堂島川沿いにある表記の店をラン友と訪問。平日はほぼ満席で入店不可能の繁盛店。2階のテラス席が4月に改装されて12人まで座れるようになっている。堂島川が一望できるベストシーズンのこの時期に必ず一度はいく大好きなお店。ライトアップされた日本銀行ははっとするほど美しい。
火場焼(ひばやき)は海女さん小屋の中の囲炉裏で魚介類を焼くものの事で三重県の浜島直送の新鮮な食材をシンプルに提供いただける希少なお店。ずっと昔に北浜にあった頃から訪問していた記憶があって女将さんとその頃の懐かしい話をよくする。
まずビールで乾杯する。サントリー本社にほど近い立地のせいなのかブランドはプレミアムモルツ600円。常通り料理は一番安い「浜島コース」4,000円を注文してそこに好きなものを追加する。
突き出しはもずく、タコ酢、バイ貝の三種。特にどうって事はない・・・
お造りは柔らかい蛸、縞鯵、真鯛、剣先烏賊、雲丹、平目とそのエンガワ。エンガワが巨大で甘くてコリコリでかなり美味しかった。いつもながら質量ともに秀逸。
いつものお酒は三重県の白酒という微発泡のさっぱりした夏向きのもの。純米にごり酒でグラスに注ぐと見た目はカルピスソーダの様な感じ。少し甘くて初恋の味。少し柑橘の香りもする。
追加で伊勢エビを所望する。普段はカットせずに焼いてもらうんだけどこの日はハーフカットバージョンで頂く。土曜日だったので大きなものはなかったが上質なものなのは見たらわかる。焼いてくれるスタッフの方も実に丁寧。よく教育されていることがよくわかる。いろいろな話をしながらもがきながら焼かれる姿と香ばしい焼ける匂いをアテにお酒を頂く。
ミディアムに焼いていただいてスダチを絞って一気に頂く。これが浜焼きの醍醐味。お腹の身まで残さずしがんで頂く。
そのあとに出てきたセットはあっぱっぱ(緋扇貝)大あさり、はまぐり、鯵の干物、焼き野菜など。すべて店の人が丁寧に焼いてくれるのがうれしい。焼き加減で味が大きく変わってしまうのでプロに任せるのが一番。普通のものばかりだけど目の前の卓上コンロで炭焼きにするシズル感ときれいな景色で最高の御馳走となる。
大あさりはウチムラサキでで価格の割りに味が良くて汁が沢山出る。身から出るスープが一番の御馳走。サザエは小振りで柔らかい。魚介専用白ワイン「ビオンタアルバリーニョ」というものがあったが次回のお楽しみにして三重県の地酒を数種類頂く。
焼けたハマグリの身を頬張りながら日本酒を流し込めば至福の喜びを感じる。
鯵の開きは普通なり。これはハイボールで頂く。
蛸壺に入った蛸をミニカンテキで焼く趣向。醤油にさっと絡めていただくと野趣たっぷりでお酒が進みまくる。盛りつけもなかなか楽しい。
お酒も料理も美味しくていつも食べ過ぎてしまう。帰りは女将さんが世間話をしながらお見送り。ごちそうさまでした。。。
大阪市北区堂島浜1丁目1−8
06-6343-0001大阪市北区堂島浜1-1-8
06-6343-0001
月〜金 17:00〜22:30 土 17:00〜21:00