西区新町に今年の2月にオープンした表記の和食店を訪問。以前あまから手帳を見ていてBKしていたお店。ご主人がコロナとともに歩んでいますと冗談を言われていた。
西大橋駅1番出口から徒歩3分。長堀通とあみだ池筋の交差点(白髪橋)を北へ2本目の通り東側のマンション1階に位置する。
店内はカウンター7席と2人掛けのテーブル席のみ。ご主人と若いお弟子さんの2人で切り盛り。アラカルトもあるけどコースは7品5000円、9品7000円というリーズナブル価格。この日は7000円でお願いをする。
座付は紅ずわい蟹の酢の物。春菊と紅芯大根、ラ・フランスが賽の目カットで入る。土佐酢のジュレと穂紫蘇。
煮物椀は広島産の牡蠣の昆布蒸しと軽く火入れした紫白菜。白菜の歯ざわりがとてもいい。出汁の塩分は濃いめ。。牡蠣のエキスが口全体に広がる。
お酒もたくさんのタイプの種類を揃えておられて黒龍や14代などを隣の席の客は楽しまれていた。
お造りは千葉産の脂乗りまくりの鯖と今が旬のハリイカ。盛り付けも美しい。
別皿でカワハギの薄造りと肝。日本酒との相性抜群。
炭火で丁寧に火入れされた身厚の鰆の塩焼きは鬼おろしとともに供される、焼き込んで酢漬けにした葱がいい口直しになる。
食感を残して火入れされた金沢の源助大根と軽めに火入れされた鱈白子と九条ネギ。。薄めの上品な餡が張られる。どれもがとてもいい塩梅。
炭火で火入れされる脂乗りまくりの宮崎牛のモモ肉のステーキ。生ニンニクのスライスと山葵、塩、ネギポン酢で供される。
油物はゆり根と車海老、銀杏を使用したかき揚げと京都産の海老芋を炊き込んだものを素揚げしたもの。
白ご飯に焼きたてのだし巻き卵と鰤の幽庵焼き。。お供がとても美味しい。。ダイエット中だけど食べまくってしまう。
デザートを作るご主人。。この日も満席だったけど客に合わせてコース料理やアラカルト料理を手早く寡黙に真摯に作りまくる。
デザートは本わらび粉を使用したわらび餅。作りたてなのですっきりとした味わい。。蜜の加減もとてもいい・・・黒文字と添え箸がきちんと使われているのにも感動。会計の際にまた感動・・・・この店はすぐに予約が取れなくなると思われる。。
帰りはご主人がきちんとお見送り。。わざわざ行く価値のあるいいお店です。。
大阪市西区新町3-8-10
06-7708-4127