すし寛 5月

一緒に行った友人の希望でどういう訳か同じ寿司屋に2日連続で訪問する。しかしながらこの店だけは飽きない。ネタの豊富さが他の店を完全にぶっちぎっている。飛田本通商店街は独特の空気を醸し出している。あちこちでおじさんが地面に座ってお酒を飲んでいる姿を見ることが出来る。

この商店街に違和感なくとけ込んでいる庶民的な感じのこの店はちょっと飲みながらいい寿司を食べるのにちょうどいい普段使いのお店。今年で創業58年になる老舗で日本一美味しいという私の友人もいる。

この日も6時を回ったところだが超満員。とりあえずビールをいただいてお酒のアテをいろいろいただく。ケースの中は巨大サイズの釣りのキンキ、のどぐろ、毛蟹が鎮座。いけすにはカレイや巨大ヒラメ、赤足エビや車えびなどの高級魚がいっぱい。

まずはビールで乾杯して、たこの炊いたんを所望する。。筍やふきを一緒に盛ってくれる。見ただけで美味しいのがわかる。

もずく酢。。結構太いめ。。普通に美味しい。。ここから日本酒をいただく。純米酒すべて1合600円なり。がんき、越の寒梅、ますみ。。。この日は2人で6合いただいた。

鱧の落しもてんこもりなり。。脂ものってとっても美味なり。。

ほたるいかも大盛り。。。これだけで得をした気分になる。

子持ちのシャコも日本酒にぴったり。生姜醤油でいただく。

2日連続でいただいた巨大な赤足エビの塩焼き。味噌も濃厚で食べ応えたっぷり。プリプリのシコシコ。。日本酒がどんどんすすむ君。

寿司を何皿かいただいて。最後は肉厚の子持ち昆布と最後の〆は穴子とキュウリの巻物。

テーブル席には家族連れ。。子供が4人くらいいるのでイカの握りを15個くらい握りまくっていた。板前さんがその寿司を包丁で食べやすくすべて半分にカット。。この辺りの気遣いがさすが西成の人情寿司屋って感じである。

価格はお酒も入れて2人で1万円なり。。世間相場の約半額、帰りに若女将さんと世間話。。とても気がいいかたである。。通天閣周辺で食事をするならここまでこられるのがおすすめである。

大阪市西成区太子1-15-2
 06-6641-6654
 15:30~24:00
 月休


カテゴリー 動物園前, 寿司 |

又三郎 5月その②

今月2回目の又三郎。今回は弊社の顧問の先生2人と訪問する。

この日は2件目に寿司をいただく予定だったので熟成肉のみを所望する。最近食欲がすごい。。でも全然太らない。。。

この日は残念ながら目当ての土佐の赤牛が熟成期を迎えておらず黒毛和牛のヘレとウチヒラをいただく。

前菜はふわふわのオムレツに名物のローストビーフ、タマネギのローストのマリネにキノコのマリネなど。。。この前菜がとっても上質。。ビールを飲みながら飲食業界のトレンドや繁盛店についていろいろ拝聴する。

いつもと同じように肉を焼きだして出来上がるまで約30分。さっと肉を炭火で暖めるくらいの感じで焼いてホイルに巻いて休ませて、またまた焼いて休ませて・・・これを3回くらい繰り返して出来上がりなり。

その間にバラ肉を熟成させたものを薄切りでいただく。。これもまた旨い。。

ブルーチーズの入った大根のサラダも秀逸。ワインはカレラの2010年。渋すぎないピノノワールが熟成肉をいっそう美味しく感じさせる。ワインの値付けもかなり良心的。

茶豆やミルクのような塾成香と旨味がぎゅっと詰まった感じの熟成肉はかめばかむほど味も深く肉を食ってるぞ・・と言う気持ちになる。。

厚みのあるヘレ肉がカットされて登場。。ビジュアルをみてもまずい訳がない。厚切り肉を噛み締めると肉汁とともに肉の旨味がどばっと感じられて咥内がアミノ酸で満ちあふれる。肉の色は真っ赤っかだけど生っぽい感じは全くない。

つづいてウチヒラ登場。。腿肉なのに脂分も感じられる。この肉はタマネギのペーストとピクルスが添えられて一緒にいただくと味に深みが出て全く食べ飽きない。こんなところがフレンチのシェフがいるこの店の真骨頂である。

ああほんとに美味しいねえ。。と言いながらワインをガブガブ飲みながらムシャムシャ頂く。この熟成肉は苦手な人もいるかもしれないが大人の嗜好品として私は個人的に大好きである。レジ横の冷蔵庫で熟成されている塊の肉に「また来るね!」と挨拶してタクシーに乗る。

TEL:06-6693-8534
住所:大阪府大阪市住吉区長居2-13-13 長居パークホテル 1F
営業時間:11:30~14:00
     17:30~23:00


カテゴリー 長居, 焼肉 |

むつごろう

歯科治療のあと北新地でお一人様ランチ。

界隈1000円ランチをやっているお店が多く昼食時には多くの人でにぎわう。

開店前に行列している店があり興味があったのでのぞくとなんと鰹のたたき定食500円なり。。低価格競争もここまで来たのかと驚く。

永楽ビルの2階にある表記の店を訪問する。

いい素材をアラカルトでいただける小体な店でカウンターの中でご主人含め3人の調理師の方がいらっしゃる。

その他に小エビかき揚げと茶そば組み合わせ、日替わりの定食1500円(この日は天ぷらと鱸の塩焼き)穴子のまむしなどもある

私は天ぷら定食1050円を所望する。

最初にエビと茄子とタマネギ、サツマイモの天ぷら、エビは活ではないがかなり吟味されたものでプリプリしている。大きな銅鍋で揚げられた天ぷらはうす衣でとても上品。お店のご主人自ら気合いを入れてあげられているのが見ただけで伝わる。

副菜のサラダも上質。体にも良さそうでちょっとのことがかなりうれしい。みそ汁とご飯が上質なのはこの店では当たり前。

上品な割烹の、上品なカウンターで1000円でこのような昼食がいただけることに時代の流れを感じる。。


天ぷらを食べ進めてきたら次に舞茸と鱚を揚げたてで追加してくれる。もちろんさくさくしてホクホクで塩とつゆでいただく。

そのあと2本目のエビと獅子唐。。。1000円の天ぷら定食でここまでするか・・と感心する。デザートのフルーツもついていてかなりのお値打ち。お店が小さいので昼前に訪問するのがおすすめ。

この店のHPはこちら

大阪市北区曽根崎新地1-10-16 永楽ビル2F
TEL 06-6341-0377
営業  11:30~14:00(月~金)   
    17:00~23:00


カテゴリー 梅田/JR大阪, 和食 |