この4月から会員制となった現在大阪で一番人気があり、予約が取れない焼き鳥店を大学の後輩がどうしても連れて行ってほしいとせがむのでやむなし連れて訪問。場所は天神橋筋6丁目にある「レンガ通り」の中にある。
この日は17時からのスタートで、定刻に伺うと店には以前あった表札のような看板もなく入会金として以前3000円払っていただいた店のカードキーを使って入店する。お店も壁や照明を改装され高級感がアップされた感じがする。
会員制になってもメニューはほとんど同じ。
コースは
おまかせ10串コース 2500円
おまかせ13串コース 3000円
熊の焼鳥スペシャルコース 10,000円(1日1組限定要予約)
の3種類。
いつも同様に「おまかせ10串コース」と「鳥刺し12種盛り2500円」を所望する。
最初に看板メニューの雲丹トロ(写真は2人前)登場。とろろに生雲丹を混ぜているのであろう。胸肉の鮮度がいいのであっさりしていながらしっかりとした弾力とコクのある肉質が特徴。鶏特有の嫌な臭みのようなものは皆無。
続いて木箱に入った刺身盛り登場。
ささみ むね 油肝 軟骨 すね つくね はつもと 心臓 砂ずり ずりとろ
ずりえんがわ ぼんじりなど・・・普段食べつけないので特別美味しいとは感じないが鮮度の良さと雑味がないのは確実である。部位によって食感や味わいの異なりがあり目でも楽しめるのいい。
長い経験により焼き鳥をを知り尽くしておられるこちらの店主は普段も東京や名古屋の有名店を研究し、新たな価値の追求に心を砕かれておられることにいつも敬服する。普通の店では見ることのない希少部位を丁寧な仕事によって美味しくいただけるということでほとんどの客が注文されておられる。刺身はすべて甘いさつま醤油とごま油でいただく。
ここから串が続く。まずは定番の「ももねぎ」いわゆるねぎまと言われるもの。開かずに焼く「丸ハツ」はぷりっとジューシー。食感が楽しい「ひざ軟骨」、塩・たれ・塩と味を分けて供されるフワフワの「つくね」。「やげん軟骨」に梅肉を乗せたもの。パリッと焼かれた「手羽先」も安定の美味しさ。「みさき」と呼ばれる骨のついたぼんじり部分。「トロ皮」と呼ばれる腰の部分の甘味の強い厚めの皮部分。鶏にもあるのかと驚く「ハラミ」。箸休めにサラダも登場。近隣の焼き鳥店に比べると倍以上の価格だけどこだわりの食材を丁寧に昇華させているので上質感はかなり高い。女性客率も多くシチュエーション的にはデートにぴったりな感じ。
私はいただかなかったが〆には内臓卵を使用した玉子かけ御飯。いわゆる玉ひも部分。デザートもいただくとお腹いっぱい。食事中も予約の電話が鳴りっぱなしの超人気店。予約はお店に聞いて下さいね・・・
店を出て天満周辺をはしご酒。地元の友人も合流してメキシカンでテキーラを飲みまくる。