お正月で外食ができないために過去に行ったお店を時差投稿します。
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11月下旬に済州島訪問。
今回の訪問目的の表記の寿司店をランチタイムに一人で入店。済州島で一番の高級寿司店とのこと。3ヶ月前に予約する。空港から車で20分くらいの住宅街にひっそりと位置する。
お店はカウンター8席のみで昼は120000ウオン(13700円)夜は200000ウオン(23000円)全てお任せコースとなっている。
鮪が苦手なことを伝えてお酒は韓国の焼酎を所望する。ちなみにこの日の日本人は私だけ。店主は日本で10数年修行された方で江戸前鮨を継承されこの地で開業。日本語も話せるのが嬉しい。食材は済州島で獲れるものが中心。醤油、味噌麺類は日本から輸入とのこと。
座付きは柚子釜焼き。中には牡蠣とあん肝とイシモチに似たニベの餡掛け。続いて小鉢にタコの柔らか煮。分厚くカットされたクエをヒマラヤの塩板に乗せて塩気を移した刺身。柚子胡椒を添えた藁焼きにした鰆の漬けもとても上質。
寿司の扉はコショウ鯛から。綺麗な脂分を持った白身魚。続いて天然縞鯵、のどぐろ、レアに湯引きしたヤリイカ。シャリは砂糖を入れず赤酢を使用。地元で獲れる赤座海老にあん肝を乗せた巻物、東海岸で獲れる雲丹の軍艦が供される。
お椀は蓋を開けて供されるのが韓国流。椀種は油で揚げた穴子しんじょうと大根。名産の煮鮑と山牛蒡。口直しのレモンシャーベットボールは寿司店で初めていただく。韓国産焼酎は小さいボトルで供される。濃厚な海老のビスクでいただく麺も最後に出てきたのにびっくり。
脂のたっぷりのった平目、白甘鯛もかなり美味しい。こちらは白酢のシャリで供されるのも面白い。縞鯵のお腹部分は旨みたっぷり。鯵、蒸し穴子、蕨のお浸しを巻いたもの、玉子でフィニッシュ。接客も丁寧で静かに嫋やかに美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
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