長居でランニングのあと友人と3人で表記の店を訪問。まずはビールを駆けつけ2杯。もやしのナムルと一緒に頂くといい暑気払いになる。
こちらのお店は月に2回くらい訪問するけどその度に大満足。まずは厚切りタンと上ミノを塩焼きで注文。
すべての商品がこだわりの黒毛和牛を丁寧に包丁して出してくれるのが特徴。看板には焼肉道場と書かれている。価格はとてもリーズナブルでちょっと贅沢な普段使いって感じ。家族でされているのでコストパフォーマンスでは界隈では一番。
ミノも新鮮だしタンも脂がのっててとても美味しい。食べやすいように包丁目がしっかり入っている。
鉄板の上でオリーブオイルにニンニクを入れて作るガーリックオイルをたっぷり漬けると肉の味が更に引き立つ。レモン果汁で食すと酸っぱくて肉の味がわからなくなるのでまさに目からうろこの食し方。一度この食べ方(オリーブオイル)で頂くと最近はこの店ではレモンをつけて食べる気がしない。主人が栽培した唐辛子を入れてもらうとパンチが効いてなおよし。
赤身肉を所望。腕の部分だけど丁寧に包丁しているので堅さは全く気にならない。肉の味をしっかりと噛み締めながら赤ワインを楽しむ。ニンニクオイルと赤身肉、赤ワインのマリアージュはかなりいい。
個人的にはこの店の一押し「のどちんこ950円」はしっかりと包丁が入って焼くとチリチリと丸まって脂がにじみ出る。肉の味もしっかりして深い滋味を感じる。この部位は食べないと味の表現がかなり難しい。しっかり焼くのが大好きな部位。。
ここで脂ののりまくったテッチャンとビジュアルが美しすぎるセンマイ登場。センマイはとても繊細な感じでさっと炙ってガーリックオイルで頂くとえもしれぬ内臓肉でしか味わえない独特の旨味が口の中で爆発する。オイルの中でやわやわになったニンニクを取り出して鉄板で炙って頂くとホクホクした栗のような感じ。身体の中がぽかぽかして食欲がどんどんわいてくる。
突き出しのキャベツも軽く焼いてニンニクオイルで食す。ワインががドンドンすすむ君状態となる。
この日のサーロインは北海道産。見ただけでよだれが出そうなもの。この店で必食のサーロインロースの薄切り1300円はご主人が一枚一枚手切りをされる。厚切りステーキで食すときもある。
ニンニクがおもいっきり入った赤くて辛いタレをボールに入れて手切りした肉を揉み込んで店主が客席まできておもむろに熱した鉄板で焼く。ここからはすべて店主がやってくれる。
焼きムラのないようにかつ肉が一番おいしく頂ける火入れを的確にされる。タレのせいで焦げやすいのでかなり手早く焼かれて仕上げにレモン汁を思いっきり絞りまくる。匂いだけで白御飯が食せる感じ。
どの客も最近は〆にほぼこれを注文する。白い御飯と一緒に頂くのがお約束。こちらのお店を代表する売れ筋看板商品だけどほぼ儲けなしだと思う・・・
そのまま食してもよしワインとのマリアージュもよしマッコリとも最高の相性、肉を少し残してナムルと御飯を残して「ウチモトビビンバ」を作ってザブザブ食べる。
羽曳野市役所勤務のウチモト氏の名前を冠したこのビビンバは後味も良くて食べた感も満載で史上最高のビビンバである。肉の上に焼いたニンニクをトッピングすると完成度がさらに上がる。魔法のレストラン取材のときは「ウチモトビビンバの秘密」を特集でやってもらいたいものである。
満腹なんだけどまだまだ食べれそうな感に陥るウチモトビビンバは〆にぴったり。。個人的にはいつもこのあと冷麺を食する。
大阪市住吉区長居1-12-4
電話:06-6692-6171
営業時間:17:00~23:00
定休日:火・第1・3月曜日