福島にある毎月訪問する表記の和食店。予約困難店で3月先まで常に満席。この日は17時半一斉スタート。料理は仕入れによって変わるがこの日は16500円とのこと。本湖月で修行されたご主人のが作るよく考えられた献立と道具立、そして料理は大阪では現在ナンバーワンと言われる。料理写真を載せたのSNSは禁止となっているので毎回献立のみ列記。
8月の献立のテーマは「お盆」。ハスの花や葉、ほおずきを使った料理が並ぶ。
・先付けはハスの花をあしらったイチジクのコンポート。さっぱりした口当たりとガラスの器が涼しげ。
・大きく包丁をした島根県隠岐の蒸し鮑。鮑の旨味がとても強い。肝で和えた北海道産の切り干し大根と小芋、満願寺唐辛子が添えられる。
・煮物椀は澄まし汁に山梨県の仁王しめじを浮かべたもの。淡味を極めた味わい。
・活鮮は一品ずつ供される。最初に淡路島由良の雲丹は一切ミョウバンを使用していない上物。続いて脂乗りまくりの大きな平目の薄造り、本鮪の赤身は苦手なのでボタン海老に変更いただく。
・目の前で火入れされる大きな島根の高津川の鮎は頭と中骨を外して供される。香り高い鮎の身は日本酒との相性がとてもいい。頭と中骨は素揚げで後ほど登場。
・大きな蓮の葉に包まれて登場した八寸は中にほおづきがたくさん入っていて中に茨木産の鴨ロースや芋茎、蛸の柔らか煮、マスカットのおろし和え、枝豆真薯など色々な酒肴が鋳込まれていてとても楽しい盛りつけとなっている。
・焼き肴は目の前で骨切りをした大きな鱧に米あられをつけて焼き上げたもの。カリカリとした食感とふわふわの身の対比が面白い。
・進め肴として冬瓜とクエの鍋仕立て。。美味しすぎて悶絶する・・・・
・食事は釜で炊き上げた白ご飯に香の物とおかず味噌を添えたもの
・デザートは山梨産の良く熟れた白桃とメロンのソルベ。
・甘味は滑らか過ぎる水羊羹と抹茶でフィニッシュ。
何をいただいても驚きと感動がある・・・・隙のない仕事に敬服する。。接遇も素晴らしく気軽にお客さんに声がけされる姿も好感が持てる。。とてもいいお店です。。。
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大阪市北区大淀南1-9-16