三心 11月【大阪市 谷町六丁目】

谷町6丁目にある表記の寿司店を友人に誘っていただき訪問する。予約の取れない人気店で有名。コロナ禍からは昼間2回転だけの営業。カウンター8席のみ帰りに次の予約を取って帰るのでなかなか新規客は行くことができない。

定時に案内いただきご主人の正面に座る。シンプルなカウンター正面には木製の氷冷蔵庫が埋め込まれている。カウンターとまな板が同じ高さなのでご主人の仕事が全て見える。

座付に滋賀県の指定農家でつくる日本晴という銘柄の米を使ったお粥に削ったからすみを乗せたもの。続いて三重県の答志島のトロ鰆を皮目だけ炙ったものは山わさびをオリーブオイルで延ばしたものと一緒にいただく。ブランド鰆と言っておられた。徳島産のカワハギの肝和えはコリコリの食感に肝のまったりとしたコクが合わさってお酒が進みまくる。北海道産の大羽イワシを酢締めと芽ネギを巻いたもの。

日本酒で湯煎した雲子は酸味のある醤油だれで供される。熟成させたプリプリのクエの酒蒸しもとてもいい塩梅なり。

日本酒も色々なタイプのものを取り揃えていてとてもいい。ジャケットの面白いものやフルーティーなものからしっかりとした味わいのものまでマリアージュを楽しめた。

ご主人は手元も美しく凛とした姿で寿司を握られる。愛想も良く客に真摯に向き合う姿は見ていて気持ちがいい。

握りの扉は熟成させた白甘鯛の昆布締め。続いて脂乗りまくりの秋刀魚。苦手なマグロ赤身の代わりに鰊。一枚付のコハダはちょうどいい締め具合。富山産の白えびの昆布〆。 中トロの代わりの赤貝も身厚で香りも良くとても美味しい。

千葉産の煮ハマグリ。脂ののった天然ぶりのお腹部分を大根で巻いたもの。半茹での車海老はとても甘い。ふわふわの煮穴子。締めの昆布で締めたハーブ巻き。 関東風と関西風の玉子の食べ比べでフィニッシュ。お酒もたくさんいただいて大満足。支払いは一人25000円なり。

食後は隣の築100年の木造家屋を改装した待合でデザートとお茶をいただける。

中はとてもかっこいい空間でたくさんの作家物の器が並びギャラリーのような設え。ご主人も奥さんも帰るまで話相手をしていただき恐縮でした。

過去の三心はこちら

大阪市中央区内久宝寺町2-7-4
06-6767-0677

 

大阪市 谷町六丁目 寿司

ひろせ 10月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

心斎橋の畳屋町筋にある表記の和食店を訪問。ここ数年毎月献立が変わるたびに利用している。現在はG o toや大阪市のクーポンを利用すればとてもお得。

こちらのご主人はミナミでミシュラン一つ星の「ゆうの」出身で喜川の系統の料理を受け継ぐ。それ故に毎月のコース料理は自由闊達だけど丁寧でしっかりとした食い味のある内容。

店内はカウンター6席とテーブル席が2つ。ご主人の手元が見えるライブ感のあるカウンター席がオススメ。月替わりの献立はコース税別10000円のみ。食材の上質さは常に価格以上の価値を提供。

座付は出汁がしっかり効いた里芋すり流し。。肌寒い夜にホッとする一品。

続いて車海老生茹で。大阪菊菜、丹波占地、国産白木耳長芋があしらわれてその上にラフランスで作ったジュレ酢がたっぷりとかけられる。

雲子(鱈白子)の柿の種揚げは柿の種をミキサーで砕いて衣にする。カリカリした歯触りと食感がとてもいい。栗チップが添えられる。盛り付けは秋の景色。。

活鮮は天然鯛、キングサーモン炙り、天然ぶり、北海道産塩水ウニ、しめ鯖、鯨赤身、昆布しめにした静岡産キンメ、皮目を炙ったうおぜと鰆など9種盛り。。豪華すぎる盛り付けにびっくり。

色鮮やかな椀盛は鯛の身と零余子のひろうす。大きなムキ茸と天然ナメコが添えられる。昆布がしっかり効いた出汁も秀逸。

豆豉を使ったクエの中華蒸し。最後に熱したネギ油をかけて仕上げられる。こういった遊び心も楽しい。マイクロコリアンダーとブロッコリー、徳島産の蓮根が添えられる。

炭火で焼きこんだ黒毛和牛のイチボ肉は赤身肉の味がとてもいい。天然クレソンと柿と蕪が添えられて黒酢ソースを敷いて供される。

食事はカマス、舞茸、マコモダケの入ったご飯。。

デセールは南京羹とさつまいも羹。。巨峰を添えて・・・何をいただいてもしっかりと手がかかっていて美味しい。。ごちそうさまでした。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食

イルマーニ10月【大阪市 西田辺】

 

西田辺交差点の南東側路地を入ったところにあるトラットリア。通い始めて数年が経つ。最近はご無沙汰で1年ぶりの訪問。マスター一人で営む超繁盛店。ほとんどの客がドリンク3杯と小皿調理が2皿、パンがついて2000円のワインセットを注文する。その小皿料理が15種類くらいありどれもボリュームもあってお値打ちなのが人気の秘密。最初にスパークリングをいただいて小皿を同伴者と4皿所望する。

最初に田舎風パテ。ボリューム満点の脂もしっかり入ったタイプ。パンと一緒に食べるととても美味しい。豚バラ肉のバルサミコ蜂蜜煮込みは糖度の高いサツマイモと一緒に供される。分厚いハマチのカルパッチョとヤリイカのペンネ。。2人でシェアするとお腹おっぱいになる。

2軒目は西田辺駅前にあるローソンに入店。大阪で初のバーが併設されたタイプの実験店舗。

店内は立ち飲みだけどかなり本格的。15時から24時までの営業でほとんどのドリンクが500円。ハイラインのウイスキーもあってびっくり。

当然あてはローソンで買ったものを持ち込み。。とても便利で目からうろこのような店でした。

過去のイルマーニはこちら

大阪市阿倍野区西田辺町1丁目1-6
06-6608-2488
定休日:日曜日

 

大阪市 西田辺 イタリアン