2週間前に友人と行った三宮の表記の店を訪問。2月にオープンしたばかりなのに口コミでいつも満席が続く。有名ブロガーが毎日訪問でさらに予約がとりにくくなっていると聞く。この日はコースではなく好きなものをアラカルトで所望。
店のウリはなんといっても明石の昼網であがる新鮮な魚とそれを氷水につけて寝かせた熟成魚の食べ比べ。いつものようにコストパフォーマンス高すぎる盛り合わせのお造りが最登場。このお造りはほぼ原価の儲けなしの商品らしい。お店は赤字のマスト注文アイテム。その他のものも内容からみればビックリするくらい安い値段。すべての商品が北新地の半額以下。。
盛り合わせ登場。12日熟成させた「グレ」は磯魚だけど全くクセはない。7日熟成の「えびす鯛」は真っ赤っかの深海魚。多分長崎とかでよく獲れたと思う。切り身を見ると1kg以上の大きなものであろう。脂がのった身は旨味もたっぷりでポン酢と相性がぴったり。その他の石鯛や鯖、縞鯵、ホタルイカ、鯵なども合わせて盛りつけられて思わず白い御飯が欲しくなる。
大貝の焼き物はスープもたっぷりで食べ応え満点。
ホタテのバター焼きも普通に美味しい。加熱すると甘味が増して燗酒にぴったり。貝好きの僕は大喜び。。
水槽に泳ぐ明石の蛸の足をちょん切って唐揚げで食す。レアな火入れが絶妙。若き料理長の嶋西浩志氏は漁師の息子だけあって関西の魚の事は知り尽くしている。ちょん切られて足が少なくなった蛸は痛みをこらえて再び水槽で泳ぐ。。
魚だけではなくて但馬の親鳥などもあって食べ飽きない。客の事をよくわかってるなという感じ。じっくりと火入れをした鶏は滋味深くハイボールと一緒に頂くと中毒になりそう。。
料理長がサービスで揚げ物を出してくれる。えびす鯛のうろことのこと。かなり固くて包丁が難しいのは私もプロだから知っている。こういうものを出すところはさすが漁師の息子である。幻の魚を幻の料理法で出すところが凄い。パリパリしてとっても美味しい。。身の部分には脂も感じられてかなりいい。
前回も頂いたサワラの煮付けを頂くとお腹もいっぱい。食べたいものがまだまだたくさんあるので次回の予約をして帰阪する。地下鉄三宮駅から徒歩10秒の便利立地。。予約してくださいね・・
神戸市中央区中山手通1-4-2 Uライン三宮ビル 2F
050-5571-5228
鯛之鯛 (居酒屋 / 三宮駅(神戸市営)、神戸三宮駅(阪急)、三ノ宮駅(JR))
夜総合点★★★★☆ 4.0