2017年01月

うまい麺には福来たる

西大橋駅近くにある表記のラーメン店を訪問。大阪の大手葬儀社公益社を経営する燦ホールディングスの新規事業。昨年の10月にオープンして西中島とあわせて現在2店舗でこれからどんどんチェーン展開をされる予定との事。

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場所はなにわ筋沿いの長堀通と中央大通の真ん中くらい。券売機で食券を買うシステム。大手企業の運営らしくお店はピカピカでスタッフも若くて清潔感のある対応。

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ラーメン店には珍しくテーブルにはお盆が敷かれる。お茶はジャスミン茶で女性には嬉しい設え。

メニューは
・うまい醤油ラーメン 780円
・うまい鯛塩ラーメン 800円
・鯛そぼろ茶漬けセット 950円
・うまいつけ麺 800円〜1000円 200g〜400g
・うまいまぜ麺 790円 大盛り 890円

せっかくなので愛媛県宇和島のブランド養殖マダイ「鯛一郎くん」を使用した鯛塩ラーメンを所望する。

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着丼したラーメンはチャーシューの代わりに鯛の塩焼き、岩のり、貝割れ、プチトマト、菊の花が入った和風テイスト溢れる品のいいビジュアル。スープはかなりあっさりしているけど油脂を足す事でパンチと旨味を感じる事が出来る。岩のりもたっぷり入ってスープに磯の風味のアクセントが加わり、お吸い物のような感じで面白い。鯛の骨で出汁を取っているのは一口いただけばよくわかる。ハマグリなども足せば更に味にしんみりした深みが出るかと思う。塩分も普通のラーメンに比べて低め。

中細のストレート麺は程よいコシを感じる。これが素麺だったらスープ(出汁)とよく絡んで抜群の相性だと思う。惜しむらくは油分を足して身が崩れないように揚げ焼きにされた上質な鯛の身がパサパサしていること。淡白な魚だから仕方がないかもしれないが低温調理かガストロパックで火入れすれば食感が異なるかも知れないな。

次回は醤油ラーメンいただきにいきます。

大阪市西区新町1-33-15
TEL:06-6538-0141
営業時間:11:00~15:00 / 18:00~22:00


カテゴリー 桜川/西長堀, 長堀橋, 麺料理 |

玉一 本店

正月は天神橋周辺に3店舗ある表記の韓国料理店の本店を訪問。年中無休なので正月や盆に重宝する。ずっと昔からある老舗繁盛店で90席がいつもほぼ満席。客のほとんどがサムギョプサルを注文することでも有名。
店に入ると「オソオセヨー」(イラッシャイマセ)と大きな声で挨拶される。板の間に座布団を敷いた韓国式の座敷で友人とアラカルトで注文する。

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最初にビールと一緒に鮑の刺身(2500円/2個) 小振りであるが普通に美味しい。塩を入れたごま油でいただいても美味しい。

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続いて名物の海鮮チヂミ。他の店のものと比べて具沢山で部厚くてパリパリした食感が特徴。仕上げにチーズをかけたチーズチヂミも好み。

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名物のサムギョプサルは韓国人のアルバイトのお兄さんが焼いてくれる。至れり尽くせりのサービスにいつも感動する。胡麻の葉とチシャで肉を巻いてニンニクと味噌を付けてぱくぱくいただく。思いっきりニンニクをいただいたので翌日に多方面からクレームあり。

シュワシュワの生マッコリにビールを混ぜて飲みまくる。肉を食べてマッコリ飲んでホントいい正月である。

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この日の〆は「参鶏湯」。昔は予約しないと食べれなかったけど今は当日注文でもOK。鶏に詰めた餅米やナツメや朝鮮人参やいろんなものがトロトロに煮込まれた鶏肉と相まってなんとも言えない滋味深さを感じる。スープはあっさりでとても優しい家庭的な味加減。

焼肉は当然の事ながらどのサイドメニューもワンランク上の美味しさ。大勢で来てワイワイ食べて飲むのにぴったりのお店。正月でもメニュー、食材、サービス一切手抜きなし。頭が下がります。

大阪市北区池田町17-4
06-6353-8626
年中無休


カテゴリー 扇町/天満, 韓国料理 |

ぐーちょきぱー 12月

年末に訪問した記載忘れのお店。

東住吉区の杭全にあるここも超お気に入りのそばがき専門店。友人に誘われてランチタイムに訪問する。駅から徒歩15分、近くにコインパーキングもないかなり辺鄙な場所に位置する。ファザードもかなり判りにくい。

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店内は圧巻の内装。親しくされている有名な劇団の大道具の方に設計施工していただいたと聞き及ぶ。古材を使用したドーム形の天井など見どころ満点。

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カウンタ−から見える棚に並ぶ食器も和歌山県葛城の作家さんのもの。朱塗りの器などはすべて骨董で古いものだけどかなり美しい。店主の審美眼にはいつも敬服する。

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店主のふーちゃんは大正区にあった蕎麦切りのパイオニアとも言われる伝説の名店「凡愚」(現在は葛城に移転)で長らく修行されその店で出されていたそばがきを再現したくて此方の店を出されたと聞き及ぶ。そばがきの専門店はネットで調べると山形県に2店舗と大阪のこちらだけ。

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お決まりのお昼ご飯(1,200円)を所望する。最初に出てくる看板商品の酵素玄米が美味しすぎていくらでも食べれそうになる。お漬け物や佃煮もすべて自家製。じっくり煮込まれたスープも優しくて温かいお味。

メインのそばがきは福井産の丸亀産の蕎麦を目の前のミルで挽いたものを手つきの小鍋で練り上げる。引き立て練り立てなので不味いわけがない。ミルの挽く加減で5段階の荒さを楽しむことが出来る。この日は細挽きでお願いする。荒く挽けば粒が残って野趣溢れる食感になる。

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出来上がったものを葱醤油でいただく。挽きたて出来立てのそばがきは山芋のようにフワフワのトロトロでスプーンですくっていただく。かそけき甘さを感じながら喉を通ると透明感のある蕎麦の香りが鼻に抜ける。イメージしがちなモソモソ感や嫌なネッチョリ感は全くない。蕎麦粉なので当然の事ながらグルテンフリーである。

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そばがきは時間をおけば少しずつ固くなってくるので、それを朱塗りの椀に入った熱々の鴨汁に入れていただく趣向。修業先の凡愚仕込みの鴨汁は言葉を失うくらいの美味しさ。いい出汁が鴨の脂分と相まって、贅沢で上質な椀ものと昇華する。

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デセールは蕎麦湯で作ったかき氷に柑橘のコンフィチュールを乗せたもの。遠方からキラキラと光りまくる店主のふーちゃんとこちらのそばがきを目指して沢山のお客さんが来られる。一組ごとに心を入れてそばがきを作られる姿にいつも感動する。夜は揚げそばがきや茸鍋などもあって日本酒と一緒に最高のコラボレーションを楽しむ事が出来る。詳細は過去記事を参照ください。

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最後にココア味のメレンゲのお菓子をサービスで出していただきこの日も大満足。とても豊かで贅沢な時間を過ごす事が出来ました・・・

1月は18日から営業との事・・・「少し休みすぎですかね〜」という店主の弁でした。

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大阪市東住吉区杭全8-6-4
06-7710-1913
11:30~14:00 17:00~20:00
日曜・月曜・火曜休み
Pなし


カテゴリー 東部市場前, 蕎麦 |