櫛羅(くじら)

裏なんば日本酒立ち飲み大会。フィリピンで活躍する友人と久しぶりに再会。この店もヘビーユースするお店で奈良の作り酒屋「千代酒造」の直営店。

お店がオープンする前の準備に時から気に入ってよく飲んだものである。篠峯のフルラインアップが飲めるお店。この店のこの酒を知って自分とこの奈良のレストランにも同じものを置くようになった。

2013-09-08 19.10.26

この時期は当然ひやおろし。。秋風と共に日本酒が最高に美味しくなる季節。味のりして熟成感を感じる円熟の味わいは日本酒ならでは。

この旨味たっぷりのお酒に合わせたのが亀の手。。なんだけどこの日のものは身が細くてイマイチだった。ミドリガメの手のような容姿は昔買っていた亀太郎と亀二郎を思い出す。皮をベリッと破って中の身を吸いかじるように食べる。外国で白ワインとオリーブオイルで炒めたものを食した記憶がある。

精がつくので注意しろと英語で言われた記憶もある。。この店のものは塩ゆでしただけ。。これはこれで問題はない。

2013-09-08 19.22.40

いつものようにお酒をうすにごりにかえてアテはいつもの関東煮。。ジャガイモは皮付き。タコと玉子で大満足。。いつもはトマトも頂くんだけどこの日は2軒目なので遠慮する。客も顔見知りが多くご機嫌なお店。

ごちそうさまでした。

2013-09-08 20.02.30

 

夕方からやってるからちょい飲みにもぴったり。。丑寅もいいけどここはもっと硬派な感じ。。

大阪市中央区難波千日前15-19


カテゴリー 難波, 居酒屋 |

心の花 くしよし

裏なんばで友人と会食。この辺りも飲食店街と最近化した感がある。こじゃれた感じがし過ぎてちょっとどうかなと思う店も多い。その中でおっさんひとりでも違和感なく入れる店がこの店。

生ビールが380円というのがまず魅力で店の前で呼び込みをしている兄さんも男前。私の顔を見ると黙って店のドアを開けてくれるようになったので店に入らざるを得ない。

2013-09-08 17.46.08

串カツ・串焼き、焼き鳥のアソートメント業態ですべての食材にこだわりがある。牛肉と蓮根と山芋を所望。。カリッとしててサクッとしててとっても美味しい。。揚げ油もとっても軽い・・・

2013-09-08 17.55.17

大好物の海老と異常に美味しい玉ねぎ。。野菜は契約農家から取っていると聞いたことがある。。

ここからは焼き鳥にチェンジ。。まずは名物の白きも80円×2本。。

2013-09-08 18.16.38

そのあとはココロ。。半分に開いていないので下達はグロテスクだがかなり美味しい。。好物の酎ハイプレーンもとっても美味しい。

2013-09-08 17.47.05

店員さんおすすめのシュウマイ。。どこにでもあるものがどこよりも美味しい。。これを食すと酎ハイ2杯はいける。

2013-09-08 18.29.55

〆はげんこつのようなつくね。見た目と異なりとってもジューシー。。卵の黄身を浸けると更に美味しい。久しぶりに会う友人との話を邪魔しないくらいの美味しさ。。これが大人の店選びとひとり悦に入る。

大阪府大阪市中央区難波千日前14-8
営業時間  15:00~0:00(火・水は17:00~)不定休


カテゴリー 難波, 串料理, やきとり |

ちく満

日曜日の朝は雨が降っていたのでランニングは中止にして友人と表記の店で打ち合わせランチ。この店は創業元禄8年という尋常でないレベルの老舗。創業してから300年以上たつということか・・・

場所は阪堺線の宿院の駅前。近くに先祖の墓があるので子供の頃に墓参りの帰りに父とによく連れてきてもらった記憶がある。お店の形状がとても変わっていて製麺場と言うか工場が併設されている。のれんをくぐると明治時代さながらのテレビドラマのセットのような設えとなっている。もしくは田舎の資料館って感じ。レジを担当している若き店主に番号札を渡されてその番号の靴箱に靴を入れて指定された席に座る。お店が混んでくると2階席に通される。

昼時はどういうわけか100席近くあるお店が満席となる繁盛店でもある。ままごと用のようなちゃぶ台をはさんで2人で座る。

注文はせいろそばの一斤800円または一斤半1000円のみ。蕎麦は一斤という数詞なのかとこの店で初めて知った記憶がある。食パンと一緒なのね。。

2013-09-08 11.12.07

まずは「つきだし」120円とビールを所望。鰹節にネギとワサビと醤油をかけたもの。。旨いとは思わないがまあこんなものと言えばこんなものか。

2013-09-08 11.43.50

そして蕎麦登場。。気のふたを開ければ湯気がでまくり。30cm四方のせいろなのでボリューム満点。そのせいろの上にだし汁、生卵、薬味。。見た目の通り蒸篭で蒸されたようにして出される蕎麦はふにゃふにゃの角の取れたソフトな伊勢うどんのような食感。

濃い目の甘辛い出汁に玉子をかき混ぜて麺を入れていただくと摩訶不思議な食感で濃い卵の吸い物に麺を浸けて食している感じか。京都の竹邑庵太郎敦盛という店でもこんなの食べた記憶がある。

時間が経てば更に柔らかく伸びてでろんでろん状態でお箸でつかめなくなる。卵が絡んで歯がなくても食べれる状態である。たぶん時間は気にせずに大量に湯がいて蒸篭に入れて放置していると思われる。

そして最後は蕎麦湯で〆る。卵の味がよく利いていてこれは秀逸である。創業以来このスタイルでお店を続けられていることに敬意を表すると共にこの店のデフォルトが蕎麦の原点かといつも感心する。

あとどっちでもいいことなんだけど

お店はいつ来ても改修工事中。私の記憶では30年前から工事が続いている気もする。建物自体の築年数は不明で、ある方からこの店は

いまだに完成していないと聞いたことがある。ひょっとして設計者はアントニオガウディか?

堺市宿院町西1-1-16
TEL : 072-232-0093
営業時間 : 10時30分-21時
定休日 : 月曜

ちく満そば(蕎麦) / 宿院駅寺地町駅大小路駅

昼総合点★★☆☆☆ 2.7


カテゴリー 堺市, 蕎麦 |