海の駅 しおさい市場

今は閉店されたけど、2年位前に姫路に住む40才くらいのお姉さんがする串揚げの店が私どもの地元にあって、その店の名物が彼女が通勤途中の兵庫県赤穂市の坂越漁港で買ってくる牡蠣のフライだった。それをソースにつけずに塩で5本くらい続けていただくのが冬の楽しみだった。

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そんなことを日曜日にふと思い出して、お店の仕入れを兼ねて坂越まで電車で訪問する。大阪駅から乗り換えて1時間15分で無人の駅に到着。(播州赤穂の一つ手前の駅)駅前のタクシーに乗り込むと何も言わなくても上記の場所に連れて行ってくれる。タクシー代金は1300円。

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海沿いに牡蠣の加工場があり7社くらいが共同で営業所を同場所に構える。坂越の牡蠣は千種川や揖保川から森の栄養分が流れ込む養殖にとてもいい自然条件で通常2~3年かかる養殖期間が約1年で成長するもの。近年メディア等で紹介されて今やブランド牡蠣として関西で一番おいしい牡蠣として知られる。こちらのような加熱しても縮まない大粒の1年牡蠣はあまり存在しない。

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この海の家には屋内の「くいどうらく」という有名レストランと海沿いの屋外テントの「牡蠣小屋」の中で食べる牡蠣食べ放題専門スペース、土産用の魚の販売所と簡単な売店に分かれている。昼過ぎに到着したが駐車場は牡蠣を食べにきた客でいっぱい。

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一番人気の専門店である「くいどうらく」は遠方から来る客で終日2時間のウエイティングが続くらしい。こちらの店では牡蠣の網焼きやカキフライ、生ガキなどのフルコースが食せるお膳が人気とのこと。

2時間も待ってられないので予定通り牡蠣小屋で牡蠣食べ放題にエントリーする。受付で3000円払ってしばらく待つと名前を呼ばれる。アルコール以外はなんでも持ち込みOKらしい。売店で魚を買って一緒に焼いてもいいが今回は焼き牡蠣に専念する。

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着席するとスタッフさんが焼き方と食べ方の説明。アルコールは横の売店で購入。外に山盛り積まれた殻付きの牡蠣を好きなだけバケツに入れて好きなだけ焼いて食べるという趣向。制限時間は70分。。

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イラストに書かれた焼き方に従ってバケツの中の牡蠣を網に載せて食べまくる。口が開いて2分くらいが食べ頃だがしっかり焼いてみたりレアで食したりすると変化があって楽しい。小さなへらで貝柱を切って貝のジュと一緒に殻に口を付けていただく。最初は何もつけずに潮の香りと海水の塩味が最高の御馳走。熱々のプリプリの身を口いっぱいに頬張るととても幸せな気分になる。

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来る前にハルカスで用意したMeursault-Les-Petit-Charrons2014を店の外で飲む。相性の良さにビックリ。ミネラルなものもいいけど牡蠣に負けない力のあるものが個人的には好み。テーブルの上に七味唐辛子と醤油もあって味の変化も楽しめる。隣の客が道の駅で買った国産レモンを分けてくれた。ポン酢やバター、オリーブオイル、タルタルソース、刻み葱を持参すればもっと楽しめる。

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たまに殻がパーンと音を立てて弾けて貝の汁を飛び散らかすのも一興で楽しい。服が汚れるのでエプロン着用か汚れてもいい服で行くのがお薦め。

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焼いて食べて、バケツを持って牡蠣を取りに行って、また焼いて食べて飲む・・・途中で餅も食べて至福の時間。70分かけて一人で50個食べた・・今まで生きてきて一番たくさん牡蠣を食べたような気がする。販売所で1個70円くらいで売っていたので充分に元を取ったと心の中でほくそ笑む、秋の夕暮れ。「今から牡蠣が大きくなって本当の旬を迎えるよ」とお店のおじさんが言っていた。帰りは古い町並みを散策してもいいし赤穂まで足を伸ばして温泉もいいと思う。

兵庫県赤穂市坂越290-7
TEL 0791-46-8600
営業時間 10:00~14:30(受付終了14:00)
定休日 冬期は無休(年末年始は休み)

居酒屋 兵庫県

満まる JR茨木駅前店【大阪府 茨木市】

土曜日に立命館大学茨木キャンパスで臨時講義を受けた後で学生と表記の店でコンパ開催。「駅前で美味しくて安い店を探してね〜」と依頼したところ知人経営の店だった。場所はJR茨木駅西口から北へ線路沿いすぐ。裏通りにはなるけど利便性はいい。串カツ、寿司、刺身に特化したよくある低価格居酒屋業態。

140席くらいある大箱で土曜日の18:30時点で地元の会社員や女性グループでいっぱいになっていた。奥の小上がりの座敷に案内いただく。ビールはモルツで290円。瓶ビールは480円。角ハイボールは299円。

学生アルバイトのお姉さんにお勧めを聞くとサーモン刺身と豚キムチとのことなので注文する。

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サーモン刺身390円登場。脂ののりも良くて価格以上の価値はあり。寿司は1貫100円から。鰻や雲丹、中トロは200円。上握り盛り合わせは890円。天ぷら串カツは各種100円から。。キムチ鍋などの鍋物は1人前690円

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串カツは紙に書いて注文する方法。

熊本、大分復興応援フェアもやっていて馬刺や辛子蓮根、鶏天などのシーズナルメニューも多数。

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出汁巻390円。きちんと強火で焼いているのでとても美味しい。

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豚キムチ390円もしっかりとした味がついていて後を引く味。お酒が進みまくる。。広島出身の学生はジョッキを2つ持ってビールを飲む。

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安さはすべての価値を凌駕する。。。しかしながら好きなだけ飲んで食べてたら一人4000円オーバーにびっくり。。普通に飲めば2000円までなんだけど「若さっていいな」と実感する。阪急茨木市駅にもあってそちらも大繁盛とのこと。。

 

☆以下食べログで見つけた他人の口コミ。
2015.01再訪
年始一発目の茨木外食。
結構食べたが¥2600くらい。
さすがのCP。
しょうがないがガラ悪い客多い。
2015.01再訪
また来た。
今回も¥2200くらい。
オペレーション良くなったと思ったのも勘違いかf^_^;)
串揚げオーダー間違って届く。
カボチャも好きなので食べておくが、肝心の元オーダーのニンニクが一向に来ない。
3回目の来店だが、オーダーミスがなかったことがない(笑)
2015.1.再訪
今回はローストビーフで大外れ引いた。
成型肉で冷凍だろうか。
業務用でもらもっとちゃんとしたのがあるだろう。
売り物としてはキツイ。
2015.2再訪
行くたびに点数が下がる。
でもまた行くだろうて。厚切りベーコンとアスパラ炒め。
アスパラ少な過ぎる気が・・・f^_^;)
付け合わせの葉っぱの方が多い。
今回の串カツは怪しかった。
かじると粉っぽい。
火が通ってない小麦粉がダマになって残ってた。
外で食べる串カツでは初体験(笑)
2015.2再訪
なんだかんだで遅くまで開いてて重宝。
23時くらいの来店。
豚キム、串カツで一杯♪
・・・しばらくしてお手拭き来てないのに気付く。
毎回なんか忘れられてる。
豚キムは味付けかなり濃い。
次の日にも舌がなんだかピリピリするくらい。
ビールには合う。
串カツの牛が固くて噛みきれんかった。
次は頼まないようにしよう。
2015.8再訪
串カツと寿司が食べたくなったので両成敗に来た。
串カツは値段相応でまあそれなり。
酢飯が変わった。
多分業務用の冷凍のやつに。
あかん奴。
もう来ることはないと思う。
2015.10再訪
豚キム、串カツで一杯♪
・・・しばらくしてお手拭き来てないのに気付く。
毎回なんか忘れられてる。
豚キムは味付けかなり濃い。
次の日にも舌がなんだかピリピリするくらい。
ビールには合う。
串カツの牛が固くて噛みきれんかった。
次は頼まないようにしよう。
月替りのメニューもあるみたい。
目新しくてなかなか良いかも。
*もう来ることがないと言いながら常連になっているのがこの店のマジック。。素晴しいです・・・

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大阪府茨木市西駅前町3-18

大阪府 茨木市 居酒屋

「The Dining 彩」

今から25年前に当時お世話になっていた得意先から無理矢理薦められて和歌山の紀伊田辺にある東急ハーベストクラブという会員制リゾートマンションのをビックリするような価格で購入。買ったときは使わないともったいないと思い家族でよく出かけたがここ何年かは存在すら忘れていた。現在の販売価格は購入当時の20分の1になってたのにまたまたビックリ。数年ぶりに仕事関係の忘年会で訪問する。

業界では超腕利きで有名な門料理長のお任せコースは食前酒は南部の南高梅で漬けた「なでしこ梅酒」。

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割り山椒の形の柚子釜には大振りの渡り蟹の身と卵が盛られて蟹味噌を使用した共酢でいただく。浜防風が上に飾られる。

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煮物椀はよく肥えたカワハギの身が入る。紅葉の形に抜かれた焼き豆腐と針葱と雁葱が入る。上品な塩梅の出汁には露生姜が少し入る。見た目は地味だが手間ひまはかなりかかっている。いろいろな意味で玄人受けする完璧なお椀。

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造りはてっさ。独特の酵素臭のような癖を感じる。魚体によって当たり外れがあるのはしょうがない。最近は養殖技術が進んでいるのに少し残念。(個人的な見解です・・・)

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造りの2皿目はヨコワの重ね盛り。マグロは苦手だけど添えられた胡麻醤油が美味し過ぎてビックリ。

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蓋物の器に入って出てきたのは旬の海老芋と鶉の治部煮。芋は綺麗に包丁されて揚げ煮にされている。とても柔らかくてホクホクした食感。鶉のおいしさに目が飛び出そうになった。これも見た目は普通だが玄人受けするハイテクニック調理技術を感じることが出来る。

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驚きの焼き八寸として木の葉の皿に白甘鯛の幽庵焼き。むかごを蒸して炊き込んで調味して鰹の粉をまぶしたもの。生姜の酢漬け(ガリ)を大根と一緒に巻き込んで黄味酢を掛けたもの。風干しした鱚に調味した卵を塗って焼いたもの。車海老芝焼きは伝統的な和食の仕事。黄色い皿には焼き青唐の出汁漬け、新物の唐墨を炙ったもの、高菜の小袖寿司、辛子明太子を干したものに卸酢を掛けたもの。カボスの器に入った烏賊にナマコの卵の塩漬けを掛けたものなど。小鉢には胡桃和えと活伊勢エビの蕪蒸しに干し子を添えたもの。

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最後はクエの一人鍋。多分養殖だと思うけど久しぶりにいただいたらやっぱり美味しい。近畿大学でも養殖していると聞いたことがある。クエの養殖は出荷可能な3キロ以上のサイズになるのに5〜6年かかるので奄美大島まで運んで育てると言っていた。

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以前に地元の漁師の方に聞いたことがあるが魚体20kオーバーの天然クエはたまに上がるが宣伝でよく見る30k以上のものはワンシーズンで10匹も獲れないと言っていた。天然クエ使用とうたう料理店もほとんどが九州で獲られた別の魚種を市場で仕入れるらしい

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食事はモクズ蟹(川蟹)のご飯と赤味噌の汁。

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水菓子は走りの苺とあんぽ柿。最初から最後までこだわった食材をシンプルに素材感をしっかりと示しながら提供されていて、美味しかったのはもとより献立、料理技術含めてとてもいい勉強になりました。

和食 和歌山県