大芳

和歌山市のアロチにある和食店を訪問。アロチの語源は昔このあたりの繁華街を地元で「北の新地」という名称で呼ばれていて、 新地を「あらたな地」という事で、アロチと読ばれていると聞いたことがある。魚料理で有名な表記の店は1階はカウンタ−席、2階3階は昭和な座敷でかなりの収容人数と推察される。この日はお酒をつけて予算10000円のお任せコース。

2016-03-04 18.17.11

最初に巨大な舟盛りが登場する。巨大な石鯛とホタテ、ハリイカに大振りにカットされた鮪。舟盛りお披露目のあとで板前さんが座敷に出てきて取り分けていただく。

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メバルの煮付けは特にどおってことはないが地元のものを地元で食す美味しさは和歌山ならではの価値がある。

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地元の友人からの差し入れの日本酒で漬け込んだ梅酒。トロトロしてこれはかなり美味しい。

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こちらのお店のスペシャリティーである宝楽焼。本来の表記は「焙烙」で素焼きの平たい土鍋で野菜や海鮮を蒸し焼きにした料理。巨大なサザエ、海老、地鶏、スルメイカ、アスパラ、ハタハタなどボリュームも満点。生姜醤油につけていただく。。

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このあとカキフライが出てこちらのお店の名物の生ずし登場。

2016-03-04 20.26.13

最後は醤油味の豆ご飯で〆。ボリューム満点で美味しかったです。和歌山の繁華街が場末感満開なのにびっくらぽん。
来月は花見で再訪予定。

和歌山市北ノ新地裏田町43
073-431-1888

大芳割烹・小料理 / 和歌山駅田中口駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 和歌山県, 和食 |

中央市場 ゑんどう寿司 京橋店

いずみホールでクラッシックコンサートを聞いて帰りに京橋に立ち寄り、表記の店で軽く会食。中央卸売市場にある本店はかなり有名で私どもの社員も寿司の修行で過去にお世話になったこともあり、とても懇意にしていただいている。此方の店は駅直結の京阪モールの5階にあり夜は人影まばら状態。。

昭和の居酒屋風に区画されたテーブル席に案内いただき、ビールと上まぜ1134円(税込)を所望する。上まぜはお任せ握りで私が知る限りこちらのお店でしか見たことがない。こちらは創業100年の超老舗でHPには「明治40年に、ゑんどう寿司の先代が雑喉場で商われる新鮮な材料を用い、 温かいごはんでにぎり、それが口の中でこぼれるようなにぎりこまない独特のつかみ寿司を考案し、始めたのです。
昭和6年11月中央市場開設に伴い雑喉場は廃止され、
ゑんどう寿司も中央市場に移り、現在四代に至っております。
また、あじ、穴子、たこ、などは昔ながらの味を守り続け、
皆々様のご愛顧、お引立てを頂いている次第でございます。」と書かれている。

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ビールと一緒に蛸ぶつを所望する。いわゆる昔からある桜煮と言われるもので生ダコを使っているためかなり味がいい。柔らかく炊き上げてから甘い煮詰めを絡めている。ボリュームもあってお酒と相性ぴったり。

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出てきた上まぜ1枚目は食べやすく包丁目を入れおろしポン酢でいただくたカンパチ、赤貝、真鯛、バフンウニ、柔らかく煮込まれた穴子のラインアップ。トロが名物なんだけど私は苦手なので別のものにしていただく。

握りの見た目はかなり美しくない。しかしながらこちらのお寿司は握り寿司ではなく大阪伝統の「つかみ寿司」というものでシャリを冷まさずほろ温いまま握るのが特徴。握らないのでシャリはフワフワで口の中でほどける感じがする。シャリは甘めで大阪らしい味。

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上まぜのお替わりを言うと内容を替えて別のものが登場する。2枚目はボイルされた紋甲烏賊のげそ、ノルウエーサーモン、ホタテ貝柱、黒鮑、数の子。上まぜ4枚までは中身をすべて変えて出てくると言っていた。価格を考えると食材はどれも上質。

テーブルのには刷毛が入った醤油があってそれをネタに直接塗る感じ。串カツの2度漬け禁止のよう。

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湯のみのような入れ物で出てきた茶碗蒸しは680円。内容は普通。

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3枚目は生姜を乗せた細魚。甘めの玉子焼き、紋甲烏賊、煮たこ、煮鮑。熱燗2合が一気にすすむ。テーブルに置かれたガリがかなり塩っぱいので甘めの熱燗ととても相性がい。い。

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更に4枚目を所望する。トロ鉄火、鯵の巻もの、イクラ、2度目のカンパチ、鳥貝。そろそろ腹パン状態だけど頑張って食す。海苔がパリパリでとても美味しい。

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最後は好物の海老(5貫1404円)を握っていただいてつかんでいただいて〆。単品の寿司はすべて1人前5貫。こういった値付けの仕方も昭和の名残。。思いっきり食べたので会計は安くはないけど内容を鑑みるとリーズナブルと思う。今月にはタイのバンコクに新規出店されらしいです。こういった大阪食文化が海外に発信されることに感激。

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閉店間際すべての椅子とテーブルに店員さんがアルミホイルをかぶせる。まじないか宗教儀式なのかと思って聞いてみたらネズミや害虫からの保護らしい。これは52年生きてきて初めて見た。知られざる大阪文化恐るべし。

大阪市都島区東野田町2-1-38京阪モール 5F
06-6352-5564
11:00〜22:00(L.O.21:30)
年中無

えんどう寿司 京橋店寿司 / 京橋駅大阪ビジネスパーク駅大阪城北詰駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 京橋, 寿司 |

韓国居酒屋 ヒデトミ(3月)

友人と表記の韓国料理店で会食。ネットや食べログではほぼノーマークの店であるが、友人を誘い連れて行くと皆がはまりまくる。わざわざ淀川区まで行く価値があると個人的に確信している。場所は御堂筋線東三国駅西に5分のところ。

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この日もフルコースでメニューは店主にすべてお任せし、まずはビールで乾杯する。カクテキと白菜キムチ、海苔の佃煮でしばし飲む。

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烏賊と蛸の入った海鮮フェは見た目ほど辛くはない。お店は店主が一人で仕切って一人で料理を作っているので飲み物はセルフで入れる。

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名物の湯がきたての皮付き3段バラの蒸し豚は出来立てで温かい。名前は知らないけど特製の真っ赤なソースをつけていただくのがお薦めらしい。見た目よりも脂が落ちていて食べやすい。

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このあとスルメイカの入った海鮮チヂミ。これもそこらにある感じではなくてパリパリして香ばしくてとっても旨い。
ここでやかんに入ったマッコリ登場。加熱していないので飲みやすくカルピスソーダのような感じ。常連の友人のお薦めで生ビールとマッコリをブリキのコップで半分ずつブレンドしていただく。飲みやすいのでこれがスイスイいっていつも電車を乗り過ごす。

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葱にまみれた肉厚上ミノのたたきもレアな火入れで文句なしの美味しさ。新しいので嫌な癖や臭みは全くない。

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チャンジャは鱈の腸の塩漬けをにし、自家製ヤンニョンを加えてキムチにしたもの。 程よい辛さと、特有のコリコリ感がとてもいい。マッコリがすすみまくる。

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ここでサムギョプサル登場。脂が何層にも入り込んでいてかなり上質であることがわかる。そこらにある専門店の豚肉とは全くレベルが違う。軽く焼いたりしっかり焼き込んだりと工夫をしながらサンチュに包んで食べまくる。途中で足らないだろうからと言ってもう一皿追加いただく。

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続いて牛肉も投入・・・これは普通。

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ここで藤原紀香さんがお代わりしまくったケジャン登場。ソウルでよく見る醤油味のカンジャンケジャンじゃなくて唐辛子やニンニク、しょうが、砂糖などを混ぜた真っ赤なソースに漬けたヤンニョムケジャン。

ビジュアルは強烈だけど生きたカニを劣化させずに漬け込んでいるので殻も柔らか。殻を甘噛みしながらチューチュー吸っていただく。蟹の甘味とすっきりした辛さのヤムニョムソースがドンピシャでさらにマッコリがすすみまくる。

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最後はこの店のスペシャリティーであるスジ豆腐(スジ入りスンドドゥ豆腐)登場。タテギのバランスの良さでいくらでも食べ進んでしまう。スジ肉の上質さはいわずもがな。

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お腹がはち切れそうだけど仕上げに麺を入れる。この時点になるとマッコリのせいか参加者みんなふらふらの状態。

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食べて飲んで記憶がなくなるかどうかの寸前でお勘定。まさに「おとなの桃源郷」なり。

小さなお店なのでかならず予約してね。。。*トイレにはこの看板。。店主そっくり(笑)

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ごちそうさまでした・・・

大阪市淀川区東三国4丁目23-21
06-6399-1977


カテゴリー 東三国, 韓国料理 |