和食

懐石料理徳 住之江本店【大阪市 北加賀屋】 【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

私どもの会社の本店である表記のお店で会合があり相伴させていただく。この日は8000円のコース料理。

先付けは季節の水無月豆腐に北海道産の雲丹をのせたもの。秋田産の新蓴菜を添えて。蓴菜が食べにくいがまずまずの味わい。

お造りは大きな北海道産のボタン海老、のどぐろの焼き霜作り、高知県宿毛産のハタの3種盛り。あしらえは穂紫蘇、莫大海、水玉胡瓜など。

薄造りにした旬のアマテカレイを肝ポン酢にていただく。名前の通り甘くてコリコリの食感。

韓国産の鱧の煮物椀。脂がたっぷりで汁も味わい深い。翡翠茄子と千枚冬瓜、青柚子を添えて。

八寸は白芋茎の酒盗餡掛け、夏野菜ゼリー寄せ、青梅蜜煮、鱚一夜干し、蒸し鮑、ズッキーニの海老真薯鋳込み、玉蜀黍と三ツ葉のかき揚げ、トキシラズ手まり寿司など。。お酒を飲むメンバーが多いので種類も多い。

名物料理の一晩出汁につけて低温調理された但馬牛ローストビーフは赤身だけど脂感たっぷり。はじかみ生姜、古い仕事の白瓜雷干しが添えられる。ローストビーフは松の実、醤油ソースにて。

炊き合わせは蛸柔煮、小芋、南瓜、モロッコいんげんなど。。信楽焼の作家ものの器で供される。。

酢の物は旬の毛蟹を錦糸と大根で巻いたもの。あしらえは胡瓜、茗荷、防風、白芋など。酸味を抑えた土佐酢で供される。

釜炊きの玉蜀黍ご飯は北海道産の糖度の高いものを使用。

デセールは枇杷、さくらんぼ、白桃と一口最中で終了。ボリュームもたっぷりで美味しかったです。

大阪市住之江区東加賀屋3−15−9
完全予約制

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米増 6月【大阪市 福島】

現在大阪で最も予約が取りにくいと言われる福島にある表記の和食店を半年ぶりに訪問する。JR福島駅を北に徒歩7分

本湖月、かが万という名店出身の若き店主と女将の二人三脚で営まれる。間接照明が配された1枚板の檜カウンター9席のみの2回転制。料理のSNSは禁止となっているので毎回献立のみ列記。

6月は氷の節句ということで夏越しの祓え(はらえ)をテーマにした料理が供される。この日は16000円のコース。

・先付けは氷室と茅の輪くぐりをイメージした青梅の蜜煮

*1年の半分である6月30日に半年分の穢れを清める行事。暑い夏にも生命力の強い茅という草で編んだ茅の輪くぐりが行われる。

・茨城県霞ヶ浦の合鴨ロース煮でらっきょを挟んだもの。もろみ味噌を添えたスナップエンドウとともに

・根室の毛蟹と冬瓜の煮物椀。出汁は昆布がしっかり効いた淡味

・刺身は明石の甘手鰈と舞鶴の剣先烏賊。辛口の純米酒(写真)と一緒にいただく。

・刺身の2皿目は宮城県塩釜の鮪は玉ねぎおろしを添えて

・焼き物は琵琶湖の鮎と島根の高津川の鮎の食べ比べ

・八寸はトマトのスープに蓴菜を浮かべたもの。だつ芋の寒天寄せ。蛸旨煮。福井県大野市の青干しゼンマイ(写真)。八尾産のえんどう豆を固めたもの

・天ぷらは旬の鱚の木の芽揚げと鳥取の浜防風の根(写真)、北海道足寄の巨大な蕗(写真)。

・炊き合わせは柔らかく炊き込んだ鮑の肝ソース。賀茂茄子とともに。

・食事は直前に骨切りをした鱧を軽く焼き込んで作る釜炊きの鱧御飯。1膳目はそのままで、2膳目は出汁をかけていただく。

・デザートは高知県の小夏(写真)と桑の実

・甘みは目の前で作るえんどう豆とこしあんの練り切りと薄茶。

全ての料理が隙がなく食材と調理内容も厳選されたものでいつもながら大満足。ご主人をはじめとするスタッフさんも分け隔てなく、全てのお客さんとうまくコミュニケーションをとってとても楽しい時間を過ごすことができました。

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大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

ひろせ 6月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

毎月ずっと通っていた表記の店に4ヶ月ぶりの訪問。こちらもここ数カ月コロナで店を閉めたりテイクアウトで弁当を提供したりしていたとのこと。4月から若いお弟子さんも入店し、お店自体に厚みが増してきたような気がする。

ミシュラン店の「ゆうの」で修行されたご主人は丁寧で創意と工夫に溢れながらも王道の喰い味重視の大阪料理を提供される。月替わりの献立はコース10000円のみ。食材にもこだわりがあって特にお椀と刺身の美味しさは特筆モノ。

座付はとうもろこしのすり流しに秋田産の蓴菜と大きな車海老、胡麻豆腐、絹さや、振り柚子が添えられる。とうもろこしの香りと甘みが出汁の旨味と相まって夏の訪れを感じさせる。

河豚白子の春巻きは梅肉と大葉でさっぱりと仕上げられている。トロトロの白子とカリカリの春巻きの皮の対比が面白い。諸味アスパラガスが添えられる。

生のほっき貝、鯵、アコウ、鱧 コリコリの目板鰈、大葉を射込んだ鱚の6種盛り。魚を切って並べただけの感があるがどれもが突き抜けた美味しさ。

お造りの2皿目は皮目を炭火で炙ったトキシラズ、金目鯛。。トキシラズは融点が低いために口に入れるとさらりと溶ける。。

夏らしいあっさりとした煮物椀。柔らかく仕上げられた穴子の献珍巻と三つ葉で結んだだつ芋の取り合わせ。

この日のお酒はしっかりした味わいの奥播磨の純米吟醸と飲みやすくてコクのあるボルドーのシャトーランドロー。。

炭火でしっかり焼き込まれたのどぐろの皮目はパリパリで身はホクホク 酸味と甘みのバランスが絶妙の玉ねぎおろしが敷かれている。

完璧な火入れで適度に脂を落として歯がいらないくらいの仕上がり。 炭火の香りも調味料となっている。揚げたズッキーニと一寸豆が添えられる。

ガラスの小さな蓋物に入った岩もずくとデラウエアの酢の物(写真忘れ)

肉料理は皮目をしっかり焼き込んだ鴨ロース。甘さを抑えた自家製のブルーベリーソースとともにいただく。生で食せる宮古島ゼンマイといぶりがっこを合わせたスモークポテサラ、フルーツトマトが添えられる。

食事は焼き鱧のご飯と味噌、香の物数種類。

甘みはバナナシャーベットとパッションフルーツ、チアシード、パイナップルでさっぱりと。。。お腹もいっぱいで大満足。。。次月が楽しみです。。

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

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