和食

高麗橋 桜花【大阪市 肥後橋】

肥後橋にある表記の和食店をお盆に訪問する。場所は地下鉄四つ橋線の肥後橋駅の6番出口から徒歩数分。L字型のカウンター8席とテーブル席が4卓。ご主人と奥様と女性調理師の3名で切り盛り。

メニューは夜は6000円と8000円の月替わりおまかせコース。。
日本酒をはじめとしたドリンクメニューも充実。前回はアラカルトをいただいたので8000円のコース料理を所望する。

まずは箕面樽生ビールで乾杯する。
ほんのり桃の香りがするけど甘味は控えめなピーチ生ビール。

前菜は鱧の皮と浪速の伝統野菜の玉造黒門越瓜の和え物、海藤花(タコの卵)の旨煮、瓢箪の漬物、鬼灯に模した卵黄の味噌漬け、栄螺の旨煮・・・これだけでお酒をがぶ飲みできそう。。どれも丁寧な仕事が施されている。

お造りは放血神経締めをした熟成感のある鱸と縞鰺のお腹部分。どちらも秀逸なり。。仕事の施された酢味噌、塩、ポン酢で供される。

お造りには生原酒のアイスブレイカーをロックで合わせる。

この店が懇意にされておられる河内鴨で有名なツムラの合鴨がお造りで供される。鴨ロース、ささ身、ずり、レバーなど。。新鮮なので臭みや癖は全くない。

鴨肉をミンチにして表面だけ火入れしたタルタルステーキも秀逸。

煮物椀は鱧と卵を寄せて豆腐にしたものと軽く炙ったばちこ。青みは火入れしたレタスで吸い口は青柚子。出汁の味はしっかりつけていて大阪ならではの喰いの仕事が光る逸品。

ここでガトーショコラが出てきたと思ったら鮎の松風とのこと。焼き込んだ鮎の身をほぐしてミンチにして寄せ固めたもの。口にすると鮎の旨味と香ばしさが口いっぱいに広がってまさに鮎を食べているよう。頭の部分や骨の部分のエキスも入っていて色々な部位の味が味蕾に蘇る。

これは初めていただいたこの店ならではのスペシャリティで大感激。あしらえの香りの相乗効果を生む西瓜も出会いものである。いちじくの田楽も面白い。

炊き合わせは柔らかくこっくりと炊き込んだ蛸と黒皮南京、小芋、ササゲの組み合わせ。焼酎がとてもよくすすむ。。

一見何かわからないんだけど生の鮑をおろし金ですりおろして出汁と合わせた昔ながらの古い仕事を再現。海鼠腸が底に射込まれていてなんとも言えない香ばしい美味しいなあ〜と思う逸品。

骨切りをして皮目を炙った鱧と松茸ハス芋、紅蓼、梅肉を重ねて卵豆腐のソースを敷いたもの。。これも斬新的だけどしんみりとした味加減の腕の良さが良くわかる逸品。。鱧と松茸の煮物椀を再構築した骨太の料理。

食事は茶蕎麦となめこおろし・・・・これもかなりのボリュームでお腹いっぱい。

甘味は抹茶アイス。。。さっぱりしてとてもいい。

細部に至るまで細やかな気配りがあってお腹も心も大満足。。ご主人から色々なお話を聞かせていただいてとても楽しい時間を過ごすことができました。

*女性板前さんが沢口靖子さんそっくりなのにびっくり。。一見の価値あり・・

大阪市中央区高麗橋4-5-13
06-6201-0223
営業時間:11:30-14:00 8:00-23:00
定休日:日・祝

大阪市 肥後橋 和食

桃酔 8月【大阪市 難波】

法善寺にある表記の店で友人と会食。多岐にわたるワンランク上の割烹料理が居酒屋の価格でいただけるので連日満席が続く人気店。この日は開店直後を狙って訪問する。

狭い間口の階段を上がったビルの2階に店はある。この日はご主人の仕事が見えるカウンター席に案内いただく。

ビールで乾杯をしてまずはお造りの盛り合わせ。北海道の甘エビ、戸塚鯵、鱧の梅肉、活あわび、鯛の焼き霜、縞鰺、活だこの7種盛り。。居酒屋のそれとは異なるワンランク上の食材に舌が喜ぶ。

続いてお酒を麦焼酎に切り替えて海老とアボガドの胡麻和え680円も手作り感のある濃厚な味わい。焼酎にドンピシャなり。

濃厚寄せ豆腐という名前の冷奴380円。わさび醤油が甘さを一層引き立てる。大豆の味わいがとても濃い

大きなホタテの殻に入った海鮮コロッケ680円は帆立貝やエビがわんさか入るクリームベースのもの。ウスターソースのアクセントもとてもいい。

名物の蓮根まんじゅう780円はねっとりした舌触り。餡のだしの美味しさと相まって文句なしの味わい。

この時期ならではのイチジクの揚げ出し680円も焼酎によく合う。甘くて酸っぱい初恋の味・・・・

ここから日本酒に切り替えて海藤花(蛸の卵)のポン酢和え480円をいただく。なんとも言えないもっちりした舌触りはとても好きな味わい。

松茸と活鱧のかき揚げ780円は普通に美味しい。しかしながら150近くあるメニューをほぼ客を待たさずに提供する技術に感服。仕込みが大変であろうことが推察される。

分厚い穴子の白焼き780円も秀逸。皮はパリパリに焼きこまれて身の部分はしっとり。わさび醤油でいただくと日本酒が進みまくる。

お酒が少し余ったので豆腐の味噌漬け580円を所望してチビチビといただく。。そうこうしている間に周りを見れば超満席状態なのでいそいそと席を立つ。。

店を出て法善寺の中にある夫婦善哉で甘味をいただき帰宅する。

過去の桃酔はこちら

大阪市中央区難波1-6-4
営業時間 16:00~22:45
定休日 日曜・祝日
06-6211-1572

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27001307/?tb_id=tabelog_e0c4a585f5729c74f765d56e8ee2475a6e9b5b1c”>桃酔</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/izakaya/”>居酒屋</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/R3388/rstLst/”>大阪難波駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/R7637/rstLst/”>日本橋駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/R3389/rstLst/”>近鉄日本橋駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
</p>

 

 

 

大阪市 難波 和食 未分類

日本料理 湯木 新店【大阪市 梅田/JR大阪】

歯医者の帰りに表記の店で一人ランチ。言わずと知れた船場吉兆のご子息が営むお店。現在では北新地にs県のお店を有される。案内いただいたカウンター席も後ろが引き戸になっていて人が通っても気にならない。

今回は2000円の食事を所望する。このほかにも鯛茶漬けの御膳や松花堂弁当等もある。

先付けは焼き茄子のごまクリームソース。細かく刻まれた茗荷も美しい。

しばらくして運ばれてきた四つ切りの箱には卵の黄身と椎茸が添えられた真っ白の胡麻豆腐。前菜は出汁巻、鰆の西京焼き、天使の海老のおかき揚げ、さつまいものレモン煮、ミョウガの甘酢漬け、アスパラの天ぷら、こんにゃくの旨煮など盛りだくさん。

煮物は小芋、かぼちゃ、茄子、青味など。ガラスの器には胡桃、白和え、サーモンの笹寿司など。。

一文字に盛られたご飯とあら汁の白味噌仕立て。。

デセールは抹茶アイスモナカ。。美味しいし、スタッフさんの接客も丁寧なんだけどどういうわけか心に感じなかった・・・不思議です。。

大阪市北区堂島1-5-39
06-6348-2777

大阪市 梅田/JR大阪 和食