒屋 / 長堀橋駅心斎橋駅日本橋駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食ラーメン

墨や 4月【大阪市 難波】

難波にある表記の寿司店を久しぶりに貸切訪問。大阪メトロ難波駅12番出口から徒歩3分の路地の中にある。大阪では現在もっとも予約が取れない寿司店として有名。このブログの読者様からもよく連絡先や予約方法の問い合わせをいただく。

私もオープンの2017年からのお付き合いで年に数回、貸切で定期訪問しているお気に入りのお店。常連の訪問客が毎回次回の予約を取って帰るので新規客が入る余地がない。年内はすでに満席で2024年の予約は未定とのこと。

住所と電話が未公表なので営業時間中に直接店に来て予約を取りにくる方もいるがほぼ徒労に終わる。店内はL字カウンター6席のみ、女性店主「のりちゃん」のワンオペの17時スタートと20時スタートの2回転制。以前は3000円のコースがあったんだけど現在は泳ぎ烏賊の付いたコース6000円のみ。

最初はよこわのお造りからスタート。マグロが苦手な私にはあん肝・奈良漬に差し替えていただく。丁寧な心遣いに頭が下がる・・・

続いて外の生簀から泳ぎ烏賊を取り出しておもむろに捌く。烏賊の種類は日によって異なる。入荷のないときは伊勢海老などに変わる。この日は剣先烏賊が登場。

透明に透き通った烏賊はとても美しい。身にはしっかりと包丁を入れているのでコリコリの食感だけどとても食べやすい。すだちを絞って墨の入った塩でいただく。

刺身の後はのれそれ(穴子の稚魚)とイカ墨の入ったシャリのミニ丼。太刀魚の塩焼きと火入れした烏賊の醤油漬け。明石の鯛をレアに炊いて梅干しを乗せたもの。鯖棒寿司の磯辺巻き。河豚の龍田揚げ。刺身で残った剣先烏賊の耳と下足を天ぷらと塩焼きにしたものが次々と供される。白ワインと一緒にいただく。

酒を焼酎に切り替えて握り寿司スタート。最初は包丁目を入れまくってふわふわ食感にした烏賊から。イカ墨の入った黒いシャリはとてもまろやか。続いてヒラメ、軽く締めた鯵と続く。タイラギ貝、小肌、カワハギ、烏賊に雲丹を乗せたものなど。どの寿司もネタの切りつけが端正で美味しく供される。

後半は天然の車海老、サヨリ、富山の白海老、本鮪、鉄火巻き、魚のエキスたっぷりの汁物でフィニッシュ。これだけ食べてお酒を飲みまくっても1万円で御釣りが来る会計にびっくり。年に数回訪問するけど何度来ても美味しくて楽しくて気持ちのいい時間を過ごすことができるお店です。訪問は常連の客と相伴しか方法がないのが残念。。

住所・連絡先は非公開

大阪市 難波 寿司