連日の鰻攻撃。。 三島にある超有名店の桜屋に。。雑誌等で見たことがある店で2時過ぎに行ったのに店の前は大行列。3階建ての大箱の店で多くの客がじっと鰻が焼き上がるのを待っている。本日も団体(7名)で訪問したのだがでてくるまでが約1時間かかった。。待っている間に注文したうなぎの肝はこの限りなく小さな器に入って840円・・・あまり冷えていないビールも680円。。店員はつっけんどんで愛想なしの極み。。 ビールのあてに鰻巻を所望。4切れで1570円。。何かの間違いかと思ったがこれほどのコストパフォーマンスのない店も珍しいのでそれを楽しみながら黙っていただくことにした。玉子は粉を思いっきり入れて焼いているためにパサパサでインスタントのような風味。鰻も申し訳程度しか入っておらずこんな商売が世の中で通るということに愕然とする。 出てきたうなぎどんぶりは蒸し焼きにされた鰻が3枚。あほほどてんこ盛りされたごはんはパサパサでかなり固く米の質がいまいちであった。このどんぶりがなんと3360円也。。。これだけの大箱の料理店で、しかも三島という地方都市でこれだけの客を集客する力の源を少しでも感じようと鑑みたが・・・・・・・・・・ 「無理だった。。」 どうしてもこの店の大繁盛が理解できず私の感覚と舌が誤っているのかと考えてしまう。 出てきた鰻自身は柔らかくホロホロした感じだが私にはタレがしょっぱく感じた。よくいえばあっさりとしてすっきりと切れのある味なのだろうがこれが東京文化なのかと納得。いままで口に合わなかった料理店もいっぱいあるのだが(基本的にブログには書きません・・)この値段だったらしょうがないかとか、家族だけでやってるからこれも味のうちか・・ということよくあるのだがそんな次元を超越したものに出くわしたのでめちゃ驚いてしまった。 三島自体が富士山の雪解け水がわくのでその水でさらして締めた鰻だから価値があると聞いている。 しかしながら蒸したり焼いたりする工程やたれの加減な、ご飯の炊き方ももっと研究できるのにと感じた。特に接客は全般的に気が効かずにどんぶりが出ていないのに冷めた肝吸いが出てきたり、呼んでも返事ができなかったり、料理を置く所作が乱暴だったりであるべき姿とは程遠く感じてしまい、自社でももっと気をつけねばと感じ、ちゃんとしたサービスを心がけなくても繁盛することの恐ろしさを目の当たりにしいい勉強をさせていただいた。でも同伴した友人はさすが老舗やむちゃ旨いと言っておりました・・・
桜屋 (和食(その他) / 大阪難波駅、なんば駅(大阪市営)、難波駅(南海))