シンガポールの晩ご飯はオレンジの切り妻屋根の建物と椰子の木に囲まれた大規模なホーカーズ。ホーカーズとはオープンエアーの屋台が密集している場所のことで外で食べるフードコートのような感じ。今やシンガポールのグルメ・観光地のひとつ。
このフードセンターは1971年にオープン。オーチャードロードに近いという立地のよさでホーカーズの代表のようなところとなっている。このフードセンターは88店もの屋台が入っている。足を踏み入れると客引きが集まってくる。日本人と見ただけでわかるらしく「オニイサン ヤスイヨ」「カニアルヨ」と声掛けされる。インド料理や中華料理など種類やテイストもいろいろ。今回の目的のロブスターやカニのある店を探して訪問。
店頭には巨大なブラックタイガーと生きたダンジネスクラブ、貝類が山積みになっていて注文ごとに小さな店の中で調理が始まる。メニューに日本語と料金をちゃんと表記してある店が多いのでそんなにビビる必要はない。
現地の人も多くチキンライスやサテー、ナシゴレン、カイランなど、シンガポールフードを家族で食べている人も多い。
シンガポーリアンは共働きが多く家で自炊しない人が多くホーカーセンターで食事を済ませるらしい。
その店にはない他の店の商品も頼めば一緒に持ってきてくれる。アルコールはすべて輸入なのでとても高い。タイガービールの瓶が700円くらい。グリルしたチキン(手羽先)がとってもおいしくてムシャムシャと食べまくってしまう。
食品衛生は店頭に政府認定のステッカーが貼ってある。定期的に政府がお店の衛生面をチェックしていて、レベルはA~Dの4ランクがある。ほとんどの店がAまたはBとなっている。
プロウン・ミーやサテ、キャロット・ケーキなどの庶民派メニューも人気。オープンエアな環境が食事をとっても美味しくさせる。
名物の巨大なブラックタイガーのグリル。。ライムを絞って特製のソースにつけて食す。卵を持っていてとっても美味しい。ちょっとしたロブスターのようなサイズ。味噌も美味しくてムシャムシャ頂いてしまう。
メインのチリクラブは身がぎっしり。甘辛いチリソースには卵が入っていて思いのほかまろやかなテイスト。食材はスリランカから輸入と言っていた。蟹のジューシーで淡白な甘みがそれと溶け合い、蟹本来の甘みとソースがいいハーモニーをもたらす。白い御飯を頂いてソースをかけて食す。
シンガポールでチリクラブで有名なJumboかNo Signboardもいいけど青空のもとで食すのも旅の醍醐味。値段もそれなりだけどとっても美味しかった。ごちそうさま。