阿倍野にある表記のダイナーを訪問。自宅から徒歩圏内なので普段から良く立ち寄るヘビーユース店。阪堺電鉄の東天下茶屋駅直結で天王寺駅からも5分で到着。横に細長くて天井の高い、かなりかっこいいお店は昭和40年代のチンチン電車の駅舎をリノベーションしたもの。
BBQという名前だけど炭焼きイタリアンといったほうがぴったりくる感じ。煙もないし自分で調理することもない。シェフの調理技術が突き抜けていてケレンのない素材重視のかなり美味しい食事をすることができる
食材にはこだわりがあり、季節の路地野菜や肉を丁寧かつ繊細に調理されるので何をいただいても美味しい。お酒のサブスクもあって(1ヶ月680円で全てのドリンクが何杯飲んでも1杯220円〜360円)たくさん飲む客にとってはとても嬉しい。店の界隈には野菜や果物が並ぶマルシェもあってサブスク会員は2割引で購入できるのも嬉しい。
いつものように最初は小皿料理(1つ600円、おまかせだと3つで1500円)を所望する。素材重視の料理はシンプルだけど内容がしっかりと練り込まれていて何をいただいてもワンランク上の美味しさ。最初にレアに火入れした帆立貝柱をパセリのソースでいただく。白ワインが進みまくる美味しさ。
「蛤とスイカとシークワーサー」というメニュー。スプーンを使ってスープごといただく。。食べている間にこれはガスパチョの再構築料理ということに気づく。全てを口の中に入れるとスパイス感と味の深みを感じるガスパチョになる。かなりいいセンスであることは間違いない。
いちじくの上にチーズに豆板醤を合わせたソースをかけたもの登場。チーズとの相性はもちろん豆板醤のコクのある深みがいちじくをフルーツ以上のものに昇華させる。
メインはチキンのココナッツソースで最近の新作らしい。香ばしく炭焼きしたチキンをオリジナルのココナッツソースに合わせたもの。ソースはココナッツとオリーブオイルに数種類のスパイスと貝のスープを加えているとのこと。美味しすぎて卒倒しそうになった。
店の奥には天然酵母を使用したサワー系のパンを中心としたセンスのいいベーカリーも併設。この店のクッキーも驚くほど美味しくてハイキングに行くときは前日に必ず購入する。ごちそうさまでした。。
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大阪市阿倍野区阿倍野元町6-25
火曜日定休(夜の営業時は金土日のみ)