2017年07月

丿貫 (ヘチカン)

布施に仕事で寄ったついでに表記の店を訪問。商店街の外れにある煮干しラーメンで界隈では有名なお店。店内はカウンター席6席、4人掛けテーブル席2卓。ランチタイム終わり掛けだったので客は私一人だけ。この日のメニューは看板商品の「純煮干しそば780円」「煮干し清湯そば780円」鯛の中骨とアラを炊き上げて取ったスープを使用した「鮮魚白湯そば850円」「煮干しあえそば680円」の4種のみ。

この他にもノコギリガザミを使用した「マッドクラブそば」や「いかそば」「えびそば」も定期的に提供していると聞き及ぶ。この日は店主お薦めの純煮干しそばを所望する。動物性タンパク質を使わないラーメンを探求しているとの事。煮干しにこだわりがあり日替わりで煮干しを組み合わせていると言っていた。この日は秋刀魚とこのしろとのこと。

5分くらいで着丼する。滅多に見ない食欲をそそらない灰色スープにレアチャーシュが特徴的。トッピングはみじん切りのタマネギと貝割れ大根。

スープを頂くと独特のコクと苦味。豚骨のようなギトギトした脂は感じない。店主は秋刀魚を入れると苦味と脂がよく出ると言っておられた。魚粉を使うラーメンはたまに頂くがここまで煮干しが前面に出たものは珍しい。

細めの麺は低加水のぱつぱつ切れるしっかりしたタイプ。こういった強いスープにはよくあう。塩分控えめで化学は不使用だと思う。

レアチャーシュは大判でボリュームたっぷり。味付けは薄めでローストビーフみたいな食感。タマネギと貝割れ大根が口をさっぱりさせる。このラーメンはスープが特徴的なので好き嫌いはありそうだけど個人的には嫌いではない。

私の注文を作り終わったあと若い店主は2人分の賄いラーメンを作られる。極細麺を粉落とし状態で湯がいて新作ラーメンを研究。麺の状態が思っていたよりも良くなかったらしくすべてを廃棄されていた。ラーメンに対するこだわりと探究心はかなり強いようである。賄いは毎日ラーメン食べてるって言ってました。私に関西の美味しいラーメン屋を教えてくれとずっと言っておられた・・・・敬服いたしました。。

東大阪市足代南1-3-12
営業時間:11:30~14:30 / 18:30~23:00
火曜日定休


カテゴリー 東大阪市, 麺料理 |

チャンポン一平

堺の某所まで父親の墓参の帰りに近くにある表記の店を訪問。母親と行くときは美々卯で1人のときはこちらのお店と決めている。普段はラーメンって食べないんだけど野菜摂取も出来るこの店は例外。

阪堺電軌「御陵前」駅から東に徒歩7分くらい。店の横に駐車場があるのでとても便利。カウンタ−11席の店はシニアのご夫婦で営まれる。店に入ると「今日は暑いでしょ」と言いながら奥さんが冷たいおしぼりを2本出してくれる。ちょっとした事が嬉しい・・・お店は古いけどビックリするくらい掃除が行き届いている。厨房は整理整頓が行き届きすべてのものがピカピカでずんどうは光り輝いている。。

メニューはシンプルで以下のとおり(すべて税込価格)
チャンポン¥830円
チャンポン(大盛)¥930円←麺大盛
チャンポン(野菜大)¥930円←野菜1.5倍
チャンポン焼豚¥1130円
ライス¥170円
ビール(中瓶)¥500円

毎日野菜不足の生活をしているので野菜多めのチャンポンを所望する。大きな丼に使用する野菜をセット。荒くカットされたキャベツの多さにビックリ。その野菜をおもむろに熱した鍋に投入。そのあと親の敵くらい胡椒を入れまくる・・・・その後ずんどうからスープを入れて袋に入った麺を投入して撹拌する。塩を足してから最後にウスターソースのようなものを少しだけ入れて出来上がり。

さらっとしたスープを一口頂くとまずは胡椒がダイレクトに主張してくる。白濁した豚骨ベースなのでクリーミーでコクもある。野菜が多い為に丼全体の総熱量が高くて湯気で前が見えなくなる。当然スープの温度は90℃以上である事は間違いない。麺は太めのぐにゅぐにゅした柔らか仕上げな感じ。汁を吸い込んでこれはこれで問題ない。しばらく食べすすむと頭皮から汗がにじんでくる。ウスターソースの香りと甘味と酸味がジャンクさを増大させる。

野菜の山は大量のキャベツ、人参、シャキシャキのもやし、かまぼこ、イカ、豚肉が入ってとてもヘルシー。最後まで胡椒と豚骨が効きまくるんだけど紅ショウガをトッピングすると味わいが柔らかになる気がした。何度もリピするという事は口に合うという事。。私の友人でも隠れファンがたくさんいる名店です。

堺市堺区御陵通1-19
080-7021-1455
[月~金]11:00~14:0017:30~21:00[土]11:00~14:00
日曜・祝日定休

チャンポン一平ちゃんぽん / 御陵前駅寺地町駅東湊駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 堺市, 麺料理 |

川勝 7月

住吉大社の北隣に位置する地元でヘービーユースする表記の創業64年の鰻店を訪問。

店は住吉大社の北側に沿った西行きの一方通行の道路上にあるのでかなりわかりにくい。住吉大社前の駐車場に車を停めて3分くらい東に歩くのがいいと思われる。客席はカウンター席が5席と4人掛けのテーブル席が2つ。年配の夫婦2人でされてる。お店が小さいので昼前に行くのがお薦め。

肝吸いのついたうな重の上が1200円、特が1600円、特上が2000円となっている。高騰の折でもここ数年間全く値上げしていない。相場感で言えばビジネス街のほぼ半額の価格。この日は一番廉価なうなたね丼800円を所望する。

現在のご主人とそのお父さんの調理師免許証が飾られる。お父さんの合格証書は昭和26年だからちょうど66年前となる。現在の2代目も昔は若かったんだけど最近ご挨拶するとすっかりシニアになられていてビックリ。お店はカウンタ−5席と4人掛けテーブルが2つのみ。

小さくカットされた鰻を玉子でとじたものだけど思いのほか美味しい。鰻はふわふわで半熟玉子との相性は抜群。親子丼の鰻版だけど甘めの出汁の加減がとてもいい。別注文の肝吸い200円も一緒に頂き、英気を蓄えて店を出る。店のすぐ隣にも3台のみ停める事が出来るコインパーキングあり。空いていればラッキーで私はいつも運試しをする。この日は空いておりました・・・😊

過去の川勝はこちら
大阪市住吉区住吉2-4-14
営業:11:00~19:00
定休日:土曜日


カテゴリー 住吉, 住吉大社, |