竜田屋

週末は遅掛けにスターウォーズ4Dを見てからお気に入りの表記の店で晩ご飯。場所はなんばグランド花月の近くのなんばオリエンタルホテルの前。店内はいろんな年代のいろんな人でにぎわう。2階は座敷と個室になっているが1階の昭和感溢れる食堂が個人的にお気に入り。最初は入り口付近に並ぶ沢山の総菜をいくつか選んでカウンタ−席でビールとともにいただく。

2015-12-19 20.08.55

お店のご主人お薦めのツブ貝の造り。とても新鮮でコリコリシコシコしてとても美味しい。肝とビールの相性も抜群。こちらの店は朝早くから深夜まで営業しているのでいろんなシチュエーションに対応出来てとても使いやすい。

2015-12-19 20.11.47

ホタテの貝柱をさっと揚げてアスパラと一緒に炒めたもの。これもビールにぴったり。この店は何を食べても間違いない。お店のメニュー数は100アイテム近くあるであろうか。特にてっちり鍋2400円はボリューム満点で個人的にはお薦め。

2015-12-19 20.21.10

普段はレアに焼かれた出汁巻と軽く炙ったタラコがマストアイテムなんだけどこの日は明石焼風の玉子焼きを所望。中に刻んだたこが入っていて創意もあってとても楽しい。この他にも甘辛濃く炊かれた鰯や茄子の田舎煮、蕗の有馬煮、河豚皮が個人的な好み。

2015-12-19 20.26.22

こちらのお店で必食の銀ダラの味噌漬け。浸かり具合が最高で菊正宗の熱燗とともにいただく。いつもいろいろ頼みすぎて思ったより値段がかさんでしまうのが常。

2015-12-19 20.37.47

メニューにはない海老の天ぷらを所望する。いつも頼んでいるのでお店の方も慣れたものである。大きな海老で食べ応え満点。ここで二階堂のソーダー割りに切り替える。

2015-12-19 20.58.56

続いて河豚の唐揚げ。ちゃんととらふぐを使用。この頃になると満腹中枢が麻痺してくる。この他にも尻尾の方が美味しい「鯖塩焼 300円」「きずし 600円」「ポテサラダ 300円」もいただきたかったが次回の楽しみにする。

2015-12-19 20.26.49

〆は粕汁。熱々でさらりとしていながらコクがありとても美味しい。大衆的な店なんだけど普通のものが普通よりも美味しい難波では希有なお店。年中無休です。

大阪市中央区難波千日前11−24
06−6632−4788
営業時間:AM7:30~AM2:00
定休日:なし


カテゴリー 難波, 居酒屋 |

ラ・フェットひらまつ

中之島フェスティバルタワー37階にあるワンフロアに広がる表記のグランメゾンを訪問。今回は私が総理する30人くらいの団体での会食。パッケージとなった宴会用の9000円の献立をご提供いただく。(飲料込みで税別14000円)こちらはどのバンケットルームも景色が素晴しくこの日の夕刻は淡路島も彼方に見ることが出来た。

2015-12-18 18.15.52

持ち込みシャンパンで乾杯をして最初に小さな箱に入ったマカロンが登場。女性受けしそうな設えはさすが。見栄えだけでなく食してもかなり美味しかったのにビックリ。最初の一皿で6割以上の印象が決定するのでその辺りがしっかりと科学されていることが理解出来る。

そのあとは通年で提供されるグジェール(チーズを練り込んだ一口サイズのシュー)。小さなものであるが最初の一口には最適なものである。

2015-12-18 18.25.46

続いてスプーンに乗ったサーモンとサワークリームの取り合わせはかなり上質感があった。他の方はマグロ料理だったが私が苦手なのを知って代わりにツブ貝の冷菜をご提供いただく。

2015-12-18 18.33.33

「フォワグラのポワレとセップ茸のリゾット トリフの香りがしっかりついたソースペリグー」もこちらの定番料理というか宴会フレンチの鉄板料理。牛肉系のフォンにマディラ酒とみじん切りしたトリュフが入ったソースなんだけど泡状に仕立てているのでトリフの香りがよりしっかりと立つ。万人受けする上質感はとてもいい。

2015-12-18 18.13.15

中がムッチリとした自家製パンもかなり美味しかった。バターはいつものエシレ。LALの国際線でいつもいただく。酸味の効いた香り高いバターはどんなパンでも美味しくなる。

2015-12-18 18.46.49

52度で柔らかく蒸し焼きにした真鯛とハマグリのエスカルゴバター 付け合わせはポワロとクリームチーズを合わせたラビオリ。エマルションされた軽い酸味のあるあっさりとしたサフランソースもまずまずの仕上がり。

他の動物性タンパク質よりも融点が低い魚の脂分を出来るだけ逃がさないようにすることと身にダメージを与えないための調理法で最近界隈のレストランでこのようないただく機会も多い。以前いただいたときはイマイチだったけど今回は鯛の身がかなりしっとりして火入れと塩の加減も完璧であった

食事は総じて全体的に上品な仕上がりであらゆる年代層の方でも美味しくいただける工夫が随所にされているのはさすが。
ワインもすべてひらまつ直輸入のものらしくこの日はフローラルな感じのリュベロンの白とそれなりにボディもありながら飲みやすいコート・デュ・リュベロ。双方ともにはボディーもあり早飲み系だけどそれなりに美味しい。高価な味わいではないけどクセや嫌みのない、皆が美味しいと感じる上質な味わい。

2015-12-18 19.03.37

シャラン産の鴨肉の炭火焼に季節野菜と赤ワインのソース。これもよくある仕事であるが鴨肉に炭の香りがよく効いており下に敷かれたマッシュポテトとの相性もまずます。宴会料理にすると肉の質も含めレベルは高いと思われる。

2015-12-18 19.32.52

デセールは写真の通り。

ミニャルディーズは一口サイズでどれも美味しい。ホテルを含めいろんなところで団体での宴会フレンチをいただくことが多いけど、美味しさと上質感ではリッツカールトンとともにこちらが大阪では双璧であると思われる。

さらに特筆すべきはこの日のサービス責任者の義富綾乃氏の気配りと先を読む力、卓越したコミュニケーション能力に代表されるスタッフ力である。この部分は他のホテルやレストランを完全に凌駕していると確信して店を出る。

北区中之島2−3−12
中之島フェスティバルタワー37階。


カテゴリー 肥後橋, フレンチ |

ラ ルッチョラ

福島にある表記の店を遅掛けに訪問。
2014年にミシェラン大阪ビブグルマンに選ばれた魚介ナポリな店。普段はなかなか予約が獲れないらしく友人にお願いする。
店は木を基調としたカウンター8席、テーブル席8席の16席のこじんまりした感じ。カウンタ−でアラアルトを所望する。

周りは大声でテーブル席で話す中国人と大きな顔をした新地のママのようなおばはんなどカジュアルな店が故にいただけない客も集まりやすいのはこういった店の宿命か。

2015-12-17 22.08.37

ワインはカジュアルな白をいただく。樽感があってしっかりしたリッキ メリディアーノ シャルドネをリクエスト。淡い黄金色で果実味もあってフルーティーな香りと 辛口だけど重厚でしっかりとしたコクがある感じ。

2015-12-17 21.08.40

一皿目はカリフラワーのピュレの上に馬糞ウニとズワイガニがのったもの。 柚子風味のさっぱりした和風ソースが食べやすい。カリフラワーの味がとても濃くてぐちゃぐちゃにかき混ぜていただくととてもいい。

2015-12-17 21.14.05

瀬戸内海ワタリガニのサラダ仕立ても一口サイズ。食べたいものを聞いていただいてから全体のポーションを調製していただくことにする。最初にこの日に仕入れた食材を説明いただきソースや付け合わせなど含めてアドリブで色々作っていただく。面倒くさくてごめんねというと「僕はこんなスタイルでレストランをやりたかったんです・・・」との答え。
ミョウガをワインビネガで漬けたものもサッパリしてとても美味しい。和食のテイストにかなり近い。

2015-12-17 21.21.20

的矢の牡蠣をフリットにしていただく。下に敷かれているのは酸味のある野菜でワインとかなりいい相性があった。カウンタ−を挟んでのイケメン鈴木シェフと料理の話もとても楽しい。南船場のイタリア料理の超老舗「コロッセオ」で修行されたこと、中央市場の鮮魚店で働いたこと、心斎橋の割烹「作一」のような店を目指していること、10年経ってやっと飲食業のあり方というものがわかってきたということ。

本人は人見知りなので寡黙な性格なんだけど打ち解ければどんどん話をされいい時間を過ごすことが出来る。

2015-12-17 21.26.00

シェフお薦めのカルパッチョは寒ブリと鰆。ソースは生姜を効かせたオリーブオイル。双方とも魚の品質は最高であった。ビジュアルは和食のそれであるが食すとイタリアンになっている。食器も和のテイストのものが多い。

2015-12-17 21.35.57

手打ち生麺のパスタにトリフを思いっきりかけてもらったもの。シンプルだけど麺がかなり美味しい。

2015-12-17 21.48.24

かなり大きな石鯛を炭火で焼いていただく。魚の品質が高いのでシンプルに美味しい。お腹の脂ののった部分とカマの部分の2種類を出していただく。骨までしゃぶりたくなるような旨みは比類のないものであった。付け合わせはブロッコリーとカリフラワーのあいのこのロマネスコ。味はブロッコリーに近くて食感はカリフラワーに近い感じ。

2015-12-17 22.28.45

ワインも少し残っていたので〆のパスタを乾麺で作っていただく。「オイルを使ってウニをドカンと入れてね」というリクエストにもちゃんと答えてくれるのが嬉しい。

2015-12-17 22.35.15

接客の男性もかなりイケメンで次の日の生麺の仕込みを必死でされていた。若いが故に接客はまだまだだけどこれも性分であろう。価格は少し高めで料理だけで1万円オーバー。。お薦めは当然カウンタ−かな。。

大阪市福島区福島6-9-17
06-6458-0199
12:00〜14:00、18:00〜24:00
火曜休み

ラ・ルッチョライタリアン / 福島駅新福島駅西梅田駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 福島, イタリアン |