住之江区の中加賀屋という場所にある表記のお気に入りレストランを幼馴染の友人と訪問。大阪メトロ北加賀屋駅・住之江公園駅、南海本線住吉大社駅から徒歩10分という歩きごたえのある立地。カフェのような白を基調とした内装のお店はカウンター5席とテーブル2卓のみ。ファザード間口はかなり狭いのでお店の存在はほぼわからない。
調理歴17年の童顔女性オーナーシェフのミクさんが小さな厨房で手際よく作るイタリアンとフレンチと中東料理をフュージョンしたオリジナリティー料理が口に合う。自家製のフォカッチャなどのパンも秀逸。メニューはアラカルトが中心でグランドメニューと壁に手書きで書かれたシーズナルメニューから構成される。何を食べても食材の良さを含めてワンランク上の美味しさ。しかも強烈なコスパで会計時には再度にっこりする。
最初に前菜の盛り合わせを所望。鶏レバーのパテ、雛豆をペースト状にした中東料理のフヌス、人参のラペ、煮卵、海老のタルタル、ピクルスなど。どれも丁寧に調理した素朴な逸品。
こちらのお店で使用される野菜はほぼ契約農家さんから直送。あか牛を中心とした肉類は粉浜商店街の老舗精肉店「うしや」から上質なものだけを仕入れる。そのほかの調味料もほとんどが手作りかオーガニックのものを使用。お酒は地元のこだわりリカー「ばんどう酒店」から低価格で個性的なワインをセレクションしてもらっている。
前菜の後は静岡産のマンガリッツァ豚のソテー(写真撮り忘れ)。脂部分はカリカリに仕上げて身はレアに火入れされている。シルキーな肉質と口の中で溶ける脂にびっくり。これ以上美味しい豚料理は見たことがない。
続いて赤牛のステーキを所望する。イチボ部分なんだけど適度な脂も廻っていて口の中で肉汁とその旨みが迸る。岩塩とカンボジア産の生の胡椒でシンプルにいただく。添えられた野菜は黄かぶら。
ワインが余ったので自家製のレーズンバターを所望する。干し葡萄をラム酒に漬けて手作りされるということにもびっくり。
ごちそうさまでした。。
過去のMICRADはこちら
大阪市住之江区中加賀屋4-2-3
日曜休み
090-3736-0286