カテゴリー:和食

炭火割烹いしい 12月【大阪市 福島】

福島の予約困難店ミシュラン一ツ星の焼鳥割烹「鳥匠いし井」が今年4月にオープンさせた炭火焼業態の和食店。福島駅から徒歩5分くらい。

京都にある店のような綺麗な路地のエントランスを抜け引き戸を開けると
店内には1枚板の大きなカウンターとその向かい奥に炭火台が鎮座する厨房が見える。を
福岡出身で京都・神戸・東京で修行したという若き33歳の料理長と20代半ばの2人の調理師と女性ソムリエールが店を切り盛りする。

カウンター8席と奥に個室テーブル席がある。現在コース料理15000円のみ。

まずは備長炭で焼き込んだ鰻の白焼きからスタート。皮目をしっかり焼いているのでパリパリのふわふわ。

この日は最初にシャンペンをいただいてそのあとは日本酒を所望。

2品目は雲子を乗せた茶碗蒸し。ポン酢がかかっているのでさっぱりといただくことができる。雲子のねっとりした食感がいい。

八寸は京都産のズワイ蟹、泳ぎの諸子、3ヶ月熟成させた牛タンの炭火焼、自家製チャーシュー、見た目も麗しい温野菜のテリーヌなど。素材にこだわりがあってどれもワンランク上の美味しさ。

煮物椀は網走産のキンキの炭火焼と聖護院かぶら。吸い口の柚子と鶯菜も美しい。上質の昆布と削りたての鰹節を使っているので香りもとてもいい。最大限まで塩分を落とした出汁の淡さも秀逸。

割鮮はカワハギの薄造りを肝醤油でいただく。

平井牛というブランド牛を炭火でタレ焼きにして小さなライスバーガーにしたもの。。

手打ちの十割蕎麦になめこおろしをかけたもの。。口の中がさっぱりする。。

本日の炭火焼は河豚白子。一つは塩焼きで一つは醤油焼き。。炭火で焼き込んでいるので表面はパリッとして中はトロトロ。。

福井産のツキノワグマのしゃぶしゃぶ。あっさりした脂身がとても甘くて出汁もとてもコクがある。一緒に炊き込まれた天然のクレソンも美味しい。

最後はカブラとずわい蟹の炊き合わせ。しんみりとした淡い味の加減がとてもいい。

食事はごまだれに浸した鯛のお造りを使った鯛茶漬け。ご飯もびっくりするくらい美味しい。。

デセールは栗のババロアの上に洋梨のコンポートを乗せたものとクリームチーズと小豆の揚げたお菓子。料理だけでなく器も美しくて端正な盛り付けがよく映える。お腹いっぱいご馳走様でした・・・・

大阪市福島区福島7-17-11
06-7708-4692
営業時間 17:30~21:30

 

炭火割烹 いしい日本料理 / 福島駅新福島駅中之島駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 福島 和食

新あべらく【大阪市 天王寺/阿倍野】

天王寺の新宿ごちそうビルの1階に最近できた食事処。食べログやSNSにはまだ出ていないけどピアノがある瀟洒な内装のテーブル席は会合等にぴったり。この日も忘年会で和食のコースをいただく。元は割烹料亭なので料理はお墨付き。

ウツボの唐揚げやヒラメの握り寿し、ナマコポン酢など様々な酒肴の入った前菜から始まり鰆と鯛の作りや鱈の西京漬、小芋の肉巻きの炊き合わせと続く。

後半は様々な種類の天ぷらの盛り合わせ、小鍋しゃぶしゃぶ、柿なます、蟹雑炊でフィニッシュ。楽しく美味しくいただきました。。

帰りにハルカスの前で駅ピアノのイベント。色々な方が飛び入りで演奏するんだけど30分くらい見てたら3時間前の行きしなに見た人と同じ人がなんども演奏しているのを発見・・・クリスマスなのにサクラだな・・・・・

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-61

 

大阪市 天王寺/阿倍野 和食

ひろせ 12月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

私が数年前から毎月訪問するお気に入りの表記の店で会食。毎月献立が変わるのが楽しみ。とても丁寧な仕事で細部にわたるまで心を込めて作る店主の仕事を見ながら食事をするのが楽しみ。今回もカウンター6席の真ん中でいただく。献立はコース10000円のみ。店主はミシュラン店の「ゆうの」で修行されたので㐂川系の大阪を代表する喰い味の仕事を引き継いだスタイル。食材にもこだわりがあって特にお椀と刺身の美味しさは特筆もの。 

座付は冷めた体を温める大仁田ネギのすり流し仕立て。葱のすり流しは珍しい。フレンチではたまにいただくことがあるが。。柔らかく煮込まれた丸大根の上には炙ったとろとろの河豚白子が鎮座。

続いては海老芋の揚げ物と鱈子のフライ。。どちらも最初に下味をつけているのでとても美味しい。 鱈白子のソースも秀逸。。

 

活鮮は厚切りの熟成の効いた河豚、コリコリのクエ、大葉を射込んださより、奈良漬を巻き込んだ鯛、歯ごたえのいい皮付きのハリイカ、脂乗りまくりの締めサバ、皮目を炙ったかます、燻製をかけた鰆の8種盛り。余計な飾りを排したシンプルで蹴れんのない盛り付け。

今回はシャンパーニュを合わせて楽しむ。ノンビンテージだけどコクがあって香りもとてもいい。店主はソムリエの資格も持っていてお酒の造詣も深くて料理に合わせたものをいつも選んでいただける。

煮物椀は大きくカットされたクエの葛叩き。クエの頭の肉を入れたひろうすもとても美味しい。あしらえに舞茸、白木耳など。出汁にクエの脂が浮いてとても地味深い。

焼き魚は鰆と椎茸を丁寧に炭火で焼いて菊芋のペーストでいただく。このソースの美味しさもこのお店の特徴。 蓮根親子煮と菜種を白和えでいただくあしらえとともに。

ガラス鉢には松葉蟹の酢の物と菊菜が盛り込まれてその上にはラフランスのソースがたっぷりとかかる。口直しにとてもいい。。

肉料理は炭火で仕上げたフランス産鴨ロースの黒酢ソース。醤油ベースのソースに黒酢を合わせたもの。角の取れたマイルドな仕上がりに脱帽。焼いた柿とかぶとクレソンのお浸しが添えられる。

食事は自家製のカラスミとイクラのご飯。。

デザートは山口産の3Lサイズの栗の渋皮煮と黒糖プリン、安納芋の金時など。。今回も大満足。。おせち料理45000円も好評発売中とのことです。

過去のひろせはこちら
大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食