カテゴリー:和食

懐石 森本 2月

大和八木駅徒歩5分、老朽化したピンクの建物の橿原市役所の真横の路地を入ったところに位置する。瀟洒な一軒家の民家を改装したお店。暖簾をくぐって前栽を抜けて玄関を通って今回はカウンターの客席に案内いただく。

普段お店は温和なお人柄の店主とお母さんの2人で営まれる。料理を始める前。最初にその日使用する一番出汁用の鰹節を目の前で削るところから始まる。

ビールで乾杯をした後、先付けはよく肥えた鱈白子の茶碗蒸し仕立て。フルフルの卵の食感と鱈白子の旨みとコク、ポン酢のタレとのバランスが素晴らしい。。

煮物椀は目の前で作りたてを蒸し上げる天然フグの真薯。ふわふわの食感と透き通るような出汁の旨味に感動する。

最初の日本酒は奈良産の風の森のあらばしりをいただく。

続いての活鮮は大きなサイズの寒平目と脂乗りまくりの鰤、北海道産の雲丹の3種盛り。ボリュウムもあって食べ応え満点。

ここで新潟の無濾過のおりがらみ生酒をいただく。

焼き肴は鰤のカマの塩焼き。口内の脂とパンチのあるこってりした日本酒の旨味が渾然一体となりえも言えぬ味わいに変化する。

酢の物は走りの飯蛸。ポン酢のジュレと柔らかい酢味噌でいただく。。日本酒が進みまくる味わい。

稚鮎の天ぷらは早春のおとづれを感じさせる。。

炊き合わせは鰤の骨で出汁をとってコクをつけた大根。。程よく炊き込まれていてなんとも贅沢な逸品となっている。。。下処理も丁寧なことは食せばわかる。

目の前で大豆と大根の葉っぱを油で炒めて釜炊きのご飯に混ぜて作る大豆ご飯。。同伴者は3杯おかわりしていた。留椀は3種の魚の骨や身を入れて作る。。自分の家で獲れる大根を干して作る自家製のべったら漬けも秀逸。

最後は本蕨を使って目の前で練り上げて出来立てを供するわらび餅・・・こんな贅沢な甘味は滅多にない。。このコースで7500円という超ハイコストパフォーマンス。難波から特急電車に乗ってわざわざ行く価値あり。。昼間のランチコースはさらにお得です。。

過去の森本はこちら

奈良県橿原市八木町1-4-8
0744-22-3082

 

和食 奈良県

ホテルモントレ グラスミア大阪 随縁亭【大阪市 難波】

難波にある表記のホテルの22階の日本料理店をランチで訪問。眺望の良い窓際のテーブル席にてお店オススメのお手軽な懐石コースをいただく。

2月の前菜は鯛の卵の煮こごり、小さな稲荷寿し、サーモンと蓮根のマリネ、一寸豆を揚げたもの、うすい豆真薯、鰯の梅肉揚げなど贅沢なものはないけどしっかりと手間のかかった季節感たっぷりの取り合わせ。

煮物椀はふわふわに仕上げられた小柱の真薯。。菜の花と蕪のあしらえ。。

熟成された寒鰤はおろしポン酢で供される。

炊き合わせはかぼちゃ、蕗、堀川牛蒡、人参、山芋など。。しんみりとしたいい塩梅。。盛り付けも端正で美しい。。

揚げ物は鮟鱇の唐揚げ。ほくほくの身がとてもいい。唐揚げの粉はおかきのの粉末を使用しているのでカリカリの食感。

食事が提供されて最後にグレープフルーツを使ったデザート。

低価格帯のランチだけど雰囲気、サービス内容ともに申し分ないレベル。次回は夜利用する予定です。。

大阪市 難波 和食

びんびや 北新地店【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地の永楽町の東にある表記のミシュラン居酒屋を訪問。北新地では有名なお店でカウンター9席とテーブル席など。

新地の中では比較的リーズナブルにいただける。料理のクオリティーも高くて大人の居酒屋という感じ。

お造り盛り合わせはぶつ切りのたこ、シマアジ、鰤、平目、鯛、あおりいかなど。。どれも上質で特に鯛が秀逸。

大きなのどくろの塩焼き2800円は脂も上質で身も肉厚。。

日本酒で口の中の脂を落としながらのどぐろの塩焼きを堪能する。。

名物の大海老サラダは外国産だけどかなりのサイズ。。ぶつ切りにしたプリプリのエビとプチトマト、大量のタルタルソースが載せられる。食べ応え満点なり。。

最後はかなり大きなホタテのフライ。レアに揚げられていて甘みもたっぷり。。堪能いたしました。。。

大阪市北区曽根崎新地1-7-26
06-6345-3155

 

びんびや居酒屋 / 大江橋駅北新地駅東梅田駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 梅田/JR大阪 和食