寿司

すし寛 10月

休日は映画を見てその帰りに友人2人と標記の老舗寿司店を訪問。こちらは飛田商店街にある創業60年の超繁盛店でこの日も夕刻5時には満席状態。開店の4時から並んでいる客もいると言っていた。その魅力は品揃えの多さとコストパフォーマンスの高さ。生け簀の中の高級魚を始めとする、お造りや焼き魚、天ぷら等が美味しくていつも寿司までたどり着かない。

この日は補助椅子を無理矢理一つ入れて頂いて友人とカウンタ−で会食。最初に生ビールを頂いてからこの店でのマストアイテムの鯛の子の煮付けと明石のタコを所望。年中あるけど安定の美味しさ。

鮑と見間違うくらいのサイズのとこぶしの煮付けも美味しすぎる。

生け簀のカワハギを1匹潰して頂く。熟成感や旨味は乏しいけど肝が美味し過ぎて困る。この日の生け簀には天然平目。鱧、車海老、アコウなどが泳ぐ。

食したあとのカワハギの頭と骨は煮付けで登場。日本酒との相性も最高。この日は長野県の銘酒真澄と合わせる。

ナガスクジラの尾の身は刺身とタタキで頂く。口の中に入れると肉の繊維がほどけて甘い脂が咥内を満たす。独特の臭みは全く感じられない。

毛蟹も所望する。レモンを搾って甘い味噌と一緒に絡めて甘酢で頂くと至福の味わい。

日本酒のアテに出し巻き卵の焼きたてを合わせる。甘い煮詰めもいいアクセントとなる。

クエの酒蒸しはゼラチンだらけ。プリプリの皮部分とシコシコの身部分の双方とも深い味わい。骨までしゃぶりながらお酒とともに楽しむ。

最後は新物のイクラと車海老の握りでフィニッシュ。このあとは近くのオーエス劇場で大衆演劇を楽しみました。

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
16:30〜24:00(土日は16:00〜)
月曜定休
予約不可


カテゴリー 動物園前, 寿司 |

鮨処 よしか

西天満老松通り気鋭の標記寿司店を後輩と訪問。食べ歩きグルメ友人のおすすめ店。

ご主人の富田さんは北新地の名店「鮨処 平野」出身でそこからオランダのホテルオークラを経て奥様と二人でこちらを始める。凛とした空気のある店内はL型のカウンタ−10席。据え付けの檜の箱にネタが整然と並ぶ。

ビールとともに食事の扉はキノコと柿の白和え。脂がのりまくりの平目、濃厚な旨味のかますの昆布〆の皮目を炙ったものすっきりした酸味の〆鯖と続く。

続いて北寄貝を炭火でレアに焼いたもの、巨大なタイラギ貝を醤油焼きを海苔で挟んだもの、秋鮭の幽庵焼き、蛸の先部分(リクエスト)を軽く炙ってポン酢をかけたものとアテが続く。

お酒はこの日も時期ならではのひやおろしと秋上がりを所望。こちらのお店の料理にドンピシャのものばかり。

シャリのおいしさが突き抜けた第一印象の握りはいさきの昆布締めから、ネットリした食感の細かく包丁目を入れたスミ烏賊、すっきりと締められた鯵、マグロの代わりの赤貝と続く。どれも小さめに握られた一口サイズなのも嬉しい。

上品な脂の鱚は味わい深く、2枚付けのコハダも柔らかな酸味でかなり美味しい。大振りのシラサエビは味噌が甘々。巨大な細魚も端正で上品な甘味がある。

火入れも完璧な煮蛤に愛媛産の赤雲丹、新物のイクラに笹で挟んで蒸し焼きにする「平野」スタイルの煮穴子は塩と煮詰めでいただく。

最後にすり身の入った玉子焼きでフィニッシュ
これだけの起伏に富んだ一線級の内容でコース10,000円(握りのみ8,000円)という良心的設定。次回の予約をして帰りました・・・こちらのお店も先々多分予約の取れない店になると思う

大阪市北区西天満4-5-23 豊国ビル 1F
06-6366-0770<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27097188/?tb_id=tabelog_e0defaaa8f3c3cd45efbf56f1df6feb2788dbcd5″>鮨処 よしか</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC010201/”>寿司</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/R11304/rstLst/”>なにわ橋駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270103/R9700/rstLst/”>南森町駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/R11303/rstLst/”>大江橋駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
</p>

 


カテゴリー 西天満, 寿司 |

鮨 よし田 9月

仕事の帰りに1人で標記の店を訪問。界隈ではいいネタを仕入れている高級店。ハイアットリージェンシーホテルからの紹介も多いと聞き及ぶ連日満席の超人気店。
看板メニューのお任せコースは同じネタが2貫ずつ8種類で茶碗蒸しがついて5000円〜6000円くらい。(仕入れによって異なる)

黒いバンダナを巻いたロックンローラーのようなサウスポーの店主が繰り出す小振りの寿司のファンはとても多く、下町特有の敷居の低さとともに時分時は入店するのがとても難しい。

ビールとともに頂く好物の蟹味噌グラタン(500円)は蟹味噌とチーズの相性がとってもいい。

握りの扉は平目から。塩とおろしポン酢で食べ分ける。剣先烏賊の上に北海道産のバフンウニを乗せたものも塩と醤油で食べ分ける。ウニが甘過ぎてビックリ・・・

2皿目は富山の天然ブリのお腹部分。口の中でホロホロと溶け出す。皮目を炙った締め鯖、カンパチ、コハダと続く。どれも秀逸・・・・

3皿目は皮目を炙ったノドグロの握り.一つは昆布締めしたものを塩昆布で頂く、もう一つは醤油を塗って皮を炙ったもの。融点が低いのか舌だけで口の中でほどけ,旨味たっぷりの脂が咥内を満たす。

岩手産のイシカゲ貝もまな板で叩くとギュニュギュニュ動きまくってビジュアルでも楽しめる。コリコリした食感と噛み締めると貝独自の甘さが口一杯に広がる。一つは塩でもう一つは酢味噌で楽しむ。

夏の終わりから秋口が旬のメイチ鯛はネットリした食感と独特の脂の旨味がある。この時期ならではの高級魚。白身魚では甘味旨味ともにトップクラスの魚

かなり新鮮な大振りの甘エビと北海道のボタン海老。。見ただけで美味しいという事は推察出来る。

コースとは別にボイル海老を頂く。この海老三兄弟は海老好きの私には至福の喜び。接客も丁寧だし価格もこなれていて美味しいお寿司を気軽に食べるにはぴったり。妥協のないピカピカの食材はこれ以外にも多数。21時頃にはネタも少なくなっているので早い時間の予約がお薦めです。

大阪市住之江区東加賀屋3-16
06-6683-4084


カテゴリー 北加賀屋, 寿司 |