竜田屋 9月【大阪市 難波】

休みの日の昼に千日前の表記の店を訪問。外国人だらけの雑踏を抜けて入店。こちらの店は朝から夜中まで通し営業をしているので様々な使い方ができる。訪日客も多いけど年配の常連が大半。入り口にたくさんの手作りされたおかずが並ぶ食堂形式で好きなものを好きなだけ選んでいただくことができる。定期的にオススメの料理も代わってそれをいただくも楽しみ。

お客もスタッフもシニア層が多いのが特徴。。注文の通し間違いが多いので注意。店前にシニア調理師の募集の張り紙もあった。。

いつもいただく惣菜でハイボールを飲みまくる。茄子の田舎煮、絶妙な味わいのホルモン炒め。卵焼きと焼き明太子、鱧の落としなど。。

1階の入り口あたりはカウンターと吉本の芸人さんの色紙だらけのテーブル席で奥は日活の古いポスターが壁に貼られた日活テーブル席(私が名付けた・・・)。2階はしっとりした半個室仕様でゆっくりと食事が出来る感じ。今回は日活テーブル席に通していただく。

新作オススメ料理の海老の卵とじ。大きなサイズの開いた海老のカツを炒めた玉ねぎと一緒に卵でとじたもの。甘辛くてなんとも言えない懐かしい味わい。

大きな生のホタテを使ったバター焼き。。2時間くらい飲んで食べてを繰り返してそのままりらくマッサージに向かう日曜日の午後・・・

過去の竜田屋はこちら

大阪市中央区難波千日前11−24
06−6632−4788
営業時間:AM7:30~AM2:00
定休日:なし

大阪市 難波 居酒屋

Il Povero Diavolo/イル ポーベロ ディアヴォロ【大阪市 大国町】

大国町の木津卸売市場横にある表記のイタリアンレストランで友人と会食。私が個人的に最も好きで美味しいと思うイタリアンレストラン。

木津市場で仕入れる新鮮な魚介を使用し、和のテイストを加えながら羽田シェフならではの独創的な世界観のある唯一無二の料理を提供する。最近は辻調理師学校の講師もされていると聞き及ぶ。今回もお任せコースをワインペアリングでお願いする。

一皿目はモズクガニの身と味噌に焼きなすとそのピューレをかけたもの。あしらえにはイチジクが添えられる。最初からパンチのある料理登場。全てをかき混ぜていただくととても複雑でシャンペンとの相性のいいスターターとなる。

続いては秋鮭を叩いて軽く炙ったもの。生の黄人参とヘーゼルナッツが添えられる。人参のソースに魚介の出汁を合わせたものが敷かれる。これはイタリアのシャルドネと一緒に供される。

今回のペアリングでいただいたワイン。(別途シャンペンあり)

バターソースの泡に隠れているのが絶妙に火入れされた鰯と新蓮根、フォカッチャを合わせた一皿。これはブルゴニュのピノ・ノワールと合わせられる。

 

名残のメイチ鯛と柔らかく炊き込んだバイ貝にエリンギやシメジなどのきのこを添えたもの。魚や貝の出汁にきのこのエキスが混ざりなんとも言えない旨味が醸し出される。この料理はピエモンテを合わせる。

心臓が止まりそうなくらい美味しいと感じたイクラとミツバのリゾット。イクラは鮭で作った魚醤でマリネしたもの。米はトマトの上澄みコンソメで炊き上げるので味の加減が深淵である。

金目鯛のソテーの火入れは完璧。酸味のあるスモモのピューレとパプリカのマリネが添えられる。香味野菜を煮詰めたソースとスモモのピューレを合わせると味が大きく変化。

子持ち鮎のパスタはコリンキ(生で食せる南瓜)と鮎の卵を魚醤にしたものも合わせられる。

さらにもう一品作っていただいたのは的鯛のソテーに生湯葉と山芋のマリネを添えたもの。百合根のピューレと魚のソースでいただく。食べ口はとても軽い。。。

走りの梨のシャーベット。。

スペシャリティのチョコ&ココナッツ。お腹いっぱいはともかく次から次に繰り出される羽田マジックに心も満たされました。常人には作れない卓越した発想と技術に敬服。サービスも丁寧でゆっくりと食事できました。。コストパフォーマンスも抜群です。。。

過去のディアポロはこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

Il Povero Diavoloイタリアン / 今宮戎駅大国町駅恵美須町駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 大国町 イタリアン

祇園 きだ

祇園にある表記の日本料理店を訪問。店主の木田氏は祇園佐々木で修行されて満を辞して独立。店内に入るとカウンターと個室の小さめの空間。場所は高級料理店が立ち並ぶ京都・祇園町南側の絶好のロケーション。店内はカウンター8席と個室からなる和の空間。

店内には、ご店主の木田さんをはじめ、数人の若手料理人の他にスーツ姿のサービスマネージャーの男性のみで切り盛り。

座付は芋の葉っぱに雲丹と菊の花と出汁のジュレを乗せたものが登場。それをガラスの器に入れていただくという趣向。ガラスの器には芋を蒸して固めたものと大ぶりのボタン海老とキャビアが入る。

お椀は大ぶりにカットした北海道産の松茸と名残の鱧。。松茸の香りが薄かったのが残念。脂分が浮かぶ出しは秀逸。

この日は久しぶりに日本酒をいただく。。

熊本産の走りの新銀杏。。

笹に包んで炭火で炙った煮穴子のお凌ぎ。ご飯は栗の入ったもち米。。

昆布締めにした鯛と塩を振った大量の北海道産の雲丹。。

牛ヘレ肉の端の部分を使った肉のたたき。そすは玉ねぎを叩いたものと醤油と大根おろし。とても柔らかい・・・・

大ぶりの生の北寄貝をさっと炭火で炙ったもの。焼き込んだ貝独特の香りと甘みに悩殺される。

座付のボタン海老の頭を塩焼きにしたもの。味噌部分がとても甘い。

口直しの冷たいコーンスープ。

熊本産のヘレ肉の塊をプレゼンテーションした後で包丁し、醤油にしばらく漬け込んでから炭火で何度か休ませながら丁寧に火入れ。

あしらえは生の落花生とイチジクを火入れしたもの。(生イチジクに塩と油をしてからアルミホイルに包んで20分くらいじっくりとオーブンで焼きこむと言っていた)

大きなフカヒレの煮物には渡り蟹のほぐし身が入る出汁の効いた餡がたっぷりとかけられる。

締めはイクラご飯と鰻丼を選ぶことができる。炭火でしっかりと焼きこまれた鰻は天然でした。隣の常連客は松茸ご飯・・・・目の前で差をつけられたのは残念。。

デザートは桃のスープにジェラートを浮かべたもの。。

色々な意味で京都だなという空気を味わえるお店かなと思います。
好みが分かれそう。料理は総じてうまい・・・けど高い。。

京都府京都市東山区祇園町南側570-19
075-551-3923
18:00~
完全予約制

祇園 きだ日本料理 / 祇園四条駅京都河原町駅三条京阪駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

和食 京都市